アルバム感想『MUSIC LIFE (2CD 豪華盤)』/ GLAY

MUSIC LIFE (2CD豪華盤)
『MUSIC LIFE (2CD 豪華盤)』/ GLAY
2014.11.5
★★★★★★★★☆☆

[DISC-1] ★★★★★★★★☆☆

01. BLEEZE (Album Ver.) ★★★★★★★★☆☆
02. 百花繚乱 ★★★★★★★★☆☆
03. Only Yesterday ★★★★★★★☆☆☆
04. 疾走れ!ミライ ★★★★★★★★☆☆
05. 祭りのあと ★★★★★★★★☆☆
06. 浮気なKISS ME GIRL ★★★★★★★☆☆☆
07. 妄想コレクター ★★★★★★★★☆☆
08. Hospital pm9 ★★★★★★★★★☆
09. DARK RIVER ★★★★★★★★☆☆
10. TILL KINGDOM COME ★★★★★★★★★☆
11. MUSIC LIFE ★★★★★★★★☆☆

[DISC-2:BALLAD BEST☆MELODIES] ★★★★★★★★☆☆

01. つづれ織り ~so far and yet so close~ ★★★★★★★☆☆☆
02. BELOVED ★★★★★★★★★★
03. Eternally ★★★★★★★☆☆☆
04. pure soul ★★★★★★★★★★
05. HOWEVER ★★★★★★★★★★
06. 都忘れ ★★★★★★★★★★
07. Satellite of love ★★★★★★★★☆☆
08. 春を愛する人 ★★★★★★★★★★
09. ずっと2人で… ★★★★★★★☆☆☆
10. カーテンコール ★★★★★★★★★★
11. Together ★★★★★★★★★★
12. LET ME BE ★★★★★★★★☆☆
13. SORRY LOVE ★★★★★★★★★★
14. さくらびと ★★★★★★★★☆☆

 

スポンサーリンク



 

 デビュー20周年を迎えたGLAYの最新オリジナルアルバム。わたしが購入したのは、ファン投票で選ばれた上位13曲+新曲1曲を収録した『BALLAD BEST☆MELODIES』が付いた2枚組豪華盤。

 

 まずはオリアルについて。今回は亀田誠治師匠がプロデュースを務めています。
なんかGLAYっぽいアルバムだなって思いました。「GLAYっぽい」って言うのは、GLAY王道というのはちょっと違うのだけど、GLAYメンバーの人柄や純粋に音楽を楽しんでる様がこれまでよりもダイレクトに表れてる感じがする、という意味で。

 

 ”MUSIC LIFE”の”LIFE”は「人生」というより「生活」と訳したほうがなんとなく嵌りが良さげ。シングルになった『DARK RIVER』を除けば「人生」というワードからイメージされるほどスケールのデカイ曲は一つもないし。かと言って、日常生活に寄り添ってるとまでも行かないんですけど、全体的に肩の力を抜いて製作に臨んだという感じがするので。2014年のGLAYは「ありのまま」がテーマだったんでしょうか。

 

 まあ早い話、『口唇』『いつか』『VERB』みたく 如何にもGLAYな疾走ロックとか、『HOWEVER』『pure soul』『夏音』みたく 如何にもGLAYなバラードとか、そういう大雑把に「如何にもGLAY」と言えちゃう曲がほとんどないんです。
 強いて言うなら、JIROが作曲を手掛けた 清々しくもちょっぴり感傷を孕んだ疾走ポップロック『MUSIC LIFE』が本作でいちばんGLAYのパブリックイメージに近いかな。あと、切なくて胸が痛くなるクリスマスバラード『Hospital pm9』もGLAYっぽいというか、TAKUROの良質メロディメイカーぶりが思っきし発揮されてんなって感じがしますね。

 

 

 伸び伸びと遊泳するベースが気持ち良い爽快アップナンバー『BLEEZE』、モータウンな『Only Yesterday』、5年くらい前からポツポツ出るようになったアーシーなミドルポップ『祭りのあと』、GLAYにとっては久々となるスカナンバー『浮気なKISS ME GIRL』など、真新しさやヒネクレぶりは感じないけど GLAYサウンドど真ん中という感じでもない、「いつもとちょっと違うGLAY」な楽曲が多め。でも、GLAYのメンバーってこんな感じの人たちだよな、っていうのはしっかり汲み取れるというか。

 

