平成の音楽を総括するの巻#15【平成15年(2003年)】

ということで平成15年、つまり2003年、浜崎あゆみが海の家を始めたせいで雨の日が多くなり冷夏になってしまった2003年でございます。

 

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★平成15年(2003年)

【SONGS BEST 20】

◆『世界に一つだけの花(シングル・バージョン)』 / SMAP
◆『Dreamin’ Away』 / melody.
◆『Dear Friend』 / day after tomorrow
◆『愛が呼ぶほうへ』 / ポルノグラフィティ
◆『miss you』 / m-flo loves melody.&山本領平
◆『LET ME LUV U DOWN feat. ZEEBRA&MACCHO』 / EXILE
◆『ミッドナイト・クラクション・ベイビー』 / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
◆『Make-up Shadow』 / 上原多香子
◆『勝手にしやがれ』 / TAK MATSUMOTO featuring 稲葉浩志
◆『ふたつ星』 / I WiSH

◆『BEAUTIFUL DREAMER』 / GLAY
◆『Rock With You』 / BoA
◆『still in the groove』 / 水樹奈々
◆『AKATSUKI』 / 稲葉浩志
◆『雑走』 / ロードオブメジャー
◆『餓えた太陽』 / Janne Da Arc
◆『Claudia』 / 氷室京介
◆『Prayer』 / 玉置成実
◆『風のない海で抱きしめて』 / 愛内里菜
◆『(2ndアルバム『SKELETON KEY』シークレットトラック)』 / LIV

 

【ALBUM BEST 10】

◆『Styles Of Beyond』 / EXILE
◆『EXILE ENTERTAINMENT』 / EXILE
◆『BIG MACHINE』 / B’z
◆『WHEN POP HITS THE FAN』 / SUITE CHIC
◆『How’s it going?』 / 嵐
◆『In The Zone』 / Britney Spears
◆『Crescent』 / Gackt
◆『LIFE is…』 / 平井堅
◆『A.I.R』 / 愛内里菜
◆『君繋ファイブエム』 / ASIAN KUNG-FU GENERATION

 

 

まず、2003年の音楽といって真っ先に出てくるのは、SMAP『世界に一つだけの花』と、森山直太朗『さくら(独唱)』じゃないでしょうか。この2曲の共通点と言えば、2003年を代表する大ヒット曲だとかミリオンセラーとかってのも勿論あるし、どちらも年末年始(2003→2004)にかけて再度ベスト5入りするレベルのヒットを記録したとか、どちらもアルバムからバージョンを変えてリカットしたとか、発売日がどちらも2003年3月5日とか、どちらも教科書に掲載されたとか、なんか色々あるわけですよ。どちらもいい宇多田よな。個人的にもかなり好きな曲です、特に前者が。

 

次に2003年ならではの特徴として、変わり種のCDがちょくちょくヒットを飛ばしてたなって感じがしますな。テツandトモとか はなわ などのお笑い系とか、女子十二楽坊とかいうアジアの伝統楽器で演奏するインストバンドとか、綾小路きみまろとかいう漫談系とか、個人的には今聴いても面白いなとは思うけど、リアルタイムでこの時期の音楽シーンを体感しておきながら「なんでこんなバカ売れしたんだろ?」って思ったりも。

 

あと、CDセールス的にはヒットというようなアレではなかったけど、「きのこ、の、こ~のこ元気の子♪」とかいう『きのこの唄』(きのこオールスターズ)とか、「チェッチェッコリ♪チェッコリッサ♪リサンサマンガン♪サンサマンガン♪ホウマンチェチェ♪」なんつーわけわかめなフレーズがのほほんと弾む『チェッチェッコリ』(ゆみ&ゆか)とか、耳に残るCM専用ソングなんかもありましたね。後者のCMソングはめっちゃ好きです。ゆみとゆか どっちがどっちか分からんが右側で踊ってるショートの子が特に可愛ええのう!

