平成の音楽を総括するの巻#19【平成19年(2007年)】

ということで平成19年、つまり2007年。個人的には、アニヲタ・声優ヲタへの道に走ってしまったのがこの年。2007年序盤に放送されていたアニメ「ネギま!?」をたまたま観たのが切っ掛けでそのままアニヲタへと転落し、そことは全く別のルートで水樹奈々さんの曲を聴くようになりました。この年の時点で奈々さんの楽曲はほぼコンプリートしてましたが、ヲタクとして足を踏み入れる?踏み外す?のは翌年1月3日のさいたまスーパーアリーナでのライブを観てからのこと。

 

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★平成19年(2007年)

【SONGS BEST 20】

◆『Crystal Letter』 / 水樹奈々
◆『Baby Don’t Cry』 / 安室奈美恵
◆『HOWLING』 / abingdon boys school
◆『SPELL MAGIC』 / Acid Black Cherry
◆『SORRY LOVE』 / GLAY
◆『Destination Nowhere』 / ERIKA
◆『本日、未熟者』 / TOKIO
◆『Sweet Impact』 / BoA
◆『euphoric field』 / ELISA
◆『七つの海を渡る風のように』 / 愛内里菜&三枝夕夏

◆『夏恋』 / シド
◆『時の描片~トキノカケラ~』 / EXILE
◆『Keep the faith』 / KAT-TUN
◆『way of life』 / V6
◆『Jewelry day』 / 絢香
◆『弾丸ファイター』 / SMAP
◆『Flavor Of Life』 / 宇多田ヒカル
◆『My Girl』 / 加藤ミリヤ feat. COLOR
◆『レゾンデートル』 / ナイトメア
◆『BELIEVE』 / BUMP OF CHICKEN

 

【ALBUM BEST 20】

◆『abingdon boys school』 / abingdon boys school
◆『The Heart Of Everything』 / Within Temptation
◆『KISS』 / L’Arc-en-Ciel
◆『BUGRIGHT』 / UVERworld
◆『PLAY』 / 安室奈美恵
◆『GREAT ACTIVITY』 / 水樹奈々
◆『ぶっ生き返す』 / マキシマム ザ ホルモン
◆『Inspiration is DEAD』 / 凛として時雨
◆『THE MARROW OF A BONE』 / DIR EN GREY
◆『HOME』 / Mr.Children

◆『ACTION』 / B’z
◆『orbital period』 / BUMP OF CHICKEN
◆『LOVE IS BEAUTIFUL』 / GLAY
◆『BLUE HEAVEN』 / PENICILLIN
◆『Girugamesh』 / ギルガメッシュ
◆『BEST DAMN THING』 / Avril Lavigne
◆『天使のリボルバー』 / BUCK-TICK
◆『EXILE EVOLUTION』 / EXILE
◆『φ』 / KinKi Kids
◆『Contact』 / 茅原実里

 

 

まず、この年のトピックとして真っ先に挙げるべきなのは、配信セールスが遂にCDシングルセールスを上回ったってことでしょ。CDシングルではミリオンセラーは僅か1作(『千の風になって』)だけでしたけど、配信ではGReeeeN『愛唄』、宇多田ヒカル『Flavor Of Life』『Beautiful World』、コブクロ『蕾』、EXILE『Lovers Again』『道』、SoulJa『ここにいるよ feat.青山テルマ』、絢香×コブクロ『WINDING ROAD』、YUI『CHE.R.RY』などがミリオンを達成しました。これってもう12年も前の曲なんですか。干支一周しちゃいましたけども。

 

 

他には、がこのあたりから本格的に人気が出始めたってことですかね。ドラマ「花より男子2」主題歌の『Love so sweet』が大ヒットして、それ以降の作品もこれまでよりセールスのアベレージがアップ。国民的アイドルへの道を踏み出し始めたという意味では嵐的には2007年がターニングポイントなのかなと。当方あらしっく患者ではないのでよく分からんけども。

 

