平成の音楽を総括するの巻#29【平成29年(2017年)】

ということで、 平成29年つまり2017年。なんやかんやで色々なトコからヒット曲が飛び出しまくった前年を思うと、この年はぶっちゃけかなり地味です。や、『打ち上げ花火』(DAOKO×米津玄師)とか『不協和音』(欅坂46)とか『Family Song』(星野源)とかありましたけども。この年のトピックといったら、安室ちゃんの引退発表、米津玄師の大ブレイク、須藤凜々花のやらかし、あとは バブリーダンスとか そんな感じでしょうかね…んー、こんなもんだったかなあ。たかだか2年前のことなのにもう思い出せない。

 

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★平成29年(2017年)

【SONGS BEST 30】

◆『The Power of Life and Death』 / Fear, and Loathing in Las Vegas
◆『Bombs away』 / ONE OK ROCK
◆『宝石の雨』 / Perfume
◆『ONENESS』 / Roselia
◆『抱擁』 / 嵐
◆『蛍』 / 山本彩
◆『Players』 / w-inds.
◆『BLACK AND BLUE』 / LUNA SEA
◆『ヤバみ』 / ヤバイTシャツ屋さん
◆『SNOW SOUND』 / [Alexandros]

◆『煽動』 / NoGoD
◆『まさかシンガポール』 / NMB48
◆『RIDE into the FATE』 / Acid Black Cherry
◆『Synchronized ~シンクロ~』 / フェアリーズ
◆『Feels (feat.Pharrell Williams, Katy Perry, Big Sean)』 / Calvin Harris
◆『Bang!Bang!BURN!』 / Kis-My-Ft2
◆『エキセントリック』 / 欅坂46
◆『バラユリxxxx』 / 喜多村英梨
◆『the end of my world』 / LiSA
◆『Do It For Love』 / 安室奈美恵

◆『奏全域』 / UVERworld
◆『No Thanks Ya』 / MIYAVI vs ちゃんみな
◆『ステップアップLOVE』 / DAOKO×岡村靖幸
◆『Dead End In Tokyo』 / MAN WITH A MISSION
◆『覇道の火よ』 / 摩天楼オペラ
◆『Tell Me Baby』 / Official髭男dism
◆『WASTED LOVE』 / HIROOMI TOSAKA
◆『Still Alive』 / B’z
◆『Without You』 / Avicii feat. Sandro Cavazza
◆『Dirty Work』 / Austin Mahone

 

【ALBUM BEST 30】

◆『New Sunrise』/ Fear, and Loathing in Las Vegas
◆『identity』 / 山本彩
◆『INVISIBLE』 / w-inds.
◆『Funk Wav Bounces Vol.1』 / Calvin Harris
◆『PANTHEON -PART 2-』 / 摩天楼オペラ
◆『PANTHEON -PART 1-』 / 摩天楼オペラ
◆『SAMURAI SESSIONS Vol.2』 / MIYAVI
◆『TYCOON』 / UVERworld
◆『Acid BLOOD Cherry』 / Acid Black Cherry
◆『Ambitions』 / ONE OK ROCK

◆『ダンサブル』 / RHYMESTER
◆『NO MORE MUSIC』 / OKAMOTO’S
◆『がらくた』 / 桑田佳祐
◆『Opportunity』 / 花澤香菜
◆『Memories…Do Not Open』 / The Chainsmokers
◆『LUV』/ LUNA SEA
◆『Cinema Trip』 / PASSPO☆
◆『choice』 / ミオヤマザキ
◆『proof』 / NoGoD
◆『SUMMERDELICS』 / GLAY

◆『FATELESS』 / coldrain
◆『まばたき』 / YUKI
◆『SHISHAMO 4』 / SHISHAMO
◆『BOOTLEG』 / 米津玄師
◆『MODERN TIMES』 / PUNPEE
◆『DINOSAUR』 / B’z
◆『The Gift』/ Hi-STANDARD
◆『Heart Mining』 / access
◆『熱唱サマー』 / 赤い公園
◆『等身大アンバランス』 / 感覚ピエロ

 

 

