アルバム感想『JUSTICE』 / GLAY


『JUSTICE』 / GLAY
2013.1.23
★★★★★★★★★☆

01. WHO KILLED MY DIVA ★★★★★★★★★☆
02. ROUTE 5 BAYSHORE LINE(album ver.)★★★★★★★★★☆
03. PARADISE LOST ★★★★★★★★★☆
04. LOVE IMPOSSIBLE ★★★★★★★★★☆
05. 真昼の月の静けさに ★★★★★★★★★☆
06. gestalt ★★★★★★★★★☆
07. JUSTICE [FROM] GUILTY(album ver.)★★★★★★★★★☆
08. 傷だらけの太陽 ★★★★★★★★★☆
09. 運命論 ★★★★★★★★★☆
10. SMILE ★★★★★★★☆☆☆

 

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 2枚同時リリースされたオリアルのうちの一枚で、こちらは「革命!!GLAY初のセルフプロデュース作品」と謳われたアルバム。厳密に言うと『灰とダイヤモンド』以来のセルフプロデュースなんですけどね。インディーズ時代のはノーカンってことで。

 

 まあぶっちゃけた話、「革命!!」なんて大仰な謳い文句を掲げるほどセンセーショナルなことをやらかしてるわけじゃないですけど、これまでのアルバムとは明らかに違う、生々しいグルーヴ感を堪能できる一枚です。プレイヤーのテンションがまんま密封されてる感じがするというか、「あ~みんな本当楽しそうに演奏してんな~」ってのがダイレクトに伝わってくる音なんですよね。GLAY単独によるアレンジ(弦編曲は永井誠一郎氏が担当)と小西康司氏によるエンジニアリングの効果絶大って感じで。

 

 元はGLAY&佐久間正英アレンジだった『ROUTE 5 BAYSHORE LINE』(『運命論』カップリングに収録)は、長居スタジアムのライブ後にGLAY単独アレンジ+小西エンジニアリングで再録されたそうですけど、印象が全然違いますね。キラキラシンセの排除とか、全員のさらなるテンションアップとか、前曲から間を空けない曲配置とか、ライブの影響をモロに受けたような音作り・演出がプラスに働いてる気がする。凄くいい変化です。若干テンポアップした効果なのか、収録時間が約10秒短くなってます。

 

 TERUが作詞曲を手掛けたアーシーな歌謡ロック『傷だらけの太陽』も、このアルバムならではのサウンドアプローチが功を奏した一曲で、各楽器の荒々しい音触りや2本のギターをフィーチャーした間奏がかこいい。スリリングで重厚なムードを醸し出すリフ×打ち込みリズム×ストリングスがカッコいい HISASHIインスト『gestalt』も いち楽曲としてもアルバムの流れ的にもいい感じ。

 

 あと、メロディが蔑ろにされてないのもいいです。メロディの訴求力に関しては、個人的に『GUILTY』とさほど大差はないと思います。「ウール地のPコート」が「ウールーチンのPコート」に聴こえる『JUSTICE [FROM] GUILTY』のCメロはHISASHIにしちゃ えらくエモーショナルに爆発してんなって感じだし、GLAYの新たなる名バラード『真昼の月の静けさに』なんて、全日本国民が愛してやまないTAKUROメロディまんまですからね。

 

 ラストの『SMILE』は、歌詞はさておき 楽曲自体は如何にもなキャンプファイアーソングって感じで割りと良さげなんですが、下地になっているあのコーラスは単にキャンプファイアー感を演出してるだけなのかギャグのつもりでやってんのかイマイチわからん。

 

 もう一方のアルバム『GUILTY』と違って、飛びぬけて好みの曲っていうのはないんですけど、曲毎の平均的な満足度で言えば近年の作品だとコレが特に高め。一曲一曲を掻い摘んで聴くのも悪くないけど、コレは通しで聴いたほうが絶対良い。特に序盤4曲(『WHO KILLED MY DIVA』『ROUTE 5 BAYSHORE LINE』『PARADISE LOST』『LOVE IMPOSSIBLE』)は活き活きとしたバンド感が存分に味わえて、なかなか気持ちが良いです。

 

 DVDには、HISASHI&茂木淳一氏によるMUSIC ON! TVのレギュラー番組「RX-72」のスペシャルプログラムをアルバム特典用として撮影された「RX-72 -JUSTICE EDITION-」と、2012年12月10日に開催されたZepp DiverCity公演の映像が4曲分収録されてます。大雑把に言えば、ニューアルバムをあらゆる角度から徹底解剖してみた、てな感じの内容ですね。『GUILTY』から観ても『JUSTICE』から観ても特に問題はないですけど、HISASHIと茂木淳一氏のリアクションからして『GUILTY』のほうから録ったような感じがするので、私的には『GUILTY』から手をつけたほうがいいんじゃないかなと思います。品番でいうと『GUILTY』よりも本作のほうが先になるんですけどね。

 

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