アルバム感想『PHASE 2』 / Fear, and Loathing in Las Vegas


『PHASE 2』 / Fear, and Loathing in Las Vegas
2014.8.6
★★★★★★★★★★

01. Are You Ready to Blast Off?
02. Rave-up Tonight ★★★★★★★★★★
03. Swing It!! ★★★★★★★★☆☆
04. Thunderclap ★★★★★★★★☆☆
05. Interlude
06. Virtue and Vice ★★★★★★★★★★
07. Nail the Shit Down ★★★★★★★★★☆
08. Rain Inside Your Eyes ★★★★★★★☆☆☆
09. Counterattack by the Sesame Sized Bodies ★★★★★★★★★☆
10. Flutter of Cherry Blossom ★★★★★★★★★★
11. Stay as Who You Are ★★★★★★★★★☆

 

スポンサーリンク



 

 2010年代のJ-ROCKシーンを担うチャラリーモバンド・Fear, and Loathing in Las Vegasの約2年ぶりとなる3rdフルアルバム。

 

 まず 演奏面でいうと、ベーシストが変わったこともあってか、これまでさほど目立ってはいなかったベースの見せ場が増え、『Rave-up Tonight』のダンサブル感に大きく貢献したりと、ピンポイントでフィーチャーされなくとも随所で存在感を発揮するようになりました。

 

 楽曲に関して言えば、今まで通り チャラチャラしたシンセサウンドや ずっしりヘヴィなブレイクダウンを押さえつつ、より多彩なボイスワークスタイルを取り入れたり、より複雑な曲展開を繰り広げたり、展開を追うごとにヒートアップを重ねていったりと、前作以上に攻めモードに入ってます。

 

 その中でも特に強力なのが『Rave-up Tonight』『Virtue and Vice』。メタル要素もダンスミュージック要素もより一層濃くなっている上に、それら2つが見事にハイブリッドしてしまっているんですよね。軸になってる音は思っきしメタルで攻撃力抜群、それでいて遠慮なしに絶叫しまくってるのに、ダンスフロアで鳴らしても全く違和感がないというか。すこぶる気に入ってる2曲であります。

 

 

 『Flutter of Cherry Blossom』は ややダンスミュージック要素が強めですが、こちらも見事にハイブリッドしてるし、お約束のブレイクダウンもばっちり完備してます。浮遊感を含んだ色鮮やかなシンセと情緒的な歌メロがかなりツボで、これも凄く気に入ってます。

 

 『Jump Around』をよりゴリゴリに強化したかのような 開放的チャラ男ポップナンバー『Swing It!!』、アグレッシブさが徐々にエスカレートしていく ねずみ花火的スクリーモナンバー『Thunderclap』、今までのラスベガスではあり得なかった 生活感が垣間見える リラックスモードのインストナンバー『Interlude』、ラップをフィーチャーしたボイスワークとハチャメチャな曲展開でひたすら攻める 鈍重カオティックなミクスチャーロック『Nail the Shit Down』、程ほどにラウド要素を取り込んだ アコギ下地の陰鬱ロッカバラード『Rain Inside Your Eyes』、かつてないほどにぶっ飛んだ曲展開、ネジが外れまくったMinamiの絶叫、様子がおかしいシンガロングと、笑っちゃうくらいにトチ狂った要素が詰まった ドラッグまみれのチャラリーモナンバー『Counterattack by the Sesame Sized Bodies』、7分オーバーという長尺ながら メリハリを弁えたスムーズな流れと エレクトロアレンジを交えての飛翔感溢れるドラマティックな展開で最後まで耳を惹き付けて離さない『Stay as Who You Are』といったその他の楽曲も軒並み出来栄え良好。

 

 情報量が多めながらも トータル約40分ちょいということで 意外とリピート耐性が高めです。前作に引けをとらないほど嗜み甲斐のある一枚ですな。

 

スポンサーリンク




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です