アルバム感想『WINNER』 / Gacharic Spin


『WINNER』 / Gacharic Spin
2014.4.9
★★★★★★★★★☆

01. WINNER ★★★★★★★★★★
02. ダンガンビート ★★★★★★★★★☆
03. 連星 ★★★★★★★★☆☆
04. もし世界を敵にまわしても ★★★★★★★☆☆☆
05. 週末ファンタジー ★★★★★★★★★☆
06. 運命さえも変える言葉-Album Ver- ★★★★★★★★★☆
07. 脳内エラー ★★★★★★★★☆☆
08. オトナ少女 ★★★★★★★★★☆
09. 宝物 ★★★★★★★☆☆☆
10. More Power-2014- ★★★★★★★★★☆

 

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 約1年ぶりにリリースされた2ndフルアルバムです。

 ガチャダンサーズとして2人のティーンエイジガールが加入したことで より一層アイドルバンドっぽさがアップしましたが、サウンド面では相変わらず技巧的なプレーをガンガン繰り出してるし、むしろ前作以上に勢いとアグレッシブさを増していたので、これは いい意味で予想を裏切った展開ですね。

 

 シンセが主導権を握ってバンド感がデジタルサウンドに飲まれていた前作とは違い、どの曲も『ヌーディリズム』(2012年発売のシングル)の時のように、各楽器パートが強く主張し合いながらも、潰し合うことなく切磋琢磨するような感じで上手いことまとまっています。彩り豊かなアレンジを施しながらも、快活で骨のあるバンドサウンドもしっかり活きていると。

 

 あとは、デジタルサウンドのエレクトロ要素が大きく強化されたことも着目ポイントかな。エレクトロ特有の弾力と立体性を有したグルーヴがプラスされていて、これが楽曲の中でしっかり有用してます。

 

 前作から大きく変わったことと言ったら本当にその2つだけですね。メロディセンスは元から良かったし、今作でもそれは健在なんですけど、演奏とアレンジの巧みな掛け合わせで耳を惹きつけるタイプのバンドなので、そのちょっとした変化があるだけで印象が大きく変わりました。もちろん、いい方向に。

 

 抜群の疾走感とアグレッション、そして熱い歌メロを兼備した『WINNER』『ダンガンビート』からもうテンション最高潮。どちらも必ず演奏陣の見せ場を設けているのも良いし、前者に関しては、間奏明けのサビでメンバー全員で人力スクラッチ(「ムゲンダムゲンダムゲンダ」のくだり)をかますという ちょっとした技を披露してるのもポイント高し。

 

 まるで星を破壊するかのようなメタリックなプレーがあまりに凄まじすぎる スペーシーなロッカバラード『連星』、メリハリある展開で魅せるヒロイックなロックナンバー『もし世界を敵にまわしても』、80’sアイドルポップス風味たっぷりのラブリーな疾走ポップロックに仕上がった TOMO-ZOボーカル曲『週末ファンタジー』、遊び要素を交えつつも やけにドラマティックに仕立てたアレンジと、本作きってのアグレッシブな演奏に圧倒される 疾走メタルナンバー『運命さえも変える言葉』、「エラー」をイメージさせるノイジーなサウンドを絡めた おセンチミドル『脳内エラー』、エレクトロポップに振り切った煌びやかなアップナンバー『オトナ少女』、ガチャピンにしては演奏もアレンジも比較的シンプルなバラード『宝物』と、今回は本当に力作揃い。

 

 ラストに収録された『More Power』のリメイクも案外良かった。音がシャープだった原曲と違い、シンセで厚みを持たせ、リズム隊の音が太くなり、さらにはボーカルがより熱くなりガムシャラに振舞っているのが新たな味となった 良きリメイク。

 

 敢えて物足りない点を挙げるならば、初期の頃に比べてベースが前に出なくなったことですね。KOGAちゃんのベースはガチャピンらしさを決定付けるドデカイ要素だってのに、一体どうしちゃったんでしょ?メンバーや一部のファンから「チョッパーばっかもうええてー!!」とか言われたんか?

 

 まあその点を踏まえても このアルバムはかなりの力作ではなかろうかと。変化を続けながらも、元来持っていた自身の強みを取り戻したことで、こちらもその変化をポジティブに受け入れられました。良作であります。

 

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