平成の音楽を総括するの巻#12【平成12年(2000年)】

平成12年つまり2000年、ニューミレニアム(新たな千年紀)の幕開けを迎えたこの年の私は中学2,3年。世間的には前年から顕在化した歌姫ブームと癒し系ブームに更なる拍車が掛かったとか、R&Bサウンドが一般的なJ-POPにまで浸透するようになった(例えばSMAPなどのアイドル達が当たり前のようにR&Bに着手するようになったなど)とか、ベスト盤が(1999年から2001年序盤にかけて)乱発され それにより音楽市場が潤っていたとか、モー娘。が国民的アイドルにまでのし上がったとか、まあそんな時期だったわけですが、私的にはそういったものも漁りつつ どちらかというとROCKサイドをメインに聴いていた時期だったし、私のクラスの中でもROCK系のほうが人気がありました。GLAY、ラルク、LUNA SEA、B’z、ミスチル、スピッツ、イエモン、ブランキー、ミッシェル、SADSとか。そして、楽曲単位でもアルバム単位でもこの年はえらく充実していた時期でしたゆえ、それぞれ30作をセレクトさせていただきました。

 

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★平成12年(2000年)

【SONGS BEST 30】

◆『DESIGNER FETUS』 / OBLIVION DUST
◆『魔弾~Der Freischutz~』 / T.M.Revolution
◆『STAY AWAY』 / L’Arc-en-Ciel
◆『First impression』 / 野猿 feat. CA
◆『Hallelujah, Burning Love』 / 郷ひろみ
◆『Oasis』 / Do As Infinity
◆『TONIGHT』 / LUNA SEA
◆『PLEASE SMILE AGAIN』 / 安室奈美恵
◆『サウダージ』 / ポルノグラフィティ
◆『HOTEL PACIFIC』 / サザンオールスターズ

◆『恋はスリル、ショック、サスペンス』 / 愛内里菜
◆『SATURDAY NIGHT』 / BLANKEY JET CITY
◆『if…』 / DA PUMP
◆『忘却の空』 / SADS
◆『NEVER GONNA GIVE YOU UP』 / 倉木麻衣
◆『IT’S MY LIFE』 / BON JOVI
◆『Missing You』 / GLAY
◆『Let It Be』 / SMAP
◆『Mirror』 / Gackt
◆『RING』 / B’z

◆『Wait & See ~リスク~』 / 宇多田ヒカル
◆『Treasure』 / hiro
◆『パール』 / THE YELLOW MONKEY
◆『鉄風 鋭くなって』 / NUMBER GIRL
◆『桜の雨、いつか…』 / 松たか子
◆『CARNATION CRIME』 / Λucifer
◆『Oops!…I Did it Again』 / Britney Spears
◆『vogue』 / 浜崎あゆみ
◆『ZOO~愛をください~』 / 蓮井朱夏
◆『夏祭り』 / Whiteberry

 

【ALBUM BEST 30】

◆『progress』 / T.M.Revolution
◆『REAL』 / L’Arc-en-Ciel
◆『LUNACY』 / LUNA SEA
◆『D.N.A』 / Janne Da Arc
◆『ロマンチスト エゴイスト』 / ポルノグラフィティ
◆『Planet Shining』 / m-flo
◆『Q』 / Mr.Children
◆『Hybrid Theory』 / Linkin Park
◆『BEAT BALL』 / DA PUMP
◆『SIAM SHADE Ⅵ』 / SIAM SHADE

◆『SAPPUKEI』 / NUMBER GIRL
◆『BUTTERFLY HEAD』 / OBLIVION DUST
◆『NUCLEAR SONIC PUNK』 / TAKUI
◆『THE CHANGING SAME』 / 平井堅
◆『magic theatre』 / La’cryma Christi
◆『MARS』 / Gackt
◆『Suite Season』 / the end of genesis T.M.R. evolution turbo type D
◆『delicious way』 / 倉木麻衣
◆『7 SOUL』 / Folder
◆『Harlem Jets』 / BLANKEY JET CITY