そして、ZARDの坂井泉水さん他界。ZARDは小学生の時から聴いてたし、高校2年あたりで過去作にも手を出すようになったし、それ以降リリースされる作品全てフラゲ日に購入するくらい好きだったので、これを知った時はほんとゾッとした。頭真っ白。あくまで真っ白であってカラッポじゃないんで夢つめこんだりとかはできないんですけど。そういや「ZARD/坂井泉水さんを偲ぶ会」にも足を運んだりしましたね。

 

あとはX JAPAN再結成ですか。この時点ではまだToshlの洗脳は解けてなかったし永続的に活動するという感じでもなかったけども、活動再開と新曲リリースはやっぱり喜ばしいことでしたよ。つーか復活してからもうすぐ12年になるけど、いつになったらオリアルが出るんや。

 

ということで、この年の楽曲トップには水樹奈々『Crystal Letter』をセレクト。や、もうこれ以外選びようがないやん。ヒロイックなアレンジが施された壮大なバラード。健気さが窺える奈々さんの歌唱も美しくて素敵であります。こんな超絶名曲なのに、肝心の音質が劣悪なのが難点ではあるけど。

 

それに続くは、安室奈美恵『Baby Don’t Cry』。再ブレイク以降の代表曲として挙げられることが多い曲ですけど、実際私もめっちゃ気に入ってます。メロディアスさ、グルーヴ、メッセージ性、ハートフルさを漏れなく兼備したR&B/HIP-POP路線のコマーシャルな楽曲は、Nao’ymt氏だからこそ生み出すことが出来た逸品。安易に売れ線に迎合したわけじゃなく、あちこちでNao氏らしさが振る舞われてるのが非常によきであります。

 

 

Acid Black Cherry『SPELL MAGIC』は、Janne Da Arcのボーカル・yasuが立ち上げたソロプロジェクトのデビュー曲。晩期どころかジャンヌのどのシングル曲よりも攻めに振り切ったエッジーなハードロックナンバーで、私的にはかなりガッツポーズものでした。ジャンヌがあのまま活動を継続してたとしても 絶対この手のハードナンバーは出てこないし。にしても、アシッドの凄いトコは、普通バンドのソロってデビュー曲や活動序盤の楽曲が最高のセールスを記録して 以降は降下し続けたり横ばいになったりするもんだけど、シングルのセールスで言うと未だにデビュー曲がいちばん下ってのがね。つーかこのプロジェクトが一時的なものじゃなく、10年以上も継続して しかもよりデカいプロジェクトになっちゃってることに驚きよ!

 

 

GLAY『SORRY LOVE』は、シンプルに名バラード。泣ける。てかGLAYは21世紀を迎えてから涙腺を緩ます楽曲が増えたな。『STREET LIFE』とか『時の雫』とかもそうだし。

 

前年にKaoru Amane名義でアーティストデビューを果たした沢尻エリカちゃんは、この年ERIKAとしてアーティスト活動をスタート。2ndシングルである『Destination Nowhere』は雄大でメロディアスなUKロックで、エリカちゃんの凛とした歌唱が力強く そして胸をふるわせます。「聴こえない声さえ聴こう Together」とは、なんかクスリを勧めてるように思えちゃったりしてやや物騒ですけど、これはバンプでいうところの『涙のふるさと』に通ずる意味合いがあるんでしょうか。

 

 

愛内里菜&三枝夕夏『七つの海を渡る風のように』は、里菜ちゃんっぽくも三枝氏っぽくもないけどビーイングっぽいドラマティックで美麗なアップナンバー。全編バラードで通してもいいくらいメロディが綺麗だし、二人のコーラスワークも良きかな良きかな。タイアップ先の映画は見たことがない申し訳ない。

 

TOKIO『本日、未熟者』は、前年に大ヒットした『宙船』に続き中島みゆきが提供した楽曲で、だいぶガッツリと演歌に踏み込んじゃってます。湿っぽさや惨めさが前面に出ていながらも密かに野心を滾らせているイメージの楽曲も良いし、唇を噛み締めるような面持ちで歌う長瀬のボーカルがそんな楽曲の世界観をより鮮明に際立たせていて これまた素晴らしいのよな。人気がどれほどなのか分からんけども、私的にはTOKIOの中でもかなり好きな曲。

 

