平成の音楽を総括するの巻#7【平成7年(1995年)】

当時9,10歳で、学年で言えば小学校3,4年生でした。学校の運動会ではtrf『Overnight Sensation~時代はあなたに委ねてる~』が応援歌に起用されたり、お昼の放送では以前にも増してJ-POPが流れる頻度が高くなったり(以前はJ-POPよりもクラシックのほうがよく流れてた)、安室ちゃん『太陽のSEASON』オザケン『カローラⅡにのって』など TVCMでJ-POPを耳にする機会が心なしか多くなったような気がすることもあり、アーティスト名が分からなくともリアルタイムで聴いたことはあるという楽曲が明らかに以前よりも増えました。それでもまだ積極的に音楽を聴こうとする姿勢では全くなかったんですけど。

 

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★平成7年(1995年)

【SONGS BEST 20】

◆『KANSHAして』 / SMAP
◆『ねがい』 / B’z
◆『シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~』 / Mr.Children
◆『WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~』 / H Jungle with t
◆『Secret Night -It’s My Treat-』 / WANDS
◆『DESIRE』 / LUNA SEA
◆『Overnight Sensation~時代はあなたに委ねてる~』 / trf
◆『Body Feels EXIT』 / 安室奈美恵
◆『TO LOVE YOU MORE』 / セリーヌ・ディオン with クライズラー&カンパニー
◆『旅人のうた』 / 中島みゆき

◆『追憶のマーメイド』 / THE YELLOW MONKEY
◆『SO.YA.NA』 / WEST END×YUKI
◆『POISON』 / 布袋寅泰
◆『ぜったいに 誰も』 / ZYYG
◆『君がいたから』 / FIELD OF VIEW
◆『煌めく瞬間に捕らわれて』 / MANISH
◆『Joy to the love(globe)』 / globe
◆『愛が見えない』 / ZARD
◆『夢見る少女じゃいられない』 / 相川七瀬
◆『Miss MOONLIGHT』 / 黒夢

 

【ALBUM BEST 10】

◆『PIECE OF MY SOUL』 / WANDS
◆『SMAP 007 Gold Singer』 / SMAP
◆『LOOSE』 / B’z
◆『SKUNK』 / BLANKEY JET CITY
◆『dAnce to positive』 / trf
◆『Six/Nine』 / BUCK-TICK
◆『(WHAT’S THE STORY) MORNING GLORY?』 / Oasis
◆『evergreen』 / MY LITTLE LOVER
◆『heavenly』 / L’Arc-en-Ciel
◆『MIRACLE DIVING』 / JUDY AND MARY

 

 

ということで1995年。この年はミリオンセラーが28作も現れたという 後先みてもシングルCDが最も売れた CDバブルのピークというべき1年でありました。この時期は、CDコンポが一般家庭にまで普及していた頃であり、ドラマやCMのタイアップに加え、カラオケ受けに重点を置いたような楽曲が立て続けに量産されていた時期でもあり、それにより「CDを購入する」という行為自体がブームになってしまったという、そんな音楽業界ウハウハな時代だったわけですね。

まあそれ(特にカラオケ偏重の楽曲制作)を推し進めたのは紛れもなく小室先生だったんですけども。前年にtrfや篠原涼子の楽曲を大ヒットさせて味を占めたんでしょうな、坂本龍一ファミリーに所属していたはずの(?)ダウンタウンの浜ちゃんをプロデュースし、H Jungle with tと謳って『WOW WAR TONIGHT~時には起こせよムーヴメント~』『GOING GOING HOME』を大ヒットさせ、その他にもhitomi朋ちゃん安室ちゃんをプロデュースしたり、自身もメンバーとして参加したglobeを始動させたりと、次から次へとやりたい放題。小室ファミリー全盛期が本格的に幕を開けた1年といってもいいでしょう。

 


 

ではでは楽曲のほうに着目していきましょう。この年のトップにはSMAP『KANSHAして』をセレクトしました。前年同様、出す曲出す曲がいちいち いい宇多田って感じなんですが、1曲に絞るなら迷わずこれを選びます。個人的レベルな話 お昼の放送で頻繁に流れてた影響というのもあるし、サウンドのカッコよさ、ポップさ、ミドル90sならではの煌びやかさを漏れなく内包した傑作というのもありで、今でもよく聴く一曲であります。

 