◆『ELEVEN』 / B’z
◆『Duty』 / 浜崎あゆみ
◆『BREAK OF DAWN』 / Do As Infinity
◆『GENIUS 2000』 / 安室奈美恵
◆『VOXXX』 / 電気グルーヴ
◆『ハヤブサ』 / スピッツ
◆『Chocolate Starfish and the Hot Dog Flavored Water』 / Limp Bizkit
◆『break the rules』 / 安室奈美恵
◆『S map~Smap 014』 / SMAP
◆『INFINITY EIGHTEEN VOL.2』 / 鈴木あみ

 

 

ということで、この年最も売れたシングルはサザンオールスターズ『TSUNAMI』だったわけですが、果たして発売前の時点でこれだけ驚異的なセールスを叩きだすと予測できた者はいたのか。というかミリオン突破すら予想していた人は居なかったんじゃないのか?私はせいぜい『LOVE AFFAIR』並に売れりゃ上等じゃね?ぐらいにしか思ってなかったので、同日に発売され1位が確実視されていたモーニング娘。『恋のダンスサイト』を抑えて1位を獲得したと知った時はたまげたもんです。などと語っておきながら、私がセレクトしたのは『HOTEL PACIFIC』なんですけども。盛大にブラスアレンジを採用したり、テケテケギターを駆使したりと 賑やかで仄かに哀愁を漂わせた歌謡ロック。この手のナンバーってサザンの全楽曲の中で実はさほど多くないのに 強力な磐石ぶりが感じられるのがなんか凄い。名曲やがな!

 

んで、この年のSONGS BEST 20のトップに挙げたのはOBLIVION DUST『DESIGNER FETUS』。程よくヘヴィで程よいザラつきで程よくメカニカルなクールさを纏ったダンサブルなオルタナロックナンバー。ギターリフもくそカッコいいし、歌メロはいわゆるカラオケ受け的なキャッチーさは敢えて装飾してないものの、時にクールだったりレイジーだったり狂気じみたシャウトを繰り出したりと、KEN LLOYD(Vo.)にしか出し得ないカッコよさが発揮されていて最高。同じくこの年にリリースされた『BUTTERFLY HEAD』もカッコいいっす。

 


 

前年末にビーイングより『Love, Day After Tomorrow』でデビューした倉木麻衣ちゃんは、ビーイングが確信犯的に宇多田ヒカルを模したプロモーションに着手したことも強く作用して瞬く間に大ブレイク。ビジュアルに違わぬ繊細かつ清楚なボーカルと、ブラック過ぎずポップ過ぎずの塩梅が絶妙なR&B寄りポップスが魅力的な1stアルバム『delicious way』はデビュー作の初動売上歴代1位、2000年の年間アルバム売上1位を記録する大ヒットとなり、個人的にもかなり気に入ってます。その中でも『NEVER GONNA GIVE YOU UP』はクールなムードとタイトなビートで固められたトラックと、始終ロートーンで貫徹したボーカルやブリッジでのラップがくそカッコいい名曲。MVもまたカッコいいんだなこれが。

 

同じくビーイングからデビューした愛内里菜『恋はスリル、ショック、サスペンス』もまたスバラです。ビーイングでは珍しいチャラいダンスミュージックをベースとしているのが当時の彼女の音楽面における特徴で、超絶可愛いビジュアルと それとはいい意味でギャップがある大人びたボーカルもあって、えらくあっさりと愛内さんのことを気に入ってしまったのでありました。ギャル上等!アニメ声上等!男好き上等!…って、また余計なことをポロっと漏らしてしまったような。

 

浜崎あゆみは 前年の大ブレイクから この年は安定期に入るのかと思いきや、絶望3部作と称した3ヶ月連続シングルリリースのラストにあたる『SEASONS』が大ヒットを記録したことで 前年以上のピークを迎えることに。若者のカリスマとかいう不可解なポジションに就くことになっちまった影響で生まれた葛藤や苦悩、そしてそれら全てを飲み込みカリスマ就任への決意を刻み付けた エヴァンゲリオン的なアルバム『Duty』は、オリジナルとしてはあゆにとって最大のヒットとなり、内容的にも全盛期のあゆを象徴する作品にもなりました。ポップさを心得つつコンセプトに相応な楽曲制作がしっかりされてるし アルバム全体のまとまりも良いし、私的にも好きな一枚。