 そういや『疾走れ!ミライ』みたいに なんかアニソンっぽい(実際この曲にはアニメタイアップが付いてますけど)爽快感やポジティビティに溢れた曲って、これまでのGLAYのレパートリーにありそうで意外とないですよね。だからと言って、いち楽曲的にもGLAYナンバー的にも「新しい」という感じは全くないのがある意味凄いんですけども。なんじゃこの盤石ぶりは。

 

 

 あと、先行シングルになった『百花繚乱』。一時期カップリングで演ってたような 社会風刺まじりのはっちゃけロックな部類に入る楽曲なんですけど、これ超勿体ねえなあって思った。その当時の楽曲をリアルタイムで聴いてきた身としては、どうしても物足りなさを感じてしまうんですよね。アイデア自体は面白いのに、ぶっ飛んだ感じがあんまりなくて。『GOOD MORNING N.Y.C』『GIANT STRONG(以下略)』みたいな遊び心剥き出しな感じとか、『FRIEDCHICKEN&BEER』『VIVA VIVA VIVA』みたいな わけわからん感じとか、そういうのが欲しいんですよ。『FATSOUNDS』『ROCK ICON』のように TERUの滑舌の悪さが特に活かされてるわけでもないしな。この手のナンバーに関しては、これが今のGLAYの限界って感じなんでしょうかね。まあこれはこれで割と好きな曲ではあるんですけども。

 

 ライブ意識のダンサブルなロック『TILL KINGDOM COME』も はっちゃけロックな部類に入る楽曲ですね。GLAYサウンドど真ん中じゃないし、こういうノリの楽曲ってGLAYの中じゃ少なめなほうだと思うんですけど、不思議とGLAYっぽく聴こえる。なんでだろ。

 

 HISASHIが作詞曲を手掛けた『妄想コレクター』は、儚げな歌謡メロと90’s V-ROCKなサウンド、少年犯罪を題材にした歌詞と間奏にニュースキャスターのコメントを忍ばせるなど、各アプローチにおいて いちいち「らしさ」が表れたナンバー。サウンドにおける 彼ならではの刺々しさやアバンギャルドさは控えめなんですけど、これは結構好きな曲ですね。

 

 っていうか全体的に攻撃性や荒々しさが薄めです。優等生って表現も違うし、もちろん単なる真面目君でもないです。超ざっくり言うとポップなアルバム。『BELOVED』『HEAVY GAUGE』のような名盤という感じは全然ないし、↑で書いた通り『百花繚乱』みたく物足りなさを感じる箇所もありますけど、それでもやっぱりGLAYっていいよなあと心底から思えて 気軽に楽しんで聴ける一枚、ということで私的には結構気に入ってます。

 

 んでDISC-2は『BALLAD BEST☆MELODIES』とタイトリングされたバラードベスト。G-DIRECTでは、『BALLAD BEST☆MEMORIES』とタイトリングされたバラードベストが付いたバージョンが販売されていて、こちらはメンバーがセレクトした楽曲12曲+新曲1曲が収録されてるらしいっす。

 

 まず選曲について。やっぱり『Winter, again』『Way of Difference』は上位に来ませんでしたね。明確な理由があるわけじゃないけど、これはなんとなく分かる。で、意外だったのが、『つづれ織り』が1位だったことと、『Eternally』『LET ME BE』が上位にランクインしたことと、『Precious』がランクインしなかったこと(『BALLAD BEST☆MEMORIES』には収録されてます)。あと、『HAPPINESS』。ファン投票でランクインしないばかりか、メンバーにすら選んでもらえてないやん…。あんまし人気ないのかなこれ。

 

 で、全曲リマスタリングされてます、のはず。音質に関しては今現在わたしが持ってるやつでも十分満足というか特に不満はないんですけど、『pure soul』とか昔の楽曲を聴くと、ああ音がクリアになったなあって。『BELOVED』に関しては、ミックスまでやり直したんじゃないかってくらいに変わってます。個人的には「や、別にそこまでしなくても…」というか、むしろオリジナルテイクのほうが良かったって感じなんですけど。

 

 ラストに収録されてる新曲『さくらびと』は穏やかでおセンチなスローバラード。サビのファルセットでちょっと調子くるっちゃいますけど、普通にいい曲。てかアレンジ的にも尺的にもえらくあっさりしてますね。確かに 流れを考えるとDISC-1に収録するのはちょっと無理があるかなとは思いますけど、この新曲ひとつのために1,000円以上も余分に金払ったことを考えると ちょっと割りに合わないなあとも思います。DISC-2の満足度はそんなもんです。選ばれた楽曲はいいものばかりですけど、全部持ってる曲だしな。

 

スポンサーリンク




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です