シングル感想『G4・Ⅱ -RED MOON-』 / GLAY


『G4・Ⅱ -RED MOON-』 / GLAY
2011.10.5
★★★★★★★★★☆

01. everKrack ★★★★★★★★★☆
02. キリノナカ ★★★★★★★★★★
03. MAD BREAKER ★★★★★★★★☆☆
04. Ruby’s Blanket ★★★★★★★★☆☆

 

スポンサーリンク



 

 オフィシャルストア・「G-DIRECT」限定で販売されているGLAYの最新(43rd)シングル。なので今作はオリコン他全てのチャートにランクインはされないんですが、loversoulの公式サイトによると、初日で4.4万以上売れたらしいので、仮に集計対象に入っていたら少なくともデイリーでは1位になってたということになりますな。

 

 ということで、シングルタイトルこそ『G4・Ⅱ』と謳っていますが、A面4曲入りという点を除けば 5年前に出た『G4』とは内容もコンセプトも全く別モン。
 今作の特徴としては、まずメンバー全員が作曲を手掛けてるということですね。あとは全曲ライブ向けってことか。10年前にワッツインのインタビューでTERUが「速いナンバーばっかり入れたアルバム出したらどうなるんだろ?絶対売れないだろうな(笑)でも俺たちがよければいい、でも絶対いいものにしてやる!」みたいなコメントを残してましたが、それが(曲数は少なめですが)10年越しで現実のものになった、てな感じの作品ですね。有言実行。「絶対売れない」まで現実のものにしなくてもよかったんですけど笑。

 

 1曲目の『everKrack』はHISASHI作詞作曲ナンバー。って、いきなりHISASHI曲から!?まさかHISASHI曲がシングルのリードナンバーに選ばれる日が訪れるなど今まで誰が予想できたか。そして案の定シングル向けではない曲者ソングになっておりば。イントロから炸裂するサイバーな音使いとか、やけにケバい「うぉ~イェー!!」コーラスとか、妖しげなシンセブラスとか、GLAYの毒サソリ的存在のHISASHIたる濃厚なエッセンスがぶちまけられた、ディスコ風情のロックナンバーであります。ノれるぜ うぉ~イェー!!TERUさんの滑舌の悪さも健在だっ!

 

 

 2曲目の『キリノナカ』はTAKURO作詞作曲ナンバー。2ビート過多な8ビートロックで、最近のTAKURO曲の中でもかなり攻撃性の高い仕様ですが、歌メロは王道鉄板のGLAY節全開。燃え燃え激アツでもあり、ジェントルマンなクールさと感傷も適度に孕んでいたりと、まさにTAKURO主導のGLAY的ビートロック。サビへの入り方とか、サビメロにおけるTERUの熱唱と切迫感溢れる演奏とかもう最高です。にしても、「きりがなくて きりがなくて まだ霧の中」「あなたの腕に包まれたまま 撃たれてもいい 刺されてもいい」なんつー歌詞が何故か稲葉先生チックなんですけど、どうしちゃったんだ一体!?

 

 

 3曲目の『MAD BREAKER』はTERU作詞作曲のナンバーなんですが、ほんとTERUは何でもアリやね。ちょいちょい作曲してはアルバムやカップリングで姿を現してますが、『週末のBaby talk』とか『Little Lovebirds』とか『BLAST』とか『BACK-UP』とか『I will~』とかタイプがバラバラで、良く言えば手広いとかバリエーション豊かとかって感じなんですが、他の3人と違って、これぞTERU!といった決定打的な要素がないので、掴みどころがないという感じもあったり。
 てことでこの曲、やはり前述のどの曲とも系統が異なるんですが、強いて言うなら『BACK-UP』に近いもんがあるようなないような。宗教チックなコーラスで幕開けし、やけっぱちな疾走ビートと不気味なサウンドが並響する怪曲であります。ある意味TERUさんらしい曲です(え)。

 

 

 ラストの『Ruby’s Blanket』はJIROちゃん作曲ナンバーですが、作詞は何故かTAKUROが担当。なんでや。『Chelsea』に通ずる瑞々しい青春ロックナンバーといった趣で、本作的にもライブ的にもトリを務めるのに相応しい一曲なのでは。「時代に頬を打たれてもかまわないさ 思い出はポケットの中 誰も奪えない」とか、歌詞がもろTAKUROですね。なんだよ歌詞面でもTAKURO節は変わらず健在じゃないすか。JIROちゃんが作詞に手出ししなかったのは正解だったかも。あと、TERUのボーカルが最高にいいですね。メロディアスなメロディをさらに切なく響かせるこの歌がやっぱり好きだな。TERUの歌唱もまた健在なり。

 

 

 てなわけで、全曲好みではあるんですが、敢えてベストナンバーを選ぶんであれば、TAKURO作詞作曲の『キリノナカ』かな。名曲だわ

 

スポンサーリンク




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です