平成の音楽を総括するの巻#9【平成9年(1997年)】

ということで平成9年(1997年)、安室ちゃんが『CAN YOU CELEBRATE?』で年間シングルチャート首位を獲得した平成9年、安室ちゃんが初の4大ドームツアーを敢行した平成9年、安室ちゃんがSAM(TRF)と電撃結婚した平成9年、安室ちゃんがHEY!HEY!HEY!でなんとなしに取り上げたのが切っ掛けでたまごっちが爆発的ブームとなった平成9年、要するに平成9年とは何から何まで安室ちゃんが全てだった1年なのであります!ほんで私個人としては小学5,6年生で 中学受験のため早稲アカに通ってた時期です。前年に続き CDTVを筆頭に音楽番組をよく観ていました。そして7月頃から新たにテレビ神奈川の音楽番組(saku sakuモーニングコール、音楽缶、ミュージッククリーク、ミュートマJAPANなど)を観るようになり、より一層 音楽にのめり込むようになりました。

 

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★平成9年(1997年)

【SONGS BEST 30】

◆『Love me tender』 / D-LOOP
◆『ダイナマイト』 / SMAP
◆『MajiでKoiする5秒前』 / 広末涼子
◆『LOVE LOVE SHOW』 / THE YELLOW MONKEY
◆『HIGH PRESSURE』 / T.M.Revolution
◆『スタミナ』 / ブラックビスケッツ
◆『Judgement Night!』 / S.D.B.B.
◆『そのままの君でいて』 / 岡本真夜
◆『Glass』 / 河村隆一
◆『Don’t you see!』 / ZARD

◆『Feelin’ Good -It’s PARADISE-』 / DA PUMP
◆『Give me a Shake』 / MAX
◆『硝子の少年』 / KinKi Kids
◆『A.S.A.P.』 / Little Kiss
◆『Love Somebody』 / 織田裕二 with マキシ・プリースト
◆『Go! Go! Heaven』 / SPEED
◆『ラブリーベイベー』 / JUDY AND MARY
◆『HOWEVER』 / GLAY
◆『虹』 / L’Arc-en-Ciel
◆『DEAD or ALIVE』 / PENICILLIN

◆『Raspberry』 / TRICERATOPS
◆『GREEN MAN』 / ポケットビスケッツ
◆『Shapes Of Love』 / Every Little Thing
◆『ひまわり』 / CURIO
◆『YOU ARE THE ONE』 / TK PRESENTS こねっと
◆『Hate tell a lie』 / 華原朋美
◆『明日、春が来たら』 / 松たか子
◆『ESCAPE』 / MOON CHILD
◆『Forever』 / 反町隆史 with Richie Sambora
◆『Shuffle』 / MY LITTLE LOVER

 

【ALBUM BEST 10】

◆『restoration LEVEL→3』 / T.M.Revolution
◆『SURVIVE』 / B’z
◆『A album』 / KinKi Kids
◆『Starting Over』 / SPEED
◆『THE POWER SOURCE』 / JUDY AND MARY
◆『LOVE FLASH FEVER』 / BLANKEY JET CITY
◆『DRUG TREATMENT』 / 黒夢
◆『paradox』 / 相川七瀬
◆『Chicken Zombies』 / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
◆『SWEET PUNKS』 / ZYYG

 

 

つーことで、この年も思い入れがやたら深い1年だったので、楽曲からは30曲セレクトしました。アルバムは…従来通り10枚でいいや(え)。

 

まず、楽曲のトップに選んだのは、エイベックス在籍の 女性ボーカル擁する3人組ユニット・D-LOOP『Love me tender』。いわゆる旧ドリカム体制ってやつですな。前年に男女2人組ユニット・Favorite Blueと、旧ドリカム体制のユニット・Every Little Thingがエイベックスよりデビューしまして、この人たちが90年代後半以降 日本のミュージックシーンで量産されることとなるエイベックス系デジタルポップスの礎を築いたわけですが、D-LOOPもその類のユニット。この年は、デビューシングルである『Just place of Love』と前述の『Love me tender』をリリースしており、個人的にはこの2曲が1997年の楽曲部門のベスト1,2にあたる楽曲なのですが、1アーティスト1曲というルールを採用しているゆえ、ここでは断腸の思いで(大袈裟)『Love me tender』のみセレクトしました。幻想的かつロマンチックなミドルバラードで、楽曲も然ることながら、品格が備わった透明感あるMINAMIのボーカルがとても魅力的。つーか率直に歌上手い。エイベックスの歌姫と称されてもいいくらいの風格をバッチリ有しているのですが、諸事情があってデビュー1年足らずで活動停止となり、トータルで約2年ほどの活動に終止してしまったのが残念でならないっすわ。

