平成の音楽を総括するの巻#2【平成2年(1990年)】

平成の音楽を総括するコーナー第2弾。今回は平成2年(1990年)です。当時まだ4,5歳ということもあり、ほとんどの楽曲が後追いで聴いたものばっかなんですが、ここからはマイフェイバリットな楽曲を20曲、アルバムを10枚セレクトしていきます。

 

スポンサーリンク



 

★平成2年(1990年)

【SONGS BEST 20】

◆『WON’T BE LONG』 / バブルガムブラザーズ
◆『BE THERE』 / B’z
◆『心の旅』 / 吉田栄作
◆『真夏の果実』 / サザンオールスターズ
◆『LOVE WAY』 / 尾崎豊
◆『情熱の薔薇』 / THE BLUE HEARTS
◆『Let’s Go ヒバリヒルズ』 / JUN SKY WALKER(S)
◆『1990』 / COMPLEX
◆『OH YEAH!』 / PRINCESS PRINCESS
◆『夏祭り』 / JITTERIN’JINN

◆『恋とマシンガン』 / フリッパーズ・ギター
◆『ニュー・ムーンに逢いましょう』 / Wink
◆『RHYTHM RED BEAT BLACK』 / TMN
◆『サマータイムブルース』 / 渡辺美里
◆『JEALOUSYを眠らせて』 / 氷室京介
◆『少年時代』 / 井上陽水
◆『太陽と埃の中で』 / CHAGE&ASKA
◆『荒野のメガロポリス』 / 光GENJI
◆『あー夏休み』 / TUBE
◆『見逃してくれよ!』 / 小泉今日子

 

【ALBUM BEST 10】

◆『カメラトーク』 / フリッパーズ・ギター
◆『RISKY』 / B’z
◆『ROMANTIC 1990』 / COMPLEX
◆『WICKED BEAT』 / B’z
◆『WONDER 3』 / DREAMS COME TRUE
◆『Southern All Stars』 / サザンオールスターズ
◆『BONGA WANGA』 / 久保田利伸
◆『RHYTHM RED』 / TMN
◆『誕生』 / 尾崎豊
◆『誰がために鐘は鳴る』 / 浜田省吾

 

 

ということで、1990年。個人的なビッグトピックと言えば、なんといっても 2019年現在も現役で活動・活躍しているB’zDREAMS COME TRUEがブレイクし、年末には早くも大物アーティストの仲間入りを果たしたこと。どちらも前年末にアルバムで初めてスマッシュヒットを記録したのですが(最終的にはどちらもバカみたいな超絶ロングセラーとなりミリオンを突破してしまいます)、この年の11月には両者ともアルバムをリリースし、初週から大ヒットするわロングセラーになるわでミリオンを突破、そして翌年以降そのバカ売れっぷりはさらにエスカレーションすることとなります。お前らはナメック星編以降のZ戦士か!と言いたくなるほどの戦闘力アップもといセールス向上ぶりを魅せるわけですが、その原点となったのがこの年ということになります。

 

あとは何でしょう…ちびまる子ちゃんのOP曲『おどるポンポコリン』がやたらバカ売れしたとか?別に茶々入れするわけじゃないけど、なして『おどるポンポコリン』はここまでバカ売れしちゃったのかしらん。これって後に巻き起こるビーイングブームとは別に何の関係もないですよね?B.B.クイーンズがビーイング系だと知ってる人って今も昔もあんま多くなさそうだし。

 

他には、ゴールデンタイムの音楽番組が立て続けに終了していったとか、ですかね。これは色んな意味で大きな出来事だと思います。ここがいわゆる昭和と平成それぞれのイメージづけに大きく影響してると言いますか。こんなこと言っちゃアレですけど、昭和の音楽番組って、セットがくそダサいとかイモっぽいとか そういう印象が強いんですよ個人的には。このタイミングでかつて一世を風靡した番組が終了したことで、後付け的に 昭和のイメージが決定づけられた感じがするんですよね。様々な音楽番組で回顧されるたびに映される昭和の音楽番組のセット。昭和時代にヒットしていた楽曲の印象以上に あの画が昭和という時代の印象にそのまま直結しちゃってるみたいな。

 

スポンサーリンク



 

ではでは楽曲について。個人的にはバブルガムブラザーズ『WON’T BE LONG』がこの年のベストな1曲。ヒットしたのは翌年になってからですが、リリースはこの年なのでここでセレクトさせていただきました。これはリアルタイム(ヒットしていた1991年頃)になんとなく聴いた覚えがありますけど、幼稚園児が聴いてもノれちゃうし、「カッコいい」って思っちゃう魅力がガッチリ備わってるし、30代になった今聴いてもそれは同じ。後にEXILE&倖田來未など様々なアーティストがこの曲をカバーしてますが、やっぱりスモーキーでビターで角ばったリズムが躍動する本家のテイクこそが至高ですよ。それでいて 悪い意味で時代を感じるなんてこともあまりないし。もはや時代を超越したブラックミュージック界のアンセムですな。

 


 