BoAちゃんは前年に関してはJ-POPサイドに傾倒してる感が否めなかったのですが、この年はブラックミュージック要素との折衷が絶妙なバランスで実現できていたように思います。ニュージャックスウィングを下地とした『Sweet Impact』とかまさしくじゃないすか。曲が上々なのは勿論、ダンスパフォーマンスも さりげなく でもそれゆえにスマートにカッコよさを打ち出していて、視聴覚的にかなり気に入ってます。

 

 

シド『夏恋』は、『夏祭り』(JITTERIN’JINN、Whiteberryなど)とはまた違った夏祭り感が出た胸キュン爽快ポップナンバー。ナイトメア『レゾンデートル』は、サビの歌詞の通り果てのない道を目眩を起こしそうなイメージの荒廃ミドルロックナンバー。ナイトメアの曲はあまり手をつけてないんでアレだけど、私が知ってる範疇ではいちばん好きな曲です。てゆーか前年あたりからですよね、いわゆるネオヴィジュアル系に該当するバンドがチャート上位にちょいちょい顔を出すようになったのは。この2組の他にはthe GazettEとかアリスナインとかアンカフェとか雅-miyavi-とか。ネオって言っても90sヴィジュアル系の進化系とかじゃなく、「その次の世代の」「それまでとはちょっと違った芸風の」ヴィジュアル系という意味ですけど…っていう蛇足も同然の説明。

 

 

SMAP『弾丸ファイター』は、SMAPのシングルの中でも非常に扱いの悪い気の毒なナンバー。ベスト盤どころかオリアルにすら収録されないこの不遇さ、まじ意味プー。まあタイトルのイメージとだいぶ違ったスマートなダンスポップだから、そういうトコで損しちゃってる感はあるな。

 

加藤ミリヤ『My Girl feat. COLOR』は、テンプテーションズのカバー曲で、雰囲気的には原曲よりもかなりカジュアルに改築されてます。そして、本家とはまた違った旨味を打ち出したコーラスワークが良いです。石原さとみ主演ドラマのタイアップまでついたのに、未だにどのアルバムにも収録されずにいるのが実に不可解。

 

 

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ではではアルバムですが、今回も20枚セレクトしました。
まずは abingdon boys school『abingdon boys school』。「なんだよ前年に続きまた西川貴教かよ」と思われた方もいるでしょうが、うっせぇボケ!仕方ねーだろ!こいつらがビジュアル面で遊んでいながら 音楽面では本性むき出しでオルタナ/ミクスチャーロックを演ってんだから。難易度高い演奏とか曲展開が複雑だったりとか BUCK-TICKの楽曲を凶悪に改変したりとか リンキンパークをパクったりとか やりたい放題すぎやろが。まあそうは言ってもポップさやキャッチーさもしっかり押さえてあるんで そんな手がつけられない的な音楽ってわけでもないんですけどね。なんにせよ名盤ですよ。

 

 

続きまして Within Temptation『The Heart Of Everything』。前作に続きこれも超傑作ですよ。方向性はさほど変わってはないけど、荘厳さが前作よりもさらに深まったような感じが。シャロンのボーカルの美しさや哀愁ぶりがより極まったことがその要因の一つでしょうな。

 

 

L’Arc-en-Ciel『KISS』は、90sの名盤『True』とはまた違ったカラフルさやポピュラリティを有したアルバム。発売日に2ちゃんねるのラルクスレを見たら、思いのほか肯定的な意見が多くてびっくりした覚えがあります。そして『ALONE EN LA VIDA』の人気が頭一つ抜けて高い。なんやかんやで皆ラルクっぽい曲がいちばん好きだよな。私もアルバム曲だとこれがいちばん好きだし。

 

UVERworld『BUGRIGHT』は、2019年現在からみると最も商業サイドに寄ったアルバム。だからと言ってヌルい音楽を演ってるってわけではないですけどね。アンサンブルは前作よりも骨太になってるし、歌詞もチョイスする言葉自体がより力強くなったし、それにちゃんと説得力を持たせてる歌も良いし、売れ線をなぞりながらも自分らならではの強みを大なり小なり注入してるし。これは商業路線と上手いこと折り合いをつけて生み出された傑作でしょ。

 

 