 

Every Little Thingの名前が出たので彼らについても。この年1月リリースの『Dear My Friend』でブレイクし、4月リリースのアルバム『everlasting』がミリオンセラーになって あっという間にビックアーティストの仲間入り、その後も立て続けにシングルリリースを重ねていったわけですが、その中から1曲ピックアップするなら断然『Shapes Of Love』。ICEBOXのCMを思い出すほかない『出逢った頃のように』も真夏っぽさハンパない爽快感とキラメキを放っていて捨てがたいですけども。てか『出逢った頃のように』をCD音源通りのキーで歌ってるモッチーを1回も観たことないんですけど。リリース当初からどの音楽番組に出演してもキーを下げて歌ってたのが私的にちょっとげんなりでした。

 


 

音楽性は異なりますが、同じ旧ドリカム体制ということで、マイラバことMY LITTLE LOVERにもちょっと触れとこかなと。前年からマイラバのパブリックイメージとは距離を置いた楽曲をシングルとしてリリースし続けていたわけですが、「バラエティ豊か」の域を越えて方向性がてんでバラバラなもんだから、前年リリースの『ALICE』で彼らの存在を知った身としては「何なん この人たち?」という印象でした、当時の私の中では。この年リリースの楽曲だと、オルタナロックに踏み込んだ『ANIMAL LIFE』もかなり好きですけど、どっちかっつったら開放的でアッパッパーな『Shuffle』のほうが好きかな。一時期、めざましテレビの占いのコーナーでイントロ部分が使用されていたこともあって、CDは買ってないけど そこそこ馴染みはある、みたいな感じで。

 


 

この年ブレイクを果たしたT.M.Revolutionからは『HIGH PRESSURE』をセレクト。西川くんは前年末にリリースされた『HEART OF SWORD~夜明け前~』が るろうに剣心タイアップ効果でロングセラーになってましたが、T.M.Revolution自体のブレイクとなると、次のシングル『LEVEL 4』リリースのPRにあたり出演したHEY!HEY!HEY!が契機となります。これは凄いですよ。西川くんはこの日ダウンタウンと繰り広げたトークの面白さで人気が急上昇しましたからね。もちろん、しっかりとした歌唱スキルと楽曲の質が備わってるからこそブレイクに繋がったわけですけど、実際この日のO.A.後にセールスは目に見えて上昇していたし、西川くんのキャラクター性が注目されたことによって『HIGH PRESSURE』『WHITE BREATH』、そしてそれ以降の楽曲で、MV、衣装、パフォーマンスなどにおいてイロモノ的な要素が色濃くなっていったわけです。まあ私的にはそんなイロモノ感を抜きにしても真っ当に好きですけどね、西川レボリューションの楽曲は。

 


 

あと、これはイロモノというか番組の企画ものユニットですけど、ベスト30内に『GREEN MAN』(ポケットビスケッツ)『スタミナ』(ブラックビスケッツ)をセレクトしました。この年の初頭からウリナリを観るようになり、それもあって それぞれのユニットに興味を持つようになりました。前者はウドのダミ声が炸裂したロックナンバー。音はカッコいいし面白い曲ではあるけど、何故タイトルに”GREEN”が入ってるのかよく分からん。歌詞に緑を連想させるフレーズなんか一つも入ってへんがな。後者はニュージャックスウィングを踏襲したダンスナンバー。これはカッコいい。メインボーカルのビビアンはもちろん、たまにしか歌わん天野も歌が上手い。企画モノとはいえ、これはこの楽曲においてかなり重要なポイントなんでは。

 

この年にCDデビューを果たしたDA PUMP『Feelin’ Good -It’s PARADISE-』(てかこれがデビュー曲)、初のオリジナル楽曲であるMAX『Give me a Shake』、これもまたニュージャックスウィング系のダンスナンバーでくそカッコいいっす。

 