 

安室ちゃんはシングル3枚アルバム2枚と新作リリースも充実してたし 『NEVER END』は沖縄サミットのテーマソングとして話題になった上にロングセラーの末 大ヒットしたし 当時は積極的にテレビ出演してたし NHK紅白も当然のように出演してたし どう考えても大活躍の1年だったはずなんですが、影が薄いとまではいかなくとも 2000年を代表するアーティストという感じではやっぱりないかなと。それでもアルバムは2作とも 小室先生とダラスオースティンの奮闘ぶりに安室ちゃんが 柔軟性と深みを増したボーカリゼーションでしっかり応えたことで確かな力作に仕上がっていたし、『NEVER END』は大ヒットに相応の出来栄えだったし、『PLEASE SMILE AGAIN』はこの時期の安室ちゃんナンバーでは断トツの最高傑作じゃないすか。「ほんの瞬間!二人だけのスペース!私達のペース!ベースィックなライフスタイル!」なんつー意味はよく分からんがインパクト絶大のキラーフレーズが飛び出しますからね。

 

この年に解散した BLANKEY JET CITYは、アルバム『Harlem Jets』も良かったし、シングル『SATURDAY NIGHT』が痺れるほどにカッコよすぎた。最後まで脇目もふらず ひたすら直線的に駆け抜けるリズム隊がリードする シンプルかつクール&スパイシーな演奏と、相変わらずのベンジー節が全開でありつつ カラオケ受けしそうなメロディ&フレーズを有した歌詞というこの取り合わせよ。98年リリースの『ダンデライオン』は明らかにポップサイドというか売れ線に偏ってましたけど、このさじ加減は実に絶妙です。素晴らしい。

 

SADS『忘却の空』もまた絶妙ですよね~。彼らの他のナンバーに比べりゃキャッチーでポップ寄りではあるけど、雰囲気的にヴィジュアル系っぽさや不良が好きそう感をしっかり押さえてあるし、清春の癖が凄すぎなボーカルも巧く活かされてるし、こんだけカッコよきゃポップ寄りでもなんら無問題でしょ。

 

前年に『GOLDFINGER’99』で再ブレイクした郷ひろみが次にリリースした曲が『Hallelujah, Burning Love』。郷ひろみサイドが目論んでたほどヒットはしませんでしたが(この数ヶ月後に出た次のシングルがそこそこヒットしたけど)、華やかさとスタイリッシュさを兼備した爽快なダンスポップサウンドも伸びやかで色気あるボーカルも遊び心を忍ばせたMVもカッコよくて個人的には最高。名曲やがな!ちなみに、この曲は8cmシングルとしてリリースされたのですが、これ以降 演歌を除いて8cmシングル形態でのリリースはほぼほぼ見かけなくなってしまいました。といっても、2001年にHYDEが、2002年に嵐が、2003年にモンゴル800が、2013年にゴールデンボンバーが8cm形態でシングルリリースをしており いずれも1位を獲得しているので、決して絶滅したわけでもないんですけどね。

 

テレビ局の裏方の女性スタッフであるCAこと荒井千佳をフィーチャーしてR&Bナンバーに挑戦した野猿 feat. CA『First impression』は、いち楽曲としてもドラマ(「お見合い結婚」)タイアップ曲としても掛け値なしに素晴らしい名曲。R&Bには欠かせない色気は勿論のこと 楽曲が欲している哀愁や柔らかさもしっかり備わっているし、男性陣のボーカルも決して添え物に終止しないサポートぶりを発揮しているし、さらに言うと運命の恋をテーマにした歌詞も良い。名曲やがな!同ドラマの主題歌である『桜の雨、いつか…』(松たか子)もまた名曲やがな!