 

 

そして、2003年の音楽シーンを語る上で絶対外せないトピックは、なんといってもMステt.A.T.u.ドタキャン事件でしょう。今思えば、どうしようもない大人達に振り回された彼女達も気の毒ですけど、彼女達のやらかしによってピンチに陥ったMステを救ったミッシェル(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)はとてつもなくカッコよかった。いやだって、急遽演奏された『ミッドナイト・クラクション・ベイビー』の熱量とか周囲の盛り上がりとか間違いなくMステ史上最高だったし、Mステスーパーライブを遥かに凌ぐほど臨場感溢れるステージングだったじゃないすか!あまりに熱狂しすぎて元々歌ってた『デッドマンズ・ギャラクシー・デイズ』の影がだいぶ薄くなっちゃいましたけど。こっちも中々イカしたロックンロールナンバーなんですよ。そんな伝説を残したミッシェルはこの年を以て解散してしまいました。

 

また、この年ちょっと流行ってたのが、青春パンクなるもの。厳密には2002年から巻き起こってたブームで、その火付け役となったのは やっぱりMONGOL800ですかね。他にもGOING STEADY、ガガガSP、175Rなどがヒットを飛ばしてましたが、その中で特に良いなと思ったのがロードオブメジャー『雑走』。この曲はなんといっても青春の苦みや葛藤などが爆発する大サビがいちばんの聴きどころ。いやあ熱い!名曲やわ。まあこの時期のこの手のジャンルでココまで嵌まった曲ってこれ1曲きりなんですけどね。『大切なもの』(ロードオブメジャー)とか『空に唄えば』(175R)とかもまあ良いんですけど、ぶっちゃけ熱中はしてなかったし、周囲でもそんなにブームにはなってなかったような。当時私は高校2,3年でしたけど、本当に中高生の間で流行ってたの?

 

 

んで、これはあまり知られていないかもわかりませんけど、この年の3月に上原多香子ちゃんが『Make-up Shadow』(井上陽水)のカバーをやっていたんですよね。妖しげでミステリアスな原曲とはまた異なる フェミニンな煌めきと艶めきを纏ったハウスアレンジが施されておりば。女性がカバーする意義がしっかり備わっているし、多香子ちゃんのうっすら色っぽいボーカルがまた良きかなって感じで。「うっすら」ってのが何気に重要です。にしても、これだけ良質なカバーが売れないんじゃ、もう何をやってもヒットなんか出せやしないだろって気もしてしまうし、そりゃSPEED再結成もしたくなるわなと妙に納得。

 

 

一方、これは知ってる人たくさん居るかもしれませんが、B’zのタック松本先生もソロでカバーをやっていたんですよね。主にビーイング在籍のヴォーカリストを楽曲ごとにそれぞれフィーチャリングする形で。やっぱり稲葉先生をフィーチャーした『勝手にしやがれ』がいちばん良かったな。サビ締めの「あぁ~あ~♪あぁ~あ~♪あぁ~あぁぁ~~♪」の悶絶っぷり最高すぎんか。

 

して、2002年4月にボーカルのLISAが脱退してから沈黙状態が続いてたm-floは、上記のタック松本先生みたく毎回異なるヴォーカリストをフィーチャリングするスタイルで活動を再開。その中でも、リスタート第2弾となる『miss you』(m-flo loves melody.&山本領平)が私的にクリティカルヒット!クラブ感やロマンティックさ、スウィートなボーカル、息をつく間を与えない怒涛の曲展開というm-floならではのミラクルな取り合わせが見事に活きた 「m-flo loves Who?」シリーズの超傑作であります。

 

 

そんな「m-flo loves Who?」シリーズの序章に大きく寄与したのがmelody.さんで、この年デビューしたR&Bサイドの女性ソロアーティスト。デビュー曲の『Dreamin’ Away』がいきなり素晴らしいっす。リズムもコードも非常にシンプルながらノリの良さは抜群だし、melody.さんの声の麗しさも手伝ってメロディアスな響き。2nd, 3rdシングルも良曲でした。

 

そしてそして、タイトルが存在しないため敢えて『(2ndアルバム『SKELETON KEY』シークレットトラック)』(LIV)と表記してますが、これは衝撃映像ならぬ衝撃音像ですよ。何かの手違いで流通してしまったプライベート音源としか思えない激ヤバなセッション、その中でも押尾先生の穴という穴が開けっ広げになったこの歌いっぷりよ。やっちまった感が半端なくて抱腹絶倒することはもはや不可避。これを聴くためにこのアルバム(『SKELETON KEY』 )が存在するといっても大袈裟ではない珍作であります。

 