とんねるずの貴さんと工藤静香による1回こっきりのユニットLittle Kiss『A.S.A.P.』も これまたニュージャックスウィング系ナンバー。トラックがムーディーで歌詞が「出会って数秒で合体」みたいな(語弊)内容なので、当時小学5年だった私には敷居が高い感じだったのですが、高2,3あたりの時にデュエットソングのコンピを手にした時に聴いてみたら楽曲のカッコよさに即引き込まれました。

 

S.D.B.B.『Judgement Night!』、このタイトルやアーティスト名を見ても「なんのこっちゃ?」って思う人が大半かと思います。まずS.D.B.B.ってのは、当時PUFFYがパーソナリティを務めていた テレビ神奈川の番組「saku sakuモーニングコール」にちょいちょい出演していた男性4人組ユニット(18歳前後くらい?)。んでこの曲は彼らのメジャーデビュー曲で、HIP-HOP成分そこそこの量とロック成分を少し含有したダンサブルで悪そうなアップナンバー。やたらスケールがデカいイントロとか「悪そうな奴は大体友達」的な(アバウトすぎ)歌詞とか、今考えるとこの悪ぶった感がダサく思えてしまったりもしますが、当時は小6で普通にカッコいいと思って聴いてたし、それもあって未だにその感覚のまま聴けちゃってるみたいな。思い出補正バリバリですが良い曲っすよ。

 

 

『Raspberry』(TRICERATOPS)もテレビ神奈川の放送が切っ掛けで知りました。テレビで聴いた時は、和田唱の 独特の癖や甘味あるボーカルと メロディアスでポップなメロディが際立っていたんですけども、実際CDで聴いてみたら、やたらカッチリしたアンサンブルに驚かされました。これ踊れる曲だったんかいと。

 


 

ボーカルがグレートチキンパワーズの北原に似ていることでお馴染みのCURIOは、ブレイクするのは翌年になりますが、『ひまわり』は当時のCDTVのOP曲に起用されていたのでそこで知りました。衒いのない開放的なポップナンバーで、ほぼ同時期にリリースされた長渕剛『ひまわり』とは印象が真逆。長渕の『ひまわり』はやたら渋い上にMVがモロ武道家。

 

あとは、90s女性アイドルポップスの最強を誇る『MajiでKoiする5秒前』(広末涼子)とか、ジャニーズ黄金期である1997年の中でも とりわけ燦然と輝きすぎてて眩暈起こしそうになる『ダイナマイト』(SMAP)、自身のポテンシャルを削ぐことなくカラオケ受けもバッチリ押さえた ニホンザルバンドの華やかなロックナンバー『LOVE LOVE SHOW』(THE YELLOW MONKEY)、この年の6月頃うたばんに出演するまではLUNA SEAのボーカリストだと気づかずに聴いていた『Glass』(河村隆一)、2010年に中国にパクられたことでお馴染みの『そのままの君でいて』(岡本真夜)と、まあこんな感じでしょうかね。全部 事細かに取り上げてたらキリがないし。

 



 

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ではアルバムについて。順番が前後して申し訳ないですが、まずはSPEED『Starting Over』から。これが初めて買っ(てもらっ)たアルバム、つまり私にとって人生で初めて聴いたアルバムになります。シングル3曲どれも好きだったし、メンバー4人とも好きだったし、中でもhiroちゃんがくっそ可愛すぎてたまらんかったし、そんなhiroちゃんが実は私とたった1歳違いという衝撃なんかもあったりして、この1stアルバムを聴くのが凄く楽しみでした。当時はR&BだのHIP-HOPだのニュージャックスウィングだの んなもん全然知りゃしませんでしたけど、当時からどの曲も純粋に好きだったし、今改めて聴いてみると、こいつら本当に中1~高1の子達?ってくらいに大人びてるし洗練されてるし歌もダンスも上手い。でもやっぱりまだまだガキだなという未熟さや危うさも孕んでいて、この時期のこの4人でないと演りようがない音楽がこのアルバム(と次作)に詰まってるなと再認識させられたまで。

 

 

