平成の音楽を総括するの巻#8【平成8年(1996年)】

ということで平成8年(1996年)、前年に引き続き小室ファミリーが幅を利かせていた平成8年、『恋のマカレナ』なんつー海外の珍曲が日本でブームとなった平成8年、志村けん死亡説が囁かれた平成8年。この年からようやく私は能動的に音楽を聴くようになりました。

その切っ掛けの一つが、Mステで観た安室ちゃん『Don’t wanna cry』。この時のパフォーマンスを観て私はこの曲そして安室ちゃんにド嵌まりするようになるわけです。そして、もう一つの切っ掛けがCDTV。1996年4月からTBSで「王様のブランチ」の放送が始まりまして、13時台にCDTV Repeatという 深夜で放送されてるCDTVを1週間遅れで再放送する枠が当時設けられていました(ゲストライブはカットされてたけど)。それを5月あたりからなんとなく観ていて、7,8月あたりから意識的に欠かさずチェックするようになったんですよね。その他、MステやHEY!HEY!HEY!、さらにこの年放送開始した うたばんや速報!歌の大辞テンなども観るようになり、楽曲もアーティストもチャートアクション云々に関してもそれら番組で色々知るようになりました。

 

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★平成8年(1996年)

【SONGS BEST 30】

◆『Don’t wanna cry』 / 安室奈美恵
◆『名もなき詩』 / Mr.Children
◆『YELLOW YELLOW HAPPY』 / ポケットビスケッツ
◆『Lies and Truth』 / L’Arc-en-Ciel
◆『In the future』 / hitomi
◆『GET MY LOVE!』 / MAX
◆『HEART OF SWORD~夜明け前~』 / T.M.Revolution
◆『マイフレンド』 / ZARD
◆『愛の言霊~Spiritual Message~』 / サザンオールスターズ
◆『ミッドナイト・シャッフル』 / 近藤真彦

◆『IN SILENCE』 / LUNA SEA
◆『MISERY』 / hide
◆『CRUCIFY MY LOVE』 / X JAPAN
◆『Can’t Stop Fallin’ in Love』 / globe
◆『ありがとう…勇気』 / TOKIO
◆『いいわけ』 / シャ乱Q
◆『青いイナズマ』 / SMAP
◆『恋心』 / 相川七瀬
◆『Another Orion』 / 藤井フミヤ
◆『SPARK』 / THE YELLOW MONKEY

◆『CIRCUS』 / 布袋寅泰
◆『STEADY』 / SPEED
◆『BEAT YOUR HEART』 / V6
◆『クラシック』 / JUDY AND MARY
◆『LA・LA・LA LOVE SONG』/ 久保田利伸 with NAOMI CAMPBELL
◆『Hey!Ladies&Gentlemen』 / TRF
◆『コマソンNo.1』 / ウルフルズ
◆『田園』 / 玉置浩二
◆『DEAR…again』 / 広瀬香美
◆『WORST CRIME~About a rock star who was a swindler~』 / WANDS

 

【ALBUM BEST 20】

◆『True』 / L’Arc-en-Ciel
◆『BELOVED』 / GLAY
◆『STYLE』 / LUNA SEA
◆『DAHLIA』 / X JAPAN
◆『SWEET 19 BLUES』 / 安室奈美恵
◆『深海』 / Mr.Children
◆『BEAT out!』 / GLAY
◆『MAXIMUM』 / MAX
◆『PSYENCE』 / hide
◆『FAKE STAR~I’M JUST A JAPANESE FAKE ROCKER~』 / 黒夢

◆『SMAP 008 TACOMAX』 / SMAP
◆『Cheer!』 / MANISH
◆『TODAY IS ANOTHER DAY』 / ZARD
◆『SIAM SHADE Ⅲ』 / SIAM SHADE
◆『We’re in the Mood』 / ICE
◆『Young Love』 / サザンオールスターズ
◆『FRIENDS Ⅱ』 / B’z
◆『ORANGE』 / 電気グルーヴ
◆『Noizy Beat』 / ZYYG
◆『PRESENT』 / RAZZ MA TAZZ

 

 

