平成の音楽を総括するの巻#21【平成21年(2009年)】

ということで平成21年、つまり2009年。いよいよこの年から私は音楽ブログを始めることになりました。そのきっかけというのは、前年から音楽ブログを色々見るようになったのですが、私の好みと似たような傾向のブログがあまり見当たらなかったので、じゃあ私が書こうと。聴いた音楽の感想をアウトプットする場所も今までなかったし、いっちょやってみっか的なノリで始めました。

 

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★平成21年(2009年)

【SONGS BEST 20】

◆『Don’t say “lazy”』 / 桜高軽音部
◆『Saturday☆Night feat. GIORGIO 13』 / 西野カナ
◆『イチブトゼンブ』 / B’z
◆『BUMP BUMP! feat. VERBAL』 / BoA
◆『春までは』 / GLAY
◆『TROUBLE』 / VAMPS
◆『GHOST』 / GACKT
◆『Bolero』 / 東方神起
◆『Beautiful』 / 倉木麻衣
◆『WILD』 / 安室奈美恵

◆『JAP』 / abingdon boys school
◆『GO-ON』 / UVERworld
◆『Crazy Moon ~キミ・ハ・ムテキ~』 / 嵐
◆『Rain Is Fallin’』 / w-inds.
◆『深愛』 / 水樹奈々
◆『風をあつめて』 / スフィア
◆『さよならマイデイズ』 / Sweet Vacation
◆『はつ恋』 / 福山雅治
◆『ふたつの唇』 / EXILE
◆『Everlasting Luv』 / BREAKERZ

 

【ALBUM BEST 20】

◆『BoA』 / BoA
◆『ULTIMATE DIAMOND』 / 水樹奈々
◆『LOVE one.』 / 西野カナ
◆『A.T.M.O.S.P.H.E.R.E』 / スフィア
◆『Notes 4 You』 / BRIGHT
◆『The Secret Code』 / 東方神起
◆『touch Me!』 / 倉木麻衣
◆『J Soul Brothers』 / J Soul Brothers
◆『Who’s The Man』 / 三浦大知
◆『just A moment』 / 凛として時雨

◆『プラチナ 9 DISC』 / モーニング娘。
◆『AwakEVE』 / UVERworld
◆『RE:BORN』 / GACKT
◆『hikari』 / シド
◆『VAMPS』 / VAMPS
◆『Buono!2』 / Buono!
◆『MAGIC』 / B’z
◆『Q.E.D.』 / Acid Black Cherry
◆『PAST<FUTURE』 / 安室奈美恵
◆『Party Rock』 / LMFAO

 

 

ではでは、この年の楽曲トップには 桜高軽音部『Don’t say “lazy”』をセレクト。これはアニメ「けいおん!」のED曲で、初回の放送直後からネット上で「カッケエェェェェッ!!」と騒ぎになってたのを覚えてます。まあこのアニメのメインキャラクターが劇中でこんなカッケェガールズロックを演ったためしなんざ一度たりともありませんでしたけどね。けいおん!関連、そして2000年代末を代表する名曲でしょ。アニメを抜きにしても真っ当に良い曲ゆえ今でも普通に聴いてます。

 

 

それに続くは西野カナちゃん 『Saturday☆Night feat. GIORGIO 13』をセレクト。これはカナちゃんのブレイク作となったシングル『遠くても feat. WISE』のカップリングに収録された楽曲で、サタデーナイトというワードに相応しい煌びやかさやウキウキ感を内包した心浮き立つポップな仕上がり。クラブちっくな雰囲気とサウンドも良いし、何よりカナちゃんの可愛らしさと いじらしさを滲ませた歌唱!これには思わず胸トキメいてまうわ。オシャレで甘い雰囲気に包まれた隠れ名曲っすな。西野カナちゃんの全楽曲の中でもいちばん好きな曲です。

 

ほんでGLAY『春までは』。これまたシングル(『SAY YOUR DREAM』)のカップリング曲でして、何やら黄昏モードに入っているかのようなバラードナンバー。パッと聴き如何にもGLAYっぽい感じでありながらも、儚げなムードを喚起するピアノの旋律と浮遊感漂うアレンジの掛け合わせは今までのGLAYにありそうでなかったアプローチ。そして例によってTERUのボーカルは聴き手の涙腺をじわりじわりと揺さぶりかけてきやがる!思わず物思いに耽ってしまう終盤のコーラスがまた絶品なのよな。一般層にまで知られている『BELOVED』『HOWEVER』『Winter, again』とはまた趣が異なる隠れ名バラードであります。

 

 

そしてそしてB’z『イチブトゼンブ』、月並みでアレですけど、こりゃやっぱり晩期B’zの中でも特に強烈なクリティカルヒットナンバーでしょ。タック随一と言ってもいいくらいの必殺リフにキャッチーで爽快エモーショナルな歌メロ、力加減に過不足がない演奏でグイグイ惹き付けてくれるし、「人と人との繋がり」をテーマにした歌詞も、ラブソングに置換しつつ「愛しぬけるポイントがひとつありゃいいのに」「君にしかわからないこと 僕だけが見えているもの どれも本当のこと」と名言を連発しまくりでこれもまた素晴らし。今の20歳でも知ってる率が高そうだし、B’zを代表する楽曲の5本の指に入る楽曲といっていいでしょう。残り4曲は…バッコミ、ラブファン、ウルソとあと何だ?

 

福山雅治『はつ恋』は、一言で言えば人妻も濡れる名バラードってトコかしらん。アコースティックギターがぶっとい軸となったサウンドがこの時点でもう定着していた感がありますが、切なさが滲むマイナーメロや アレンジの効果で背徳感がさらに加味されたサウンドがとりわけ素晴らしく、私的にこの路線の楽曲の中でも特に気に入ってる曲。

 

Sweet Vacation『さよならマイデイズ』は、なんか当時めっちゃくそ嵌まりまくってた楽曲。今改めて聴くと、この曲に限っては一体どの辺がトレンディなんだって感じがするけど、無邪気なボーカルの裏に潜むおセンチさが胸に沁みてくる。この曲はスイバケ随一と言っていいくらい好きな曲だけど、この年のスイバケはちょっとオーソドックスなJ-POPに寄りすぎてた感があって正直イマイチでした。元々マニアックな要素のないポップな音楽を演ってはいたんですけどね、ガーリーさやキュートさがメロディアスさに阻まれちゃってるような感じでしたするというか。

 

 

BREAKERZ『Everlasting Luv』は、典型的なヒロイックロックナンバー。ドラマティックさやブレイブリー感を醸し出すストリングスアレンジもいい感じだし、小綺麗な王子的ボーカルにもまあまあ合ってるし、タイアップ先の映画とか全く観たことないけど純粋に楽曲が好きです。

 

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この年デビュー10周年を迎えたは、ベスト盤がミリオンを突破し、「満を持して」感が溢れまくった中でNHK紅白に出演したりと、遂に国民的アイドルのポジションへと登り詰めたのでありました。して、この年リリースされた『Crazy Moon ~キミ・ハ・ムテキ~』。まあ10周年というアニバーサリー感やこの10年の間で培われたサムシングが特別活かされた感などありゃしないのですが、カッティングギターとか、それらが織り成すヒートアップ感を打ち出すサウンドがカッコいい名曲。てか個人的にこの年の嵐はこの曲の存在感が強すぎて他の曲の印象がどうも薄め。翌年以降 またちょいちょい面白い曲が出てくるようになるんですけどね。

 

一方、前年にめでたくPERFECT YEARを全うしたEXILEは、あろうことか後輩である(二代目)J Soul Brothersを吸収し巨大化するという暴挙に出たのでありました。巨大化するということに関してはギリギリまあ許容できるとしても、そのキャスト調達の対象がメジャーデビューしてまだ数日しか経過していないJ Soul Brothersとなるとさすがに看過できんし、この件については未だに根に持ってます。J Soul Brothersが演っていたトレンド感を押さえたR&Bサウンドにはほとんど手をつけないし、JSBのボーカルであるネスミスと将吉はボーカリストとしての出番が大幅に削られるし、音楽面での融合なんか一切なく、ほんとにただ人数を増員させただけ。そんなこともあり、この年リリースされたオリアルはあまり面白くはなかったけど、シングル曲『ふたつの唇』『FIREWORKS』はなかなか良かった。てか後者みたいな攻めの曲をシングルで演れるんならアルバムでももっとガンガンいけや!

 

 

逆にBoAちゃんはこの年かなりの攻めモードに入ってました。前年の夏にリリースされたシングルでまたJ-POPまっしぐらモードに逆戻りしたと思いきや、哀愁を孕んだR&Bサウンドをスタイリッシュに纏った『永遠』、BoAちゃん特有のイタズラっぽさをフル活用したファンキーなパーティーチューン『BUMP BUMP! feat. VERBAL』と、安易な売れ線を放棄して、自身の資質を活かす方向に舵を切るようになったのでありました。かと言って、マニアックでとっつきにくいという感じでもないんですけどね。どちらも超傑作ナンバーです。この路線を1stベストの直後に演ってりゃ この曲達の人気もBoAちゃんのその先の活動も 楽曲やBoAちゃんのポテンシャルに見合ったものになってたかもしれないのに…とか今さらどうしようもないことをウジウジ考えてしまうんだよな。それくらい結果が楽曲の質に伴ってないってこと。

 

 

ついでに、アルバムのほうもこのまま取り上げちゃいます。トップに選んだのはBoAちゃんの全米デビューアルバム『BoA』。全編スマートかつクールなエレクトロサウンドで統一されたダンスミュージックアルバムで、前述のシングル曲とはまた違ったカタチでBoAちゃんのポテンシャルが存分に振る舞われています。カッコいい!ほんで所々エロい。映像があればモアベターだけど、歌声だけでもエロスを感じる。傑作の一枚。BoAちゃんの音楽はここから本格的に面白くなるんだぞ!

 

 

水樹奈々さん『ULTIMATE DIAMOND』は、前作同様Elements Garden関与の楽曲がメインとなったアルバム。そして、アップナンバーの占有率が異様に高く、一曲一曲のカロリーもやたら高いのが特徴的。この時期から「水樹奈々のライブ=スパルタ」というイメージがついていたような気がするけど、それはアルバムも同様で、スーパーの詰め放題セールばりに 奈々さんがヤリたいことをぎゅうぎゅうにぶち込んだせいで、アタマからケツまでとにかく濃厚。

ちなみにこのアルバム、声優史上初となる週間1位を記録をしたことで大きな話題となりました。その効果もあってか、これまた声優史上初となるNHK紅白出場まで果たしてしまったのです。「前例がないのなら、それを作ってしまえばいい」と熱く語り それを本当に実現させてしまっただけでも十分凄いことなのに、実現させるための手段がこれまた驚異的。だってこれ、どう考えても万人ウケするアルバムじゃないっすよ。一般層に寄り添うことなく、自身の思うがままに演って 自身が在籍するキモヲタフィールドにリスナーを引き摺り込むという力業で人気やセールスが大幅に上昇しているのが凄すぎ。ようこんな短期間でヲタクの数をここまで大幅に増加させたのう。そして女性ユーザーもとい腐女子も目に見えて増えました。天晴れアッパレ。上々の一作です。

 

西野カナちゃん『LOVE one.』は、彼女にとって初となるアルバム。デビューから本作リリースまでの間、何度も迷走を続けた末にようやく着うた系/スイーツ系路線に辿り着いたわけですが、この路線を主軸としながらもブレイク前のシングル曲を闇の彼方へ葬り去ることなく収録しているのが実に粋です。そのおかげでアルバムのバリエーションも豊かになってるし、シングルでは魅せていなかったアップナンバーでもしっかりトレンド感を放っているし、単純に良いアルバムでもあるし、2009年という時代を象徴しているようなアルバムでもありますね。

 

 

スフィア『A.T.M.O.S.P.H.E.R.E』は、この時期の日本のミュージックシーンにありそうで意外となかった 元気いっぱいの健全なアイドルポップス集。まあスフィアって可愛い声優さんの集まりであって別にアイドルではないんですけども。声優だからといって萌えに走るわけでもなく、セクシーさをアピールすることもSPEEDばりに10代の深層心理を抉ったような赤裸々歌詞が飛び出すわけでもなく、ほんとに直球のポップソングばっか。ところどころで感傷的なミドルポップスを挟みつつも全体的にはハイテンションなラインナップで、1stにしてスフィアのイメージを決定づけたような一枚。今でもかなり好きなアルバム。

 

BRIGHT『Notes 4 You』は、四人四色のボーカルワークを思う存分活かした、R&Bテイストもエンタメ性もバッチリ完備したアルバム。ボーカルアプローチは様々でも 誰か一人がメインを務めたり 誰かの存在感が希薄になったりすることなく、常に4人のボーカルが最前に立っているのがいいですな。頼もしい制作陣のバックアップもあり、初っ端から締めまで素晴らしき楽曲のオンパレードを繰り広げてます。私的にはこれがBRIGHTの最高傑作かな。

 

東方神起『The Secret Code』は、5人体制としては日韓どちらも含めて最後となったオリジナルアルバム。ブレイク街道まっしぐらでありながらも、守りに入る気配は一切なく、前年に韓国でリリースされたアルバム同様、メンバー自身がクリエイティブな一面を覗かせたり、J-POP要素を極力セーブしビターテイスト強めなブラックサウンドを展開しているのが凄いっす。しかもそれがべらぼうにカッコよく、そんな本作をリリース後もさらに人気上昇を続けていたのがまた凄い。だからこそ、事務所との専属契約トラブルでグループが分裂してしまったのがほんとに勿体ない。

 

倉木麻衣ちゃん『touch Me!』は、前作に引き続き R&B路線の楽曲を中心としつつも、煌びやかで程よくポップ感を纏ったアルバム。そして、歌詞において「心臓から口が飛び出る」かの如く麻衣ちゃん独自の天然キャラクターが爆発しちゃっているのが聴きどころのひとつです。麻衣ちゃんもこの年でめでたくデビュー10周年を迎え、それもあってか ようやく本格的にメディア露出をするようになったんですよね。いやまさか これほどまでの天然娘だとは想像だにしてなかったですけどね。なんたって、近々リリースされるオリジナルアルバムのタイトルが『Let’s GOAL! ~薔薇色の人生~』ですからね。しかも20周年記念と謳っていながらこのタイトリング!正気かおい。てかこの年リリースされた『Beautiful』が名バラードすぎる!エンヤばりの癒し効果を放ってますよ(言い過ぎ)。

 

J Soul Brothers『J Soul Brothers』は、↑のEXILEの項でも軽く書きましたが、トレンド感を押さえたR&Bサウンドが中心となっております。如何にもEXILEっぽい曲というのがほとんどないので、決してEXILEのお下がりユニットなんてことにはなっておらず、今後のR&Bフィールドを盛り上げてくれる存在になるんではという確信が得られたほどの上質な一作となってました。だからEXILEへの吸収合併に未だに納得できないっつっとんじゃボケ!

 

 

GACKT『RE:BORN』は、例によってコンセプチュアルな世界観が下地となった作品。名目としてはオリジナルアルバムだそうですが、その内訳はあろうことか頭からケツまで既存曲で埋め尽くされているという オリアル詐欺としか言い様がないアチャーなラインナップ。ドラマCDもセットで収められてるとはいえ、今までだったら既存曲過多の作品を売りつけるなんてあり得ないことだったし、楽曲の傾向も遊び心に溢れてると言えば聞こえはいいけど、単に暴走してるだけという感じもなきにしもあらずだし、芸能や組織にどっぷり浸かっちゃって独自のカリスマティックさなどが薄れちまったなという残念な変化がこの辺から表れるようになりましたが、この時期はまだ楽曲に面白味があるし、ボーカルも演奏も力量は十分なので、これはこれで楽しく聴けます。ただ、GACKT名義の楽曲が面白かったのはこの辺まで。本格的な迷走や暴走はこれ以降から加速することになります。

 

 

モーニング娘。『プラチナ 9 DISC』は、高橋愛ちゃんがリーダー就任後初となるアルバムで、R&B系ダンスナンバーがメインディッシュとなっているのが特徴的。それも、2000年代前半につんくがよく演っていたようなエセR&Bナンバーとは格が違う、けれども紛れもなくモー娘な聴き心地を有しているのが凄いトコ。カッコよさを突き詰めつつもアイドルであることを微塵も忘れちゃいない、モー娘史上最高の超名盤ですよ。ハイライトは、道重ちゃんのぎこちないセクシー歌唱がそそりまくる激エロなニュージャックスウィングナンバー『It’s You』

 

そして 三浦大知『Who’s The Man』は、エレクトロサウンドをガッツリと導入しており、R&B/HIP-HOP曲との素晴らしき融和っぷりを発揮したアルバム。↑の通り、BoAちゃんがアメリカ市場に向けてエレクトロサウンドに臨んでいましたが(韓国でも前から演ってるんですけど)、当時の日本の音楽シーンでエレクトロに着手してたのって、大知くんの他にはw-inds.と倖田來未くらいで、2009年時点だとエレクトロは全然浸透してませんでした。そんな中 先陣を切って挑んだだけあって音の着こなし方がすこぶるカッコいいし、J-R&B界隈を彩る豪華布陣が手腕を振るってバックアップを務めたこともあって 今聴いても全然古臭さなんてない。当時たいしたヒットにはならなかったけど、時代の音をしっかり刻み付けた名盤でしょうこりゃ。

 

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