安室奈美恵『PLAY』は、前作や前々作と同様R&B/HIP-POP路線をひた走りながらも、その成分を一切薄めることなく そこに娯楽性をふんだんに盛り込んだ 強力かつ華やかなラインナップ。前作がセールスやチャートアクション的にも好成績を収めたからか、より一層の揺るぎない自信と、リスナーをさらにアッー!と言わせようとする野心がしかと窺える好盤であります。

 

 

水樹奈々『GREAT ACTIVITY』は、私が初めてフラゲした奈々さんの作品ということで、これまた思い入れが強いアルバム。この時点ですっかりお馴染みとなったElements Gardenが手掛けるヒロイックでスケールがデカいナンバーに加え、HR/HM系ナンバーもこのあたりから本格的に着手するようになり、さらにはアイドルポップスもトランシーなダンスナンバーも演ってみたりと、まあ随分とエネルギッシュで煌びやかだこと。2003年まではどこにでもいそうな女子大1年生って感じだったのに、気がつきゃ華のある女性になってました。

 

マキシマム ザ ホルモン『ぶっ生き返す』は、彼らの大日本異端芸者っぷりが存分に振る舞われたハードコア/ミクスチャーの傑作。ヘヴィでタフなサウンド、変態じみた曲展開、変幻自在のボーカリゼーション、当たり前のようにお下品な歌詞、にもかかわらずしっかり完備されてるキャッチーさ・ポップさ。美味しいトコが揃いも揃いすぎてて これまた高カロリー。ごちそうさまでした。

 

Mr.Children『HOME』は、この年最もヒットしたアルバムなのですが、いやいやそれにしてもですよ。いくらミスチルとはいえ、大ヒット曲『しるし』が収録されてるとはいえよ、こんな離乳食も同然のアルバムが年間トップに君臨しちゃうとはのう。『フェイク』『しるし』がなかったらイージーリスニングも同然のラインナップですからね。『だんご三兄弟』『energy flow』がバカ売れした99年以来の衝撃でしたな(言い過ぎ)。や、好きなアルバムですよ。それこそ『深海』『Q』に次いで気に入っちゃってますから。

 

 

そしてB’z『ACTION』、ぶっちゃけコレはかなりイッちゃってます。お馴染みの稲葉節が絶好調すぎて どいつもこいつもキャラが濃いわ、サウンドもハードロックを基調とした上にプロダクションが迸っちゃてるわ、正のエネルギー負のエネルギーどっちもメーター振り切ったままごっちゃごちゃに混在してるわと、B’z史上最もハチャメチャすぎるアルバム。しかも全17曲入りという正気の沙汰とは思えないボリュームでお届けしちゃってますからね。特濃すぎるわアホ。まあそれだけ嗜み甲斐のあるアルバムってことですよ。

 

その他、日本一歌詞カードが見づらいことでお馴染みのメタルコアアルバム DIR EN GREY『THE MARROW OF A BONE』、スルリとサペスンスが極まりまくった バリヤバいアルバム 凛として時雨『Inspiration is DEAD』、世間がイメージするGLAYまんまなアルバム GLAY『LOVE IS BEAUTIFUL』、音楽の童話的アルバム BUMP OF CHICKEN『orbital period』、ヴィジュアル系っぽさ溢れるギターロックアルバムPENICILLIN『BLUE HEAVEN』、陰気な前2作から お転婆なガールズロックへとシフトチェンジした Avril Lavigne『BEST DAMN THING』、ジャイアニズム溢れるラウドロックアルバム ギルガメッシュ『Girugamesh』、実は彼らの全ディスコグラフィーの中で最も取っつきやすい作品なんじゃないか的なヴィジュアル系ロケンローアルバム BUCK-TICK『天使のリボルバー』、ぶっちゃけ TAKAHIROやAKIRAが新たに加入したこと以外 音楽的には大した変化はない手堅きアルバムEXILE『EXILE EVOLUTION』、R&Bだのソウルだのサンバだの演歌だのスペーシーなダンスチューンだの何かとチャレンジャー感に溢れた KinKi Kids『φ』、当時のアニメ/声優界のトレンドど真ん中を押さえたデジタルシンフォニック系アルバム 茅原実里『Contact』と、いやいやこの年も豊作でしたな。あっぱれ。

 

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