それではまず楽曲ですが、Fear, and Loathing in Las Vegas『The Power of Life and Death』をトップにセレクトしました。なんだよまたラスベガスかよって思われるかも分かりませんが、すんません、もうこれが2017年ぶっちぎりのトップです。ボイスワークをシャウトやスクリームのみに絞って攻めまくるハードコア下地のレイヴミュージックですが、相変わらず多ジャンルを混ぜこぜにするわ、怪力なリズム転換が挿入されるわ、それ以上に短い間隔で音の景色が目まぐるしく変貌するわと なかなか好き放題やっちゃってます。ボイスワークだけとっても相当のやりたい放題ぶりがスパークしちゃってますからね。歌詞カードがあるのにどこで何を歌ってるのか聴き取れないし、始終 絶叫が四方八方に撒き散らされていながらも、シンセなどの楽器がメロディアスなメロディを鳴らしているのがまたいいところですな。先日サブスク解禁されたんで、とりあえず聴いてくれ。

 

 

Perfume『宝石の雨』は、シングル『TOKYO GIRL』のカップリングに収録された楽曲。トロピカルハウス的なアプローチを交えつつファンキーで小気味良いビートを敷いたサウンドと 晴れやかな歌メロに心弾むダンスポップで、パフュの全楽曲の中でも特に好きな曲であります。

 

 

Roselia『ONENESS』は、ガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!(バンドリ!) 」に登場する女子高生5人組(という設定)のロックバンドによる ゴリッゴリのシンフォニックロックナンバー。 アグレッシブな演奏もいいし、アレンジも手堅いし、何といっても湊友希那 役を務める 相羽あいなさんのボーカルだよな。奈々さん(水樹奈々)と あやひー(高垣彩陽)と Gacharic Spinの はなを足して3で割ったようなあの歌声!純粋に上手いしパワフルだし、女性ヒロインばりの気高さを孕んでるのが良いっすな。楽曲やバンドのコンセプトにもバッチリ嵌まってるし。

 

 

嵐『抱擁』は、アルバムでたまーに出てくるような類のラグジュアリーなファンクナンバー。楽曲をリードする躍動的なベースのグルーヴ感と いい男気取りなボーカルワークスに思わず失禁してしまうこと不可避であります。ここ最近の嵐の中では断トツの名曲でしょうこりゃ。っていうか何なんだ「瞳を脱がす」って。意味も分からんし、雰囲気的にも何が何だか。

 

ヤバイTシャツ屋さん『ヤバみ』は、ヤバTのヤバさを1曲の中に濃縮還元したヤバめなナンバー。シニカルさを孕んでいるようで実はほんとに中身スッカスカなおふざけ歌詞と性急なビートでひたすら狂騒するというこのシニカルなアプローチが面白くもあるし、そこを抜きにしてもシンプルにノレるという。同年リリースの『ハッピーウェディング前ソング』もいいけど、私的にはこっちのほうが。

 

 

[Alexandros]『SNOW SOUND』は、平成初期を喚起させるヒンヤリしたシンセ、感傷と甘み・冷気と温かみを帯びたメロディ、ダンサブルなビートが今は亡きザウスの光景を想起させるウィンターソング。ドロス的にはイレギュラーな作風ですけども、こういう本当の意味でのコマーシャルな楽曲も難なく演れちゃうこの器用さときたら。

 

 

喜多村英梨『バラユリxxxx』は、小悪魔ageha感ハンパないチャラいシンセを纏った フロアライクな疾走アップナンバー。何べんアーティスト活動リスタートしとんねんって話ですけども、こうしてアニヲタに媚びることなくHR/HMサウンドを大いに振る舞って我が道を貫く様が実に痛快であります。もっと図太くガツガツと我が道を邁進すべき。

 

 

欅坂46『エキセントリック』は、『サイレントマジョリティー』とはまた違った、彼女たちのコンセプトを端的に示唆するようなダンスナンバー。中二病を患ってるともとれる斜に構えたような歌詞の存在が目立ちますが、それに見合った冷涼でダンサブルでちょっとシャレオツなトラックがカッコいい上に プロダクションも上々。台詞さながらのラップや歌メロ、コーラスワーク、歌詞とアレンジがガッチリ合致してるし、これは48/46のみならずアイドル全体的にもちょっとした新境地開拓じゃなかろうかと。開拓していきなり極まっちゃった感もありますけどね。