 


 

その他、シケた哀愁メロディとソリッドなビート感という対比の効いた取り合わせや、思わずモノマネしたくなるほどのインパクトやカッコよさを完備したKENのラップが強力な武器となったDA PUMP『if…』、演奏や歌はあんま上手くないけど 楽曲自体の良さと原曲以上にお祭りっぽさを演出したアレンジとドラマタイアップ効果で人気を博したWhiteberry『夏祭り』、フジテレビのドラマ『愛をください』から現実世界に飛び出した孤独なギタ女・蓮井朱夏(菅野美穂)による『ZOO~愛をください~』、我が青春感ハンパない海外のヒットナンバー『IT’S MY LIFE』(BON JOVI)『Oops!…I Did it Again』(Britney Spears)など、例年以上に名曲佳曲が多数。

 


 

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そしてそして、2000年のアルバム。超大豊作です。その中でもROCKが約半数を占めております。ただし、例によってベスト盤やコンピ盤、リミックスなどは除外しています。

 

まずはT.M.Revolution『progress』。the end ofナンチャラを終了させると同時にTMRを復活させ、そこから僅か数か月でリリースされた作品ですが、これまでやたら前面に出がちだったイロモノ要素は鳴りを潜め、天下の浅倉節炸裂なデジタル&クラシック要素と 西川くんのルーツである80s HR/HM要素を絶妙な比率で配合した超傑作に仕上がっておりば。これがT.M.Revolutionのニュースタンダードなサウンドになるかと思いきや、このバランスで配合されたサウンドを展開したのはこれ1作きりなのが実に惜しいです。TMR復活前、the end ofナンチャラ時代にリリースした『Suite Season』も佳き一枚です。なんというか、西川くんと浅倉先生、同人サークルでも立ち上げたんか?って感じの音楽性とビジュアルを繰り広げていて、これはこれで面白い。さらに言うと、これまた同年にリリースされた西川くん非公式のリミックスアルバム『DISCORdanza Try My Remix ~Single Collections』も面白い作品でした。

 


 

続くL’Arc-en-Ciel『REAL』は、結成当初からあったヴィジュアル系バンドのイメージを絶対的強度を有したロックバンドへのシフトチェンジを目論んでいるかのようなソリッドな音作りが耳を惹くアルバム。まあyukihiro加入後からヴィジュアル系のイメージは薄れつつありましたけど、硬派なロックサウンドがベースとなっていた前作『ray』ですらヴィジュアル系っぽさは随所で散見されたし、サウンドの強度を比較してみても『REAL』のほうが骨太でワイルド。このアルバムを最高傑作に挙げる人をあまり見かけたことがないけど、私的にはかなり好きな一枚。

 

結果的に解散前最後のアルバムとなったLUNA SEA『LUNACY』もサウンドの傾向としてはラルクとちょっと似たようなトコがあります。メジャーデビュー前からある程度カタチになっていたLUNA SEA独自の世界観を壊し、各メンバーがソロ活動で培ったアビリティを活かしつつ よりソリッドで骨のあるロックサウンドを鳴らしているのが特徴的。河村仕様のボーカルにも案外フィットしているし、これは全盛期の作品に引けを取らない一枚でしょう。

 


 

Janne Da Arc『D.N.A』はメジャー1作目にして彼らの最高傑作。今考えてみると、デビューする数年前まで 月イチのライブ活動程度で「俺らバンドやってんねん!」と ドヤっていたバンドが メジャーデビューから1年足らずで ここまでガッチガチに構築された 新人っぽさ無視のアルバムをぶちかましたことにただただ驚き。「ヴィジュアル系バンドの最終兵器」という謳い文句もあながち誇張表現ではないということはこの1枚聴けばもう明らか。

 

逆にポルノグラフィティ『ロマンチスト エゴイスト』は、デビューから1年足らずのメジャー1作目らしい荒削り感、ガムシャラさ、狙ってるのか自ずと出ちゃってるのかサッパリ分からんアクの強さが鬱陶しいまでに表出しそれが吉と出た高カロリーなポップロックアルバム。このハイテンションぶりはヤバいっす。今どんなに頑張っても絶対に出せやしないこの凄まじいエナジーはリリース当初から驚愕モノだったし、後にリリースされた数多のオリアルと比べても求心力が圧倒的に高い。

 


 