ほんで、アルバムのトップに選んだのがT.M.Revolution『restoration LEVEL→3』。オリコンチャートやシングルに封入されているステッカー裏面記載のディスコグラフィーには「維新レベル→3」と表記されていたりしますが、まあぶっちゃけ意味は同じ。こちらは初めて自分の金で購入したアルバムということもあり、思い入れは非常に深いです。多分今まで聴いたアルバムの中で最も再生回数が多いのはコレなんじゃないすかね。インストとシングル曲のリミックスを含めて全9曲(シングル曲のオリジナルテイクも収録)という、曲数的には中途半端ではありますが、ロックとデジタルの融合、やたら細いカラダとは裏腹の 男気があり芯がしっかりしたボーカル、そしてプラスアルファ程度にコミカルさやヘタレ男っぷりを含有していたりなど、T.M.Revolutionらしさというのが高いクオリティをもってしっかり確立されている一枚で、これも今聴いてもカッコいいアルバム。

 

 

B’z『SURVIVE』は、B’zの全オリジナルアルバムの中でベスト3に入るほど好きなアルバムで、前作に続きハードとポップの塩梅が絶妙なラインナップなのですが、どういうわけか この年からセールスが下降しはじめてまうんですよね。なんでや!前年の『Real Thing Shakes』のほうがよっぽど非売れ線やんけ!B’zに限らず、ZARD、ユーミン、ドリカム、マッキー、ヒムロックなど90年代前半に大ヒットを連発していたアーティストが軒並み 前年後半からこの年にかけてセールスダウンしちまっていて、これも97年の特徴の一つになるかな。

 

KinKi Kids『A album』は、シングル『硝子の少年』と同時リリースされたアルバムで、本作用の新曲もありつつ、番組タイアップがついた楽曲やライブで披露されていた楽曲など デビュー前から既に完成されていた楽曲が多々収録されてるのが特徴でもあり最大のウリでもありました。多分これ、我々世代+8~-2歳の10年の範囲(幅広く取りすぎ)に属する人からしたら垂涎モノの一枚じゃないっすか。「金田一少年の事件簿」「銀狼怪奇ファイル」「若葉のころ」の主題歌もあるし、名義がKinKi Kidsになってからデビューまでの間に最も多く披露されていた『たよりにしてまっせ』も押さえてあるし、新曲3曲がどれもシングルカット耐性抜群の出来だし、シングル曲皆無だけど限りなくベストアルバムに近いラインナップ。思い出補正も少なからずありますが、収録曲のほとんどが90年代ジャニーズ史に燦然と輝く名曲・佳曲ばかりだし、これは今でも好きなアルバム。

 

JUDY AND MARY『THE POWER SOURCE』は私的に彼らの最高傑作。収録曲はどいつもこいつも極上ポップなのに、大半の楽曲でノイジーなサウンドが鳴ってんのが凄いし、それが快感でもあります。40分あれば全曲聴けちゃうコンパクトさもいいっすね。相川七瀬『paradox』は、ロック姉ちゃんたるカッコよさと女性シンガーたる繊細さの双方が活きた初期の傑作。その双方が同居した『恋心』はやっぱ名曲やな。

 


 

その他、『LOVE FLASH FEVER』(BLANKEY JET CITY)、『DRUG TREATMENT』(黒夢)、『Chicken Zombies』(THEE MICHELLE GUN ELEPHANT)、『SWEET PUNKS』(ZYYG)は、いずれも悪そうな奴が演ってるロックって感じで、どれもカッコいいっす(雑)。

 

そしてGLAY。前年リリースの『グロリアス』で既にブレイクしており、シングル『BELOVED』、アルバム『BELOVED』という大ヒット作もありながら知名度が未だお茶の間に浸透していない感がありましたが、『HOWEVER』のロングセラー&ミリオンセラー(しかも当時はノンタイアップ)でようやく全国区レベルに達し、その勢いに乗ってリリースしたベスト盤『REVIEW』で初動&累計ともに当時の日本新記録を樹立してしまいました。上記の【ALBUM BEST 10】には どうしてもベスト盤は入れたくないので取り上げてませんが、当時よく聴いてました。そして、未だに『RHAPSODY』が選ばれて『生きてく強さ』が外された意味が分からない。初のヒット曲『Yes, Summerdays』が収録されてないのはなんとなく分かる。めっちゃ好きな曲だけど、これってライブで盛り上がるんか?

 

 

上記以外だと、『SICKS』(THE YELLOW MONKEY)、『BOLERO』(Mr.Children)、『POWER OF DREAMS』(大黒摩季)、『A』(電気グルーヴ)など、他にも良いアルバムはあったんですけど、今回はカットの方向で。

 

Love me tender
D-LOOP
1997/10/22 ¥250

MajiでKoiする5秒前
広末涼子
1997/11/19 ¥250



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