アルバム感想『Virgin-A』 / Gacharic Spin

Virgin-A
『Virgin-A』 / Gacharic Spin
2011.5.25
★★★★★★★★★☆

1. JUICY BEATS ★★★★★★★★★★
2. LosT AngeL ★★★★★★★★☆☆
3. どうする事もできない愛の行方 ★★★★★★★★☆☆
4. イヤリング ★★★★★★★☆☆☆
5. Ben-Jan-Dan ★★★★★★★★★★
6. ALIVE~がんばれ!日本~ ★★★★★★★★★☆
7. Across the now!!(Live ver.) ★★★★★★★★☆☆

 

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 全て初CD化ナンバーで固めたガチャピン初のアルバム作品。

 全7曲入りとだいぶコンパクトにまとまっていますが、Gacharic Spinというバンドの実力や特性などをザっとではあるけど押さえてあるので、私的にも好きなアルバムだし、ガチャピンの作品を最初に聴く作品としては打ってつけの一枚かもしれません。

 

 冒頭の『JUICY BEATS』はパラパラとロックを取り合わせたチャラいダンスロックナンバー。バンドアンサンブルとデジタルサウンドの融合は以前シングルでも着手していましたが、こっちはダンスミュージックというカテゴリーに思っきし足を踏み入れちゃってます。「MAX meets SCANDAL」とか「名探偵コナン meets けいおん!」とか、なんかそんな感じのイメージ。っていうか、もっと早く言えばラスベガス(Fear, and Loathing in Las Vegas)の『Shake Your Body』みたいなもんですね。チャラいシンセがだいぶ前に出てますけども、バンドサウンドがしっかりボトムを支え、ダンサブルなノリと骨のあるパワフルさを打ち出しているのが楽しくもあり頼もしくもありますな。

 

 

 続いて、ゴリゴリのギターがリードする疾走ミクスチャーロック『LosT AngeL』、爽快切ないメロウな疾走アップナンバー『どうする事もできない愛の行方』は、ポップさとバンドグルーヴの双方に配慮が行き届いた佳曲。

 

 

 『イヤリング』は、ピアノとオーケストレーションをフィーチャーしたセツナ系バラードで、バンドサウンドはかなり控えめ。っていうか出番めっちゃ少なっ。これを超絶技巧集団であるガチャピンがわざわざ演る意義ってなんぞ?って感じですけど、Armmyの歌唱が思いのほか楽曲にフィットしているのと、間奏で珍しくアルペジオでギターソロを披露していたりして、これもおいそれと捨て置けない一曲なのですよね。

 

 ほんで『Ben-Jan-Dan』は、演奏陣がここぞとばかりに本領を発揮したインストナンバー。これだけ白熱した演奏バトルを繰り広げているのに学園祭みたいなノリではっちゃけてるのがガチャピンらしいなと。潰し合いも譲り合いもしない、全員が主役スタイル。運動会のかけっこで全員一斉に手をつないで走ったりとかしないけど、結果的に全員同時にゴールしちゃって皆が一等賞になっちゃった的な。インストではありますが、私的にはこれが本作随一のハイライト。

 

 『ALIVE~がんばれ!日本~』は、タイトルから想像できる通り、東日本大震災を受けて制作された楽曲のはず。それゆえに、作風としては前向きポップロックになるのですが、前曲のインストナンバーに続き、超絶技巧集団たる矜持を見せつけんとばかりにここでも演奏陣がスロットルをフルにしています。すこぶる爽快で超どポップなメロディを、一丸となった演奏陣のプレーと酸欠不可避のハイトーンボーカルが後押しして、より一層の勢いと開放感を演出。スゲーな、歌モノナンバーまで全員主役かい。全パートが漏れなく聴きどころ。演者の力によって見事ポジティブフレーズに命が宿った佳曲であります。

 

 ラストの『Across the now!!』はポップなメロディとサイバーなアレンジを携えた疾走メタルナンバー。何故かライブテイクが採用されてますが、ライブこそが私達の真価を発揮するトコだと言わんばかりの圧巻の演奏と Armmyのセクシーマイクパフォーマンス(?)で観客を煽ってきます。ガチャピンの音楽活動におけるスタンスやライブの楽しさを端的にアピるために敢えてこのテイクをチョイスしたのかもしれませんね。

 

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