当時、今でいう菅田将暉ばりに人気があったと思わしき俳優・吉田栄作が歌う『心の旅』、これはもちろんチューリップのカバーです。吉田栄作って、昔の私の中では、マンダムのCMで森脇健司と「ギャツビーつけて~カッコつけて~♪」とかやってた人ってイメージしかなかったんですけど、歌もやってるってのは だいぶ後になって知りました。原曲と違ってこちらは妙に熱いんですよね。より一層 感傷的にさせるアレンジに平成初期特有のサウンドプロダクション、そして吉田栄作の 情感の加減をわきまえた(アップナンバーだとちょい過剰な印象なんですけど)熱いボーカルが泣きを喚起します。名バラードっすな。

 

尾崎豊『LOVE WAY』は私的に彼の晩期の名曲だと思ってるんですが、年間チャートで上位にランクインしていないというのもあって、これもあまり取り上げられることがない曲なんだよな。歌詞はぶっちゃけあんまよく分からんが、退廃的なミドルロックサウンドと尾崎特有の癖あるボーカルがカッコいいナンバーであります。

 


 

布袋寅泰と吉川晃司によるユニット・COMPLEXは1988年末に結成し前年1989年にデビューしたばかりだというのに、この年の11月の東京ドーム公演を以て無期限の活動休止もとい事実上の解散。この年にリリースした『1990』は、シリアスなテーマを取り扱っている傍ら、すこぶる瑞々しくポップなサウンドが気持ち良いナンバー。COMPLEXというと「ビーマイベイベー!ビーマイベイベー!」が有名ですが、こちらも『BE MY BABY』に引けを取らない佳曲。

 


 

小泉今日子『見逃してくれよ!』は本人出演のクノールカップスープのCMソング。「会議室でお弁当食べてもいい~じゃん!いいじゃん!」ってやつですね。思い出補正とはちょっと違うけど、リアルタイムで聴いた覚えがある数少ない曲ということでセレクトしました。まあ普通に良い曲だし。にしても、こんなコミカルなアイドルポップスから1年後に本人作詞・コバタケ作曲のミリオンセラー曲『あなたに会えてよかった』が世に出たわけですか。とてつもねぇなこの落差。

 

この時期 日本の音楽シーンにおいてまだまだ活気があったバンド勢のテンションを象徴するブルハ『情熱の薔薇』ジュンスカ『Let’s Go ヒバリヒルズ』プリプリ『OH YEAH!』もいいっすよね。プリプリの曲はちょっと時代を感じるトコがあるけど、前2曲は今聴いても時代錯誤感はほとんどありません。それでいて バンド勢がシーンで活気づいていたこの時期だからこそ鳴らせていた音が鳴ってたっていう。この時代に生まれるべくして生まれ、ヒットするべくしてヒットしたって感じの曲たちですね。

 


 

イカ天出身のバンド・JITTERIN’JINN『夏祭り』は、Whiteberryの『夏祭り』の原曲。Whiteberryと違ってシンプルな装飾と直線的かつカッチリしたビートが特徴的であります。

 


 

そんなバンド勢と一線を画す存在だったのが、小山田圭吾とオザケンによるユニット、フリッパーズ・ギター。いわゆる渋谷系ってやつの先駆け的存在で、ざっくり言うとオシャレで熱さや泥臭さとは乖離したポップスを演ってます(ざっくりしすぎ)。で、マイフェイバリットなアルバムのトップに挙げたのが彼らの2ndアルバム『カメラトーク』。凄いっすねこれ。今聴いてもダサくならずオシャレなまんま楽曲が機能してるし(トレンディではないけど)、ポップでありつつエッジが効いてる。当時の異端児も同然だった彼らもまた、平成初期の音楽シーンを語る上では外せない存在であります。

 


 

ほんでTMN。TM NETWORKからTMNに改名したのがこの年。どういうわけか、私はTMNの楽曲があまり好みではないんですけども、デジタルポップスにハードロックやメタルを持ち込んだアルバム『RHYTHM RED』は割と気に入ってます。その中でも 楽曲ベスト20で挙げた『RHYTHM RED BEAT BLACK』が特に好きです。これはハードロックというよりファンキーなR&B/HIP-HOP寄りの楽曲ですけど。メタルに片足突っ込んだ『TIME TO COUNTDOWN』もカッコいいっすな。

 


 

B’z『RISKY』ドリカム『WONDER 3』は、今となっては時代錯誤と呼ぶほかないサウンドプロダクションをものともせぬイケイケな作風が痛快。尾崎『誕生』もやっぱ時代錯誤感は拭えない音ですけども、『十七歳の地図』に比べりゃ格段に進歩してることが窺えますな。

 

サザン『Southern All Stars』は、活動再開してから初となるオリジナル作。セルフタイトルを冠してはいますが、サザンの王道を詰め込んだという感じはなく。でも、アルバム全体から感じられるラジカルな精神は確かにサザンっぽいなと思うし、それがこのアルバムの面白さの一つでもあるかなと。ちなみにこのアルバムがサザンにとって初のミリオンセラー作品であります。

 

スポンサーリンク




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です