お次はB’z『ねがい』。この年のB’zは『love me, I love you』だの『LOVE PHANTOM』だの彼らの全ディスコグラフィーの中でも最上位に入るレベルの楽曲をバンバン繰り出していたので、1曲に絞るのは正直 難儀でした。なので、セレクトはぶっちゃけ『love me, I love you』でも『LOVE PHANTOM』でも良かったんですけど(え)、今の気分的には『ねがい』だったので。この年は特に 1アーティスト1曲という制限をかけないと、マジでSMAPとB’zとWANDSだらけで楽曲のランキングが埋まっちゃって 見栄えがつまらんことになりかねませんからね。いかんなあ自分、好みがあまりに偏っていて。

 

『シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~』(Mr.Children)は、盛り上げ方をしっかり弁えたメロディ展開、さらなるメリハリとJ-POPたる眩いキラメキを放ったアレンジ、巧みなフレーズチョイス、ミスチルにしちゃ覇気のある演奏と、全てが上手く噛み合わさった名曲。同年にリリースされた『【es】~Theme of es~』も佳きバラードでありました。この年のミスチル人気もヤバかったっすね。調子こきまろだった小室ファミリーと まだまだ余力があったビーイング勢に対抗できるだけのパワーを十分すぎるほどに有していて。

 


 

この年『TRY ME~私を信じて~』で めでたくブレイクした安室ちゃん『Body Feels EXIT』は、小室先生プロデュースの始まりとなった記念碑的ナンバー。Bメロが特に絶品でして、アウトロでシンセがそのBメロをなぞるくだりとかもう本当に秀逸。この1曲で間違いなく安室ちゃんはアーティストとしての格が上がったよな。『TRY ME~私を信じて~』でブレイクしてからも まだA級アイドルに昇格しきれてない感じがあったのに、小室先生の手にかかった途端スーパースターとしての輝きを放出(「はなてん」ではなく「ほうしゅつ」と読む)するようになって、そこからアムラーブームってのが当時の女子高生の間で巻き起こったんですよね。

 

セリーヌ・ディオン『TO LOVE YOU MORE』は、鈴木保奈美主演ドラマ「恋人よ」主題歌。これはリアルタイムではなく、2004年7月に再放送された際に鈴木保奈美見たさに観たんですが、その影響でこの曲にも嵌まりました。西洋の絶景をホテルの最上階のルームから堪能する朝食タイム、といったイメージの優雅なイントロからして名曲の予感は十分で、麗しさと雄大さを携えたサビでその予感に違わぬ美しさを存分に照射しておりば。素晴らしき一曲です。そして鈴木保奈美、お美しすぎるざます!

 


 

中島みゆき『旅人のうた』は、安達祐実主演ドラマ「家なき子2」 主題歌。これはリアルタイムで観ていたこともあり、当時から好きだったし、私のクラスでも人気がありました。なんかよくわからんけど「お~と~こに~は~お~と~この~ふ~る~さと~がある~と~いう~♪」とか男子が歌いよるんですよ。うっさいボケあほんだら!って話なんですけども、歌う人全員に共通してるのは、必ず歌い出しのトコを歌うんですよね。そして決まってAメロを歌って終わりになると。サビよりも歌い出しのほうが印象に残る、ということなんでしょうな。なんか分かる気がする。

 

イエモン『追憶のマーメイド』はポップながら骨のある演奏がカッコいい妖艶な歌謡ロック。大ブレイク手前の楽曲ですが、イエモンの全楽曲の中でもかなり好きな曲です。

 

WEST END×YUKI『SO.YA.NA』は、前年末からこの年にかけて大ヒットしたラップナンバー『DA.YO.NE』(EAST END×YURI)のパクリ。でも個人的には本家よりもこっちのほうが面白くて好きだな。今田と東野がいるし、3コーラス目での今田のフロウとかやたらキレキレでビビる。

 


 

『POISON』(布袋寅泰)は、『スリル』や『バンビーナ』と並んで布袋寅泰氏の代表曲に挙げられる 危険な香りが漂うロックナンバー。当時どこかしらでこの曲を耳にしたことはあったけど、いざCDでフルサイズを聴いてみたら思ってたよりもずっとポップで彩り豊かなアレンジに驚かされた覚えが。

 


 

