アルバム感想『Who Are You?』 / HIROOMI TOSAKA


『Who Are You?』 / HIROOMI TOSAKA
2020.1.8
★★★★★★★★★☆

01. Who Are You? ★★★★★★★★☆☆
02. BLUE SAPPHIRE ★★★★★★★★☆☆
03. Nobody Knows ★★★★★★★★☆☆
04. NAKED LOVE ★★★★★★★★★☆
05. OVERDOSE ★★★★★★★★★☆
06. One Way Love ★★★★★★★★☆☆
07. LION KING ★★★★★★★★★★
08. UNDER THE MOONLIGHT ★★★★★★★★★☆
09. SUPERMOON ★★★★★★★★☆☆

 

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 約1年5ヵ月ぶりとなる2ndアルバム。

 

 三代目JSBで観聴きしてる時にはあまり感じたことがないんですが……って言うと語弊があるけど、ソロ活動における登坂広臣は実に妖艶。それでいてクール!そしてナルシスティック!!熱烈なファンではない私ですら 思わずカラダの敏感なトコが疼いてしまうほど、登坂広臣ってヤツはどうしようなく色男だし、そんな自分自身をプロデュースする能力に長けてることもビジュアル面からもサウンド面からも明白。

 

 クラブミュージックやベースミュージックを下地とした楽曲や、「月」をモチーフにしたコンセプチュアルな演出など、ソロプロジェクト発足当初から着手していたアプローチがより一層 研ぎ澄まされており、妖しい輝きを纏ったジャケ写が象徴するように 月が秘めている魅惑的なオーラを 目が眩むほどにドぎつく照射してます。

 

 アルバムタイトルにもなってる冒頭ナンバー『Who Are You?』が文字通り本作の核を担っている一曲。キザったらしいボーカル、アブナげな香りを放つEDMサウンド、自身・他人の多面性や核となる本当の一面が捉えきれずにいるような歌詞でミステリアスさを演出してます。

 

 

 それはこれ一曲に留まらず、攻撃性にとりわけ注力したソリッドなEDMナンバー『Nobody Knows』、電気消してこれから何かやらかそうとしてる気配が窺える妖しさ(怪しさ)が色濃く渦巻いたハーコーなトラップ系ナンバー『LION KING』
魔性と神秘性を交えてロマンティックな音世界を映し出したメロディアスなトラップ系ナンバー『UNDER THE MOONLIGHT』、フューチャーベース駆使のスリリングなナンバー『SUPERMOON』といった楽曲でも存分に振る舞われています。

 

 

 劇場版「名探偵コナン 紺青の拳」タイアップがついた ラテンテイストのミドルダンスナンバー『BLUE SAPPHIRE』もいいっすね。哀愁と幻想性を兼備した ハートも濡れるナンバーであります。タイアップ先に寄せたフレーズチョイスも少なからずありますが、ソロプロジェクトの元来の演出とイメージがリンクしてるゆえ、アルバムの中でこの曲だけ浮いちまうという事態に陥ることなく歯車の一つとしてしっかり有用してます