そしてm-flo『Planet Shining』もデビューから1年足らずのメジャー1作目にして彼ら史上最高傑作であるアルバム。R&B/HIP-HOPを基軸としつつ、サウンド的にもアイデア的にも様々な要素をぶっ込んだ、野心とエンタメ性に満ち溢れた痛快極まりない一枚であります。

 

Mr.Children『Q』も、サウンドだけでなく歌のテーマ的にもエンタメ性に富んだラインナップで、文字通り「面白い」アルバム。彼らの全ディスコグラフィーの中でもひときわ異彩を放っています。アメリカのロックバンド・Linkin Park『Hybrid Theory』は またしてもデビュー1作目となるアルバムにして最高傑作の一枚。新人らしき未完成感や垢抜けなさが微塵も感じられない 実に可愛げのない出来栄え。日本で一般的に連想されるミクスチャーロックのイメージを決定づけたのがこの作品ですかね。

 



 

当時まだ12歳(小6)だった三浦大知くんがリードボーカルを務めるFolder『7 SOUL』、これは凄いぞ!デビュー作である『パラシューター』を聴いて以降まったく彼らの楽曲を聴いていなかったのですが、それだけに なんとなしに手に取ったコレを聴いた時はR&Bサウンドへの本腰の入れ様に驚かされたもんです。ローティーンらしからぬ大人びたロマンチシズムと まだ成熟しきっていない色気との掛け合わせが唯一無二の魅力を醸し出した良作であります。

 


 

その他、もはやV-ROCKの一言では説明しようがない 並々ならぬ演奏力×アイデア×独自の音世界が掛け合わさった傑作『magic theatre』(La’cryma Christi)、ボーカルやラップにおいて男っぽさ、大人っぽさ、そして各自のキャラクター性が表れるようになったエネルギッシュなダンスポップアルバム『BEAT BALL』(DA PUMP)、メロコアもメタルもプログレもインダストリアルもテクニカルもポップもなんでもござれな ものごっついマンパワーに溢れたハードロックアルバム『SIAM SHADE Ⅵ』(SIAM SHADE)、殺気立ったハイパーソリッドなサウンドがバリヤバい『SAPPUKEI』(NUMBER GIRL)、ヴィジュアル系イケメン声で目ん玉血走ったパワフルマッチョな歌唱をスパークさせた 荒削りなハードロックアルバム『NUCLEAR SONIC PUNK』(TAKUI)、これまでR&B系をほとんど齧ってなかったのが不思議なくらいスムーシーなムードをしなやかに遊泳している男性R&Bの傑作アルバム『THE CHANGING SAME』(平井堅)、独自の美意識と幻想的な音世界で魅了するヴィジュアル系ロックアルバム『MARS』(Gackt)、美しさ・憂い・陰りを帯びたサウンドと伴ちゃんの雪女ボーカルとの相乗で築き上げられたUKロックアルバム『BREAK OF DAWN』(Do As Infinity)、B’zならではのポップセンスやユーモアを交えつつ、HR/HMやミクスチャーロックに着手したB’z史上最も鈍重なアルバム『ELEVEN』(B’z)など、名盤が多くて非常に喜ばしいのですが、あまりに多すぎて一体どうしちゃったんですか!?って感じも。

 




 

そして最後に鈴木あみ『INFINITY EIGHTEEN VOL.2』。これは朋ちゃん『nine cubes』に続く小室先生プロデュースによる怪盤であります。R&B/HIP-HOP要素を取り込んだポップスが中心ということで、リリースが2000年だってことを考えれば音楽性自体は別段トリッキーでもないのですが、如何せん狙いがよく分からない小室先生の珍妙なアプローチがアバンギャルドに炸裂しちゃっていて、まともな感覚ではとてもじゃないが聴いてられん。特に『Make a Move』『Please stay tuned』この2曲はガチでヤバいぞ!「死」よりも遥かに恐ろしい「終わりなき悪夢」をイヤでも連想させるサウンドアプローチはまさしく狂気の沙汰。生半可な気持ちで再生するのは絶対禁物。心してプレイボタンを押しましょう。

 

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