アルバム感想『Dance & Scream』 / Fear, and Loathing in Las Vegas


『Dance & Scream』 / Fear, and Loathing in Las Vegas
2010.11.24
★★★★★★★★★★

01. Burn the Disco Floor with Your 2-step!!  ★★★★★★★★★☆
02. Hey Girl!! Why Not Party Like a Bitch!?  ★★★★★★★★☆☆
03. Stray in Chaos  ★★★★★★★★★☆
04. Love at First Sight  ★★★★★★★★★★
05. Take Me Out!!  ★★★★★★★★☆☆
06. interlude
07. My Dear Lady Will You Dance With Me Tonight?  ★★★★★★★★☆☆
08. Because You Are Here  ★★★★★★★★☆☆
09. Solitude X’mas  ★★★★★★★★★★
10. Beyond the End  ★★★★★★★★★☆
11. Twilight  ★★★★★★★★★★

 

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 21世紀のミュージックシーンを担うJ-ROCKの切り札とも言うべきチャラリーモバンド・Fear, and Loathing in Las Vegasの1stアルバム。なんかよくわからんけど、タワレコ限定販売の商品らしいっすね(現在も販売されてます)。

 

 1stミニアルバムと 2ndアルバムをヒツコくリピりまくった後で本作を聴きました。
この時点で、ダンスミュージックとメタル、エモが融合し、絶叫が乗っかった「チャラリーモ」というスタイルは既に確立されており、ミドル/バラード一切ナシで最初から最後まで休みなく爆走ナンバーをお届けするラインナップになってはいるものの、サウンドが幾分軽めというか今ほどの威力はないので、このアルバムを後回しにして聴くと物足りなさを感じてしまう人も多いかと思います。ブレイクダウンの挿入など場面転換の仕方が「力業」と称するには無理があるほど強引すぎる箇所もちょこちょこあったりするし。

 

 あと 配分としてはバンドサウンドとデジタルサウンドはほぼ同等か後者のほうがやや強めなものが大半なので、印象としては先述の2作よりもこっちのほうが断然チャラいです。

 

 アルバム冒頭を飾る『Burn the Disco Floor with Your 2-step!!』からいきなり今は亡きヴェルファーレの光景が目に浮かぶようなチャラさ満点のシンセがお出迎えしてきやがるし、続く『Hey Girl!! Why Not Party Like a Bitch!?』はチャラいシンセが「えらいこっちゃえらいこっちゃよいよいよいよい♪」と言わんばかりに躍動しまくっていて、風貌は まんまパリピ。

 

 『Love at First Sight』なんて 随所でメタリックな力こぶを見せ付けてはくるものの、風貌としてはレイヴミュージックの印象が強めだし、インスト『interlude』に関しては、EXIT TUNESのアルバムを聴いてるみたいな錯覚を起こしそうなほどデジタルまみれな仕上がりだったりしますからね。

 

 逆に、『Solitude X’mas』みたくハードコア色のほうが圧倒的に強い曲もあったりするんで、決してチャラチャラしてばっかりってわけでもないんすけどね。「クリスマスは恋人のもの?バカ言ってんじゃねーぞファッ◯ンジャップ!」と街中に蔓延るアベック達に中指を立てながらも、終盤では孤独に苛まれて悲痛なスクリームをギャーギャーぶちかましてきます。

 

 『Stray in Chaos』も、チャラいシンセをふんだんにまぶしながらも、楽曲を牽引しているのはハードコアまっしぐらなバンドアンサンブル。中盤、半ば無理苦理にブレイクダウンをぶち込み、「むぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーー!!!!!」と嗚咽することでスーパーサイヤ的な強さを猛烈にアピールしてます。ていうか、どんなにチャラい成分が強い曲でも、だいたい終盤のほうでハードコアモード全開で強制終了に持ってこうとするパターンが多いんで、彼らのぶっとい主軸となってんのはやっぱりハードコアやエモなんでしょうな。

 

  シンフォニックなシンセで幕を開け、ハードコア、スクリーモ、レイヴミュージックといった要素を惜しみなく振るった痛快チャラリーモ『Twilight』が本作ではダントツで好みな一曲です。スクリーモ枠からレイヴ枠への鮮やかすぎる場面転換がハイライトであります。

 

 現在よりもサウンドのアグレッションが弱いといっても、この時点でもうプロとしてやっていくには十分の演奏スキルや楽曲の構成力などがしっかり備わってるし、当時まだ平均年齢が19歳であったことを考えればやっぱり驚かざるを得ない。まあそういう情報を抜きにしても、純粋に楽しんで聴ける楽曲ばかりですよ。それに、この手の楽曲に全く慣れてない人からすると、これでも十分カオスに聴こえると思います笑。

 

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