てなわけで、この年は思い入れも深い上に楽曲アルバムともに良いものが異様に多い年だったので、楽曲は30曲、アルバムは20枚をセレクトしました。1アーティスト1曲という制限のもと、こんだけ多めにセレクトしたというのに、スピッツ『渚』もなけりゃカワマコ(川本真琴)『愛の才能』もないし、GLAY『BELOVED』、大黒摩季『アンバランス』、岡本真夜『Alone』、黒夢『Like A Angel』、B’z『ミエナイチカラ~INVISIBLE ONE~』、MY LITTLE LOVER『ALICE』といった名曲たちがことごとく外されるというこの異常事態。シングルセールスのピークは1995年でしたが、楽曲の充実度という点では個人的レベルな話1996,7年になるわけですよ。それでもこの年もミリオンセラーがえらく続出した年でしたけど。

 

それではまず楽曲から触れていきますと、この年のトップは安室ちゃん『Don’t wanna cry』にきまってます。そりゃ私の音楽漬けの人生が始まった切っ掛けの曲だし、そういった思い入れを抜きにしても、時代の流れごときで色褪せることのないカッコよさ、スタイリッシュさ、ノリの良さがしっかり装備されているんですから、トップの座は揺るぎようがないじゃないすか。安室ちゃんの全ディスコグラフィーの中でも随一の名曲であります。

 

お次はミスチル『名もなき詩』。これは、「NO NAME」と記したベロを晒したジャケ写が非常にきっしょいことでもお馴染みですが、発売当時、東横線渋谷駅の外側にこのシングルの広告がどデカく横3面に展開されてましたからね。凄いっすよ、あのきっしょいジャケ写が横3つに並んでるんですよ。間違いなく通りすがりの人間ほぼ全員に強烈な印象を残すことは出来たかと思いますが、ろくにミスチルのことを知らん人はあれを見ても どっかのカルチャー誌の広告にしか見えんと思うので、販売促進効果があったかどうかは不確か。

それはそうと、これも彼らの全ディスコグラフィー中で最強の名曲っすね。束の間の間奏が明けてからのくだりが神がかっておる。そして、月9ドラマ『ピュア』の主題歌という超強力なタイアップがついていながらも、今となっては世間の印象としてドラマと楽曲が地縛霊の如く密接にリンクされている感がないのもいいっすね。ほら、小田和正の『ラブ・ストーリーは突然に』って、イントロのギターが鳴った瞬間に「東京ラブストーリー」の画や これ以上ないってくらいに超絶可愛い鈴木保奈美の姿が絶対に浮かんでくるじゃないすか。あとチャゲアスの『SAY YES』も、イントロ聴いたら武田鉄矢が人身事故起こしかけた画がやっぱり浮かんできちゃうし。楽曲そのものは勿論いいものだけど、タイアップ先のイメージが常にまとわりついて楽曲が独立しきれないというか。実際『ピュア』を観てた身ですが『名もなき詩』を聴いてもドラマの映像や和久井映見の萌え萌えな姿が自動的にフラッシュバックすることがないから純粋に何のしがらみもなく楽曲だけを堪能できる…っていう、そういう話(何)。

 


 

ほんでポケットビスケッツ『YELLOW YELLOW HAPPY』。これですよ。私が人生で初めて買っ(てもらっ)たCDがこれなんすよ。といっても、この時期はまだ「ウリナリ」は観ておらず、CDTVを観てこの曲を知ったんですけども。凄いですよ、9/4発売なのに11月半ばくらいまでベスト10にずっと居座り続けてたし、翌年2月上旬あたりまでベスト50に入ってた気がするんで、5ヵ月くらいほぼ毎週CDTVでこの曲が流れてたってわけですか。ひょえ~!個人的にもめっぽう嵌まった曲ですけど、私のクラスの間でも ものっそく人気があった曲でしたね。

 


 

私のクラスで人気が高かった曲っつったら、『ミッドナイト・シャッフル』(近藤真彦)、『いいわけ』(シャ乱Q)、『SHAKE』(SMAP)などもそうですね。

『ミッドナイト・シャッフル』は堂本光一主演ドラマ「銀狼怪奇ファイル」OP曲で、ドラマの内容的にも銀狼のキャラ的にも退廃的ロックな楽曲にしても 中二病患者のツボを刺激するような感じだったから、当時小4だった我々が夢中になっちゃうのもまあ当然と言えば当然。

 

『いいわけ』もまた上手いっすねえ。「ロンリー誰も孤独なのかいロンリー僕はひとりかい」なんつーキャッチーなメロ&フレーズといい、サビ前のオケヒといい、カラオケ受けやチャート番組意識(短時間で如何にインパクトを与えられるか)に重点を置いたような作りで。