あとは当時高校3年もとい受験生だったわけですが、追い込みの時期ヤリたくもない勉強をヤるために、『BEAUTIFUL DREAMER』(GLAY)、『Prayer』(玉置成実)、『掌』(Mr.Children)、『くるみ』(Mr.Children)、『愛が呼ぶほうへ』(ポルノグラフィティ)、『ラック』(ポルノグラフィティ)、『夢物語』(タッキー&翼)、『Rock With You』(BoA)、『Dear Friends』(day after tomorrow)、『Choo Choo TRAIN』(EXILE)、『O’ver』(EXILE)、『Last Song』(Gackt)、『YOUR NAME NEVER GONE』(CHEMISTRY)などをBGMにしてた覚えがあります(大杉)。他には後程取り上げるEXILE、B’z、アジカンのアルバムとか。『Dear Friends』(day after tomorrow)いいっすよ。ぶっちゃけ大してヒットしてないし、datっつったら前作にあたる『Starry Heavens』のイメージしかない人も多いと思いますが、私的にはこれが彼らの最高傑作ナンバー。ハードロック的なギターリフとエイベックスの職人的な手癖バリバリのマイナーメロが胸に響くAメロがハイライトであります。

 

 

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ではではアルバムですが、この年はEXILE『Styles Of Beyond』『EXILE ENTERTAINMENT』の2作が素晴らしすぎましたな。どちらも ポピュラリティ意識を高く持ちつつ ダンスミュージックやブラックミュージックのグルーヴ感やカッコよさ、ユニットの硬派なイメージ堅持にも配慮が行き届いた名盤ですけど、前者はバラエティ豊富で、後者はポップとビターの振れ幅が広いというか深いというか、それぞれそんな印象を抱いてます。EXILE(第1章)は我々世代の青春ですからね。今はどうだか分からんけど、少なくともこの時期は男女どちらからも人気が高いユニットで、私のクラスではかなりブームになってました。『Together』『Choo Choo TRAIN』も当然 大人気でしたけど、その2作のちょうど間にリリースされ、EXILEが唯一ヒップホップに着手した『LET ME LUV U DOWN feat. ZEEBRA&MACCHO』の人気が凄まじかったっすね。にもかかわらず何故その後ヒップホップを一切やらなかった。

 

続くB’z『BIG MACHINE』は、ソリッドかつスマートなハードロックサウンドを展開したアルバム。前半ではポピュラリティ度高めなPOPS/ROCKに注力し、後半はB’zのアザーサイドやコアな部分をクローズアップし「陰」のムードで以てまとめ上げた、2000年代B’zの最高傑作であります。

 

安室ちゃんをメインボーカリストに迎えたプロジェクト・SUITE CHIC『WHEN POP HITS THE FAN』は ゴージャスなナイトクラブのショーを 現行のR&B/HIP-HOPサウンドで以て繰り広げているようなアルバム。安室ちゃんがR&B/HIP-HOP路線に本腰入れる契機となった作品だけに、どの曲もひたすらカッコいいっす。

 

嵐『How’s it going?』はセールス的に最も低迷していた時期の作品ですが、楽曲の質が軒並み高い上に 尖り様やハイテンションぶりが痛快だったり、嵐らしさやサクラップのオリジナリティがしっかりカタチになってきていたりと、嵐の全オリアルの中でも最も充実度が高いアルバムなので侮ることなかれ。

 

Gackt『Crescent』はこれまた全オリアルの中でも最高傑作にあたる作品。バラード系がやや多めだけど、そのバラード陣が主に形成してる儚い雰囲気が魅力的であることと、サウンドプロダクションの良好さもあってロック系のパワーが十二分にあることが素晴らしさの所以。

 

 

Britney Spears『In The Zone』もブリちゃん史上最高のオリアル…いやほんとにほんとに。ほんとにほんとにほんとにほんとにライオンだ~みたいな。この辺からセクシーさを打ち出すようになり、でも今までもあったキュートさも置き去りにすることなく活かしてるのが良いし、全体的に攻めに走ってるラインナップも好感が持てる。

 

 

愛内里菜『A.I.R』も、ひつけーようですが同じく最高傑作オリアル。相変わらずアレンジやサウンドプロダクションに難があるのだけど、やや多めのバラード系にはさほど影響はないし、楽曲の仕上がりは上々だし、なんといっても彼女のボーカルが今回も極上ゆえ、全体的には超肯定派。

 

平井堅『LIFE is…』も同じく……。これは前2作ですっかり定着したR&B路線を継承しつつ 平井堅独自のお茶目なキャラクター性を活かしたアプローチを投入したことで 振れ幅を拡張しオリジナリティをガッチリと確立することに成功した一枚。色んな意味で面白いアルバムです。

 

ASIAN KUNG-FU GENERATION『君繋ファイブエム』はかなり好きなアルバム(それだけかよ)。

 

 

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