 

 

安室奈美恵『Do It For Love』は、ワールドワイドなスケール感を携えたアンセム的EDMナンバー。この年 引退を宣言した安室ちゃんですが、約25年に渡る活動を締めくくるに相応しい眩いオーラをポケモンショックばりに照射してますよ。後光が差しているかのような眩さと優しさに包まれた壮大バラード『Finally』や、小室先生との最後のタッグが実現したポップなEDMナンバー『How do you feel now?』なども良いですけど、私的には圧倒的にこの曲。引退したのは翌年ですが、見事な有終の美を飾った名曲であります。

 

 

Austin Mahone『Dirty Work』は、ブルゾンちえみ with Bのネタでお馴染みのナンバーですね。厳密には2017年リリースの曲ではないんですけど、この年になってようやく大ヒットして、しかもその規模がこの年を象徴するレベルにまで達してしまったゆえ、という身勝手なジャッジで勝手にこの年に選定しました。単純にいい曲だし、個人的にブルゾンちえみが好きなので、その影響でめっさ聴きまくりました。ブルゾンちえみ可愛すぎんか。この曲はほんとそれに尽きる…って音楽的なこと一切語ってませんけど。

 

 

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続きましてアルバムのトップにセレクトしたのは、Fear, and Loathing in Las Vegas『New Sunrise』。なんだよアルバムまでラスベガスかよって思われるかも分かりませんが、このバンドはいつも私の過度な期待に応えてくれてますからね。常に新鮮さや刺激が要求されるチャラリーモというジャンルの上をひた走り続け、常にその要求に応え続けていく…そこでサバイブしていく覚悟を背負いつつも自らその音楽を、その状況をも楽しんで順当にアップグレードしていってるのが凄いし、それでも限界に到達してる感がなくまだまだ伸びしろが窺えるってなんだそりゃ一体!?ということで、文句なしのNo.1ですよ。

 

 

山本彩『identity』は、ソロデビュー作から1年足らずでリリースされた新作。単なる続編でも延長線上的な作品でもなく、クリエイターとしての幅を広げボーカリストとしてのスキルを格段に上げてきてるのが作品の質と魅力に直結してます。制作期間が短く、スケジュールがかなり詰め詰めだったこともあり、今回も音源におけるギター演奏の見せ場はありませんが、こんだけの力作を出してくれたのだから文句はないし、ソロ活動に対して過度に重い期待を寄せている一部のめんどいヲタクにキツいことを言われながらも、挫けることなく、且つ それすらも楽曲へと昇華させてるのが素晴らしい。この時点ではまだグループを卒業してませんでしたが、スピリットは既に完全なるアーティスト。

 

 

w-inds.『INVISIBLE』は、当時世界で流行していたトロピカルハウスををメインに据えたラインナップで、何も考えずに嗜んでも心地よくなれるナンバーが目白押し。新作が出るたびに思ってるけど、常に「最先端から加速する」を地で行ってるのが凄すぎ。それでいて自分たちの強みが必ず何かしらで活かされてるし、慶太は今回遂にコンポーズにまで手を出してきたし、しかもそれがカッコいいわ耳心地良いわインパクト絶大だわと本作の目玉商品的なポジションに君臨してるのがまた。『We Don’t Need To Talk Anymore』って曲なんですけども、これがまた いと素晴らし。

 

 

Calvin Harris『Funk Wav Bounces Vol.1』は、それまでのEDM路線から打って変わり、80sフレーバーのディスコやファンクを主軸としたアーバンミュージックアルバム。真夏の太陽に焼かれたカラダをクールダウンさせるような 涼しげで心地よいナンバーが目白押しで、個人的にはEDM路線よりもこっちのほうが断然好み。グルーヴもムードメイキングもバッチリだし、フィーチャリングアーティストが誰とか全然知らなくても気軽に楽しめる夏の必携アイテムであります。

 

 