 


 

『SHAKE』もサビメロにおける言葉の乗せ方が凄いですもん。なんたって「シェイクシェイク!ブギーな胸騒ぎ チョーベリベリ最高ヒッピハッピシェイク」ですからね。なんか女子中高生が遊び半分で考えたようなフレーズながらインパクトとキャッチーさとグルーヴ感をバッチリ押さえてるのが実に見事。ほんとに良く出来たチャート音楽ですよ。今となっちゃこれは90年代ならではの魅力って感じがしますね。最近こういう楽曲ぜんぜん出てこないもんな。

 

『Another Orion』(藤井フミヤ)、『田園』(玉置浩二)、どちらもドラマ主題歌でしたが、これもCDTVで初めて聴き 好きになった曲。ロングセラーの末どちらも おおよそミリオン級のヒットになりました。この2人だけじゃなしに、松田聖子(『あなたに逢いたくて~Missing You~』)とか松山千春(『君を忘れない』)とか高橋真梨子(『ごめんね…』)とかラッツ&スター(『夢で逢えたら』)とか、ベテラン勢が久々に大ヒットを飛ばしたのがこの年の特徴の一つ…と、1996年末のオリコンにそんなことが記載されていたので引用させていただきました(え)。

 


 


 

『CIRCUS』(布袋寅泰)もCDTVで初聴き。見てくれがものっそく怖すぎな男の分身が画面上にびっしり敷き詰められてるMVもインパクト絶大だし、そもそも名前が「布袋寅泰」ですからね。J-ROCK界の寅さん(?)。めっちゃ強そうな名前やん!てことで色んな意味でかなり衝撃でした。その上、めちゃイケの「イケてるッ!CDTV」で江頭がこの曲のMVをパロってたりしたので、私だけじゃなく多くの我々世代に多大なる衝撃を与えた楽曲なんじゃなかろうかと。

 

んでんで、かなり上位のところでhitomi『In the future』を挙げましたけど、この曲だけじゃなく、『Sexy』『by myself』と この年にでたhitomiの楽曲はどれも ものっそく好きなナンバー。メロディもアレンジも小室先生っぽさバリバリながら hitomiならではの一発で耳に引っ掛かる何気に独特なフレーズチョイスが、「その他大勢の小室ファミリー」に埋もれなかった大きなポイント。そんなこともあって『by myself』は結局何を歌ってんのか意味がよく分からんかったんですけど、まあなんか沁みてきますよ、わけもわからずに。

 


 

『コマソンNo.1』(ウルフルズ)は「資生堂GERAID」のCMソング。「ふんぞり返って、オ・シャ・レ・ねぇ~~~♪」ってやつ。
一方『Hey!Ladies&Gentlemen』(TRF)は「TBC」のCMソング。これ以外にも『Sexy』(hitomi)とか『I’m proud』(華原朋美)とか小室ファミリーの楽曲がやたらこのCMで使われていたような気が。当時私は毎朝6時台には「めざましテレビ」を観てましたから、6時30分台になるとTBCのCMを自ずと目にすることになるわけですよ。そうすると、全盛期に比べて明らかに売れ線から外れた楽曲ではあるけども何度も聴いてりゃ耳に残るわけですよ。で、ムーンプリンセス・妃弥子の占いが終わったら6チャンネルに変えて「おはようクジラ」を観てたわけですよ…ってどうでもいいかこれは。

 


 

この年ブレイクした相川七瀬からは『恋心』をセレクト。『LIKE A HARD RAIN』とか『BREAK OUT!』とかアッパーなロックナンバーも好きなんですけどね。実際フルサイズで『恋心』聴いてみたら思ってたよりも遥かにロックテイストが強く音圧も凄まじかったので くりびつてんぎょうした覚えがあります。まあだからこそ前述の2曲以上にこっちのほうが好きになったわけですけど。

 


 

そして同じくこの年に本格的にブレイクしたイエモンからは一応『SPARK』を。いやあこれは こうして記事にしてアップした今でもコレと『楽園』とどっちが良いのかハッキリ決められずにいるんですよね。どっちのほうがいいのかしらん。どちらも名曲ゆえ選択するのが非常にムズい。

 


 