FIELD OF VIEWのデビュー曲『君がいたから』は、中居くんや篠原涼子が出演していたドラマ「輝く季節の中で」主題歌だそうですが、すまん全然知らんかった。完全なる後追いで、2002年にCDTVライブラリーで初めて耳にしたのですが、なんだよめちゃくちゃ良い曲じゃねえか!青春まさかり感ハンパねぇっ!同年リリースの『Last Good-bye』も良い曲ですね。

 

『ぜったいに 誰も』(ZYYG)『煌めく瞬間に捕らわれて』 (MANISH)は、それぞれスラムダンクのOP, ED曲。どちらもリアルタイムで聴いてたし、どちらも好きな曲です。ただし、歌ってるアーティストを知ったのはそこから7年くらい後になってからだけど。

 

globe『Joy to the love(globe)』は、小室先生なりのアーバンなムード演出されたダンスポップ。やっぱりMARCのラップはこの時期がいちばん良いっすな。グルーヴ感の醸成に多大なる貢献をしていて。

 


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それじゃあ今度はアルバム。やっとアルバムの話題ですよ。楽曲編のコメントが長めだったので ここからは簡潔に。

アルバムのトップには『PIECE OF MY SOUL』(WANDS)をセレクトしました。WANDSがオルタナロック路線へと舵を切るようになってから最初(で最後)にリリースされたアルバムで、サウンドのみならず 歌詞もより内省的でマインドの影の部分をクローズアップする傾向が目立つようになったり(元からそういう傾向はあったんですけど)、それに合わせて歌唱も荒々しさや陰影を帯びていたりと、グループの雰囲気までもが大きな変貌を遂げています。『世界が終るまでは…』を収録しているとはいえ、これだけ大胆に路線変更をしていながらミリオンに迫るセールスを記録したのはシンプルに凄いことなんでは。私的にはこれがWANDSの最高傑作アルバムで、90年代のアルバムからベスト5をチョイスするとしてもこのアルバムは絶対に外さないってくらい好きな一枚であります。

 

『SMAP 007 Gold Singer』(SMAP)は、普遍性を伴った優良なアイドルポップスを ジャズ/フュージョン畑に属する海外の敏腕ミュージシャンによってゴージャスに仕立て上げたSMAP随一の名盤。このゴージャスなアレンジ・演奏が楽曲を飲み込むことなく ちゃんとアイドルポップスとしての体を保ってアウトプットされているのが良いっすね。だから演奏しているミュージシャンのことを全く意識せずともファンの人達は通常通りの感覚でSMAPのアルバムを楽しんで聴けるし、そもそもミュージシャンのプレイがあまりに前面に出ちまったらSMAPのボーカルが浮きまくってしゃあないからな。その辺のバランス感覚も絶妙。

 

B’z『LOOSE』は数多ある彼らのオリジナル作品の中でも1,2を争うくらいにフェイバリットな一枚。『ねがい』『love me, I love you』『LOVE PHANTOM』という超強力なシングルを押さえているというのも勿論ポイントではあるけど、ハードさとポップさのブレンド具合が絶妙だし、イントロダクション的立ち位置の『spirit loose』がいきなり痛快ですもん。稲葉先生のボーカルと松本先生のギターだけで織り成す インプロビゼーションに近いプレイがもうカッコよすぎるじゃないすか。

 

BLANKEY JET CITY『SKUNK』は、彼らの緊張感ある生々しい演奏が活きたアルバムで、「不良たちが憧れるロック」ってのを体現したような楽曲、そして音の鳴りが最高にカッコいい。

 

trf『dAnce to positive』は、生音をふんだんに取り込んでディスコ・ソウルミュージックに挑んだアルバム。当時カラオケ受けを大いに意識したダンスポップで絶大な支持を獲得していた彼らですが、その勢いに甘んじることなく頭からケツまで本腰入れて制作されたことがしかと窺えるラインナップ。これは今聴いてもノスタルジー抜きに楽しめるアルバムですね。

 


 

BUCK-TICK『Six/Nine』は、前作以上にキャラの濃い楽曲がこぞったカオティックなアルバム。『見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ』とか『相変わらずの「アレ」のカタマリがのさばる反吐の底の吹き溜まり』とか、曲タイトルからしてもう様子がおかしい。

 


 

その他、オアシス、マイラバ、ラルク、ジュディマリと、どれも良いアルバムでござんした(雑)。1995年は以上です!

 

Body Feels EXIT(ORIGINAL MIX)
安室奈美恵
1995/10/25 ¥250

Secret Night – It’s My Treat
WANDS
2002/08/25 ¥250

 

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