摩天楼オペラ『PANTHEON -PART 1-』『PANTHEON -PART 2-』は、どちらもかなり好きなアルバムですけど、敢えて順番付けするのであれば、より煌びやかな印象の後者になりますかね。てゆーか初聴の時点でどちらも気に入ってはいましたけど、改めて聴いたら「あれ、こんなに燃え燃えなアルバムだったっけ?」てな感じで より一層のめり込んでもうた。「ド派手さ」「大味ぶり」という点では前年の『地球』でピークを迎えた感じなんですけど、この2作は地味になったわけじゃなく、これまでよりもスマートにヴィジュアル系たるドラマティックさや華やかさを纏った骨のあるヘヴィメタルを演ってるって感じ。かつてあった シンフォニックアレンジによるチープさもすっかり解消されてるし、「摩天楼オペラ」の名に相応しいサウンドをしっかりと確立した感がありますな。

 

 

MIYAVI『SAMURAI SESSIONS Vol.2』は、豪華アーティストとの対戦型コラボ曲をコンパイルしたアルバムの第2弾。vol.1はどの曲も本当にその名の通りバトルといった感じの仕上がりだったのですが、今回そのような内容を期待すると肩透かしを食らうこと必至だし、そもそもコレSESSIONじゃなくてPRODUCEじゃね?って話なんですが、前作『FIRE BIRD』のサウンドアプローチが私的には実に最高なラインナップ。ちゃんみなとのコラボ曲いいっすね。彼女の生意気盛りなフロウが存分に活かされていて。

 

 

UVERworld『TYCOON』は、前作や前々作で遂行していたミクスチャーの複雑化・カオス化ではなく、ミクスチャースタイルの常態化を実現させたアルバム。ハードロックとEDMをハイブリッドした楽曲が多く、しかもそれら双方の要素が細胞レベルで結合しており、決して着膨れすることなく かつグルーヴ感やダイナミズムや恍惚感がしっかり備わっているところに、これまでとは違う彼らの進歩を感じました。超サイヤ人が当たり前の状態になってるみたいな、今のウーバーはそういうイメージ。

 

 

RHYMESTER『ダンサブル』は、ヒップホップはシンプルに楽しい音楽であることをコンパクトサイズながらバラエティ豊富なラインナップで体現したアルバム。そんな中さらに 熟練されたライミングと、そこに含まれたメッセージにキャリアAlmost30年たる貫禄を感じました。それにしてもジャケ写がくっそダサい。

 

 

Acid Black Cherry『Acid BLOOD Cherry』は、敢えて自作に着手せず、所縁あるメンバーに楽曲提供を依頼して攻撃性とやっていそうでいなかった要素も取り込んで見事にマンネリを打破したハードエッジーなアルバム。そう、甘く切ないバラードはたまにでいいんだよと。もっと血湧き肉躍り子宮疼く曲をやらんかいと。にしても、まさかプロジェクト発足10周年というタイミングでこちら側の期待にガッツリと応えてくれるとは想像だにしてませんでした。ひとまずは復帰をただじっと待つのみ。

 

ONE OK ROCK『Ambitions』は、スタジアムロックとか、ハードロックとR&Bのハイブリッドとか、前作以上に外タレバンド感ハンパない海外仕様のロックアルバム。トレンドをしっかり咀嚼し、彼らが元来持ち合わせていたエモみを存分に生かしているのだから、当然異論などありゃしません。出来栄え上々。

 

 

OKAMOTO’S『NO MORE MUSIC』は、今までのどの作品よりも彼らのルーツが最も素直に投影された 古き良きファンク/ソウルミュージックアルバム。以前は大衆へ迎合するかのような捏ね繰り回しが少なからずあったけど、今回はそういった要素は皆無。カッコいいっすね。現時点ではこれが最高傑作です。

 

 

LUNA SEA『LUV』は、ジャケ写のイメージにもこれまでのLUNA SEAのイメージにもそぐわない グラサン必須の陽性オーラを思っきし放射したアルバム。まあ普通にLUNA SEAっぽい曲もいくつか用意はされてるんですけど、なんつっても序盤3曲だよな。LUNA SEAの曲を聴いてんのに青空の画がこんなにも鮮明に浮かんでくるって何事ざますかと。鋭さ・クールさ・熱さを漏れなく兼備していた全盛期のような隙のない無敵オーラは薄れているし、ぶっちゃけ「あの頃のLUNA SEAこそが…」と思ってる節もありますけども、今までのLUNA SEAらしからぬラフでカラッとした楽曲も案外いいもんだと妥協なく受け入れてしまえたのが実にミラクルマジカル。まあでもこの路線はコレ1回きりで十分っす。

 

 

桑田佳祐『がらくた』は、自身の齢とルーツ、趣味嗜好に忠実に向き合ったアルバム。それでいてポピュラリティもガッチリ完備され、時代を見据えた音作りも心掛けている。ベテランそして日本の音楽シーンのトップランカーとしての意地が窺える充実の一枚であります。

 

花澤香菜『Opportunity』は、これまでのリスナーの期待にしっかり応えた盤石のラインナップ。相変わらずチームざーさんの仕事ぶりが凄い。どの曲も、ざーさんが歌うことで物語が映像化されていく感じがして、本当にここの集団は抜かりがないよなって。

 

GLAY『SUMMERDELICS』は、タイトル通り夏をテーマにしているだけあり、ライブ映え・フェス映えする開放的で勢いのあるロックナンバーをメインに据えたラインナップとなってるのが特徴。なんですけど、それ以上に注目ポイントなのが、これまでのようなTAKUROがメインコンポーザーとして稼働するカタチではなく、メンバー4人がほぼ均等に作詞作曲を敢行している(選曲されてる)ことで、それがこれまでのGLAYとはちょっと違う振れ幅を有することに繋がってます。考えてみりゃ今まで4人の楽曲が均等に配分されたアルバムが出てなかったのが不思議というか、これまでに着手するタイミングは絶対あったやんって感じなんですけど、実際出来上がってみたらやっぱ良いアルバムだったじゃないすか。しかも、新鮮味がありつつ紛れもなくGLAYすぎるという メジャー20年越えのキャリアとしては実に理想的な着地点に立ってるし。

 

 

PASSPO☆『Cinema Trip』は、映画の旅をコンセプトにしたアルバムということもあってか、メッセージ性とかマニフェストとかそういった要素は控えめで、とにかく「楽しいこと」「楽しむこと」に焦点をあてたような娯楽性が高いラインナップ。次から次へと新たなアイドルが仰山出現するなか、路線変更も迎合もなく正統派のアイドルロック街道をひた走っているのがサイコッサイコッサ~イコ~!って感じっすな。マンネリ化しないよう毎回異なるコンセプトを設ける工夫もいいです。しかし、この作品を最後に解散の道を選ぶことになるとは…アイドルの世界ってのは実にシビアよのう。

 

 

米津玄師『BOOTLEG』は、上述のワンオクと共通してるトコがありまして。R&BだのHIP-HOPだのトラップだの色々と取り込まれていますが、トレンドを見よう見まねでなぞったりかじったりにならず、しっかり咀嚼し腹に落とし込み我流でアウトプットしてるのが特徴的であり、そのごちゃ混ぜ感はいい意味でJ-POP的でもあります。タイアップ効果も多少手伝ってヒットを連発してきた彼ですが、このアルバムでいよいよ本格的なブレイクを決定づけました。

 

 

PUNPEE『MODERN TIMES』は、HIP-HOPフィールドのソロアーティストによる作品なのですが、この時期 人気が高まっていたフリースタイルダンジョンとは系統が異なる、別の意味でフリースタイルなHIP-HOPを演ってます。お茶の間にもウケるポップさも 生粋のHIP-HOPユーザーが欲するようなコアさも併せ持ちつつ、果てしなくマイペースに我が道を突き進む。HIP-HOPを敬遠してる人でもこのアルバムなら気に入っちゃうかも。

 

 

B’z『DINOSAUR』は、てっきり盤石のB’z2017年版みたいなアルバムになるもんだと思ってたんですが…いやいやこれは随分と渋すぎやしませんか!?腰をくねらせて「いつで~もも~ぎたて~の~ヴェジタボゥッ!」とか歌ってたあのB’zがいよいよこんな熟々な領域に踏み込んできたのかと感慨深くなってしまうこと不可避の一枚ですよ。往年のハードロックを意識した作りの楽曲が多く、全体的にライブ感(≠ライブ映え)に溢れてるのが特徴的。アルバム初っ端の演奏といい稲葉先生の嗄れ声といい、相変わらずカッコよすぎて血管の中が沸騰しそうです。

 

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