『ありがとう…勇気』(TOKIO)は、フジテレビ系アトランタ五輪中継のテーマ曲。これはアトランタ五輪が開催されていた時期、夏休み真っ只中ですよ、お昼12時に笑っていいとも見たさに8チャンネルをつけるとタモさんwithあさりどの「ウキウキウォッチング」が流れるはずが、TOKIOの『ありがとう…勇気』のMV風の映像(MVではない)が流れるわけですよ。「ハーレルヤGO!GO!」とか言っちゃって。しかも映像では長瀬が歌ってるように映ってるけど、実際の音源はどういうわけか長瀬のボーカルはなく山口がリードボーカルを取ってるってのが全くもってイミフ。という感じなんですけども、曲はかなり好きです。惜しむらくは、シングルテイクがどのアルバムにも収録されていないこと。ベスト盤に収録されているのはドラムが打ち込みダンスビートになっており、なおかつギターソロがバッサリカットされている不可解なテイクでそこがちょっとな。まあこのテイクもアリっちゃアリなんですけど。

 

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そしてアルバム。あまりに名盤が多すぎるんで思い切って20枚選んでみましたが、スピッツ『インディゴ地平線』オザケン『球体の奏でる音楽』が入ってないし、その他 SMAP『SMAP009』、朋ちゃん『LOVE BRACE』、相川七瀬『Red』、globe『globe』などもハブられたりと、上記のベスト20以外にもまだまだ良盤がわんさか転がっているというこの充実ぶりよ。

 

ということで、アルバムのトップには『True』(L’Arc-en-Ciel),『BELOVED』(GLAY)をセレクトしました。ぶっちゃけこの2枚に関しては「どちらのほうが」という順番付けをするのが非常に困難です。思い入れはどちらも深いし、未だにどちらも良く聴いてるし。『True』を先に聴いたんで順番はあえてこのようにしてるというだけですので、皆様そういう認識でひとつ。

 

『True』(L’Arc-en-Ciel)は、V系たる耽美性や中性的な魅力、そして普遍的なポップさを完備した豪華絢爛なアルバム。このアルバムの大ヒットにより彼らはブレイク。発売から約3ヵ月近くベスト10にランクインし、ベスト100レベルまで拡大すると通算110週つまり2年以上ランクインという驚異のロングセラーを記録したのでありました。このアルバムの大ヒットでラルクは うたばんに初出演したのよね(sakura在籍時)。その時のタカさんのhydeいじりが面白かったし、4人中4人ともよう喋ってたし、ラルクはHEY!HEY!HEY!よりも うたばんのほうが断然 相性が良さそう。今でもよく聴くアルバムですけど、やはり中学生の頃までがピークということもあり、我が青春を彩った一枚という印象が強いです。

 

『BELOVED』は、発売から20年以上が経過した今でも GLAYがどんなバンドなのか 一発で説明するにはもってこいなアルバム。ゴールデンボンバーの鬼龍院翔が以前「関ジャム」で言ってました「親に紹介できるロックバンド」、その感じを時の流れに風化されないよう真空パッケージングしたみたいなアルバムといいますかね。これもまた我が青春を彩った大切な一枚なのであります。

 


 

つーかラルクGLAYは何が凄いかって、『True』『BELOVED』それぞれロングセラーの末ミリオンを記録したにもかかわらず、ミリオンに達した時点では知名度がまだ全国レベルに波及していなかったこと。GLAYは『HOWEVER』の大ヒットでようやく全国区にまで登り詰めた感じだし、ラルクなんて翌年末に東京ドームライブを敢行したその時ですらまだ全国区にまでは至ってない感じでしたからね。

 

『STYLE』(LUNA SEA)は、前作『MOTHER』とはまた違った方向性ながら 前作に引けをとらない これまた会心の一作。LUNA SEAはこの年発売の『END OF SORROW』をどっかで聴いたのが切っ掛けで好きになりました。でもこのアルバムを手に取ったのはもう少し先で、翌年の『SINGLES』を聴いてから遡る形で聴きました。当時はなんとなくカッコいいから聴いてたって感じだったけど、数年後に改めて聴いてみたら「このバンドまじでとんでもねぇな」と驚かされたっけ。くどいようですが、これもまた我が青春を彩った一枚でござんす。

 


 

『DAHLIA』(X JAPAN)は、X JAPANに改名後 初となるアルバムであり、解散前 最後のアルバムでもあり、再結成し余裕で10年以上経過した2019年現在においても未だ最新作(!!)にあたるアルバムでもあります。あほ!ボケ!何ダラダラやっとんねん!格付けとか出とる場合か われ!といっても本当に新作を出す気があるのかどうかすらイマイチよく分からないんですけども、ひとまずこのアルバムに関しては私が初めて聴いたX JAPANのアルバムだったし、なんやかんやでこれも未だによう聴いてる一枚なので かなり馴染み深いです。

 

『SWEET 19 BLUES』(安室奈美恵)は、私が人生で初めて聴いたR&B系統のアルバム。シングル曲とイメージがだいぶ異なるラインナップだったこともあり かなり衝撃的でしたけど、今聴くと別の意味で驚かされる。安室ちゃんが当時18歳にしてスターたるオーラを放って歌いこなしていることや、R&Bが広く普及される前から小室先生がこの手のサウンドで高い質で以て一つの作品を作り上げたこと、そして2019年になった今でも時の流れに風化されない強度を有してること。いくら音触りが90年代のソレだとしても、時代の音をカッコよく乗りこなしていれば何年経とうが元号が変わろうがカッコいいもんはずっとカッコいいんだよな。名盤であります。

 

『SWEET 19 BLUES』とはやや趣が異なるけど、『We’re in the Mood』(ICE)も90sの空気感を纏いつつもそれをカッコよく着こなした楽曲群がいちいちイカしてるソウルミュージックアルバム。良きかな良きかな。

 


 

『深海』(Mr.Children)は、当時 世間一般的にイメージされてたミスチルとは雰囲気がだいぶ異なる 荒んだアルバム。普遍的なラブソングを皮肉ってみたり、「救いの歌は聴こえちゃこないさ」と投げやり気味にマシンガンをぶっ放してみたり、それなら自分で救いの歌を歌わなしゃあないやんかと とりあえず「負けないように 枯れないように 笑って咲く花になろう」と歌ってみたりと、桜井氏のソウルジェム真っ黒ぶりが存分に投影されておりば。

 

『MAXIMUM』(MAX)は、なんと全編に渡ってユーロビート尽くしです。13曲中13曲がユーロビートです。サウンドが笑っちゃうくらいにミドル90s感丸出しで実にダサいです。とかなんとか言って私は『GET MY LOVE!』を聴いてガチでカッコいいとか思っちゃって すっかりユーロビートの虜になってしまったんですけど。ゆえにこれは今でも好きなアルバム。

 

『PRESENT』(RAZZ MA TAZZ)は、彼らの3rdアルバムにして唯一のベスト10入り(2位)を果たした作品。「1996年ブレイクが期待されるアーティスト」的な特集でウルフルズと並んで彼らの名が挙げられていたり、本作の先行シングル『MERRY-GO-ROUND』リリースの際にオリコンで表紙を飾ったりしていたのですが、私が彼らの存在を知ったのは翌年にリリースされたシングル『あじさい』の初チャートイン時でした遅くてすまん。3曲目の素朴さには今でもウルッときてまう。

 

あとは、色彩豊かで毒気たっぷりで娯楽性の高いハチャメチャなポップアートアルバム『PSYENCE』(hide)、「チャート音楽ってこんな感じでいいんスか?」と皮肉を込めながら売れ線ナンバーに着手しつつ デジタル要素を取り込んだパンキッシュなサウンドで攻めまくった『FAKE STAR~I’M JUST A JAPANESE FAKE ROCKER~』(黒夢)、従来のZARDサウンドにアーシーさを加味したような感じの『TODAY IS ANOTHER DAY』(ZARD)とか、キラキラ澱んだビーイングサウンドとのおさらばを試みた 彼女達の最高傑作『Cheer!』(MANISH)とか、インナーマッスルハードロックアルバムな『SIAM SHADE Ⅲ』(SIAM SHADE)とか、コマーシャルなポップさを主軸としながら程よくハードさや毒気、実験要素を注入した『Young Love』(サザンオールスターズ)、ギャグ要素てんこ盛りなテクノアルバム『ORANGE』(電気グルーヴ)などなどがあります。いやいや名盤や良作が多すぎて1996年マンセーって感じっすわ。

 

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Don’t wanna cry(Radio Edit)
安室奈美恵
1996/03/13 ¥250

GET MY LOVE!
MAX
1996/10/09 ¥250

Lies and Truth (“True” Mix)
L’Arc~en~Ciel
1996/12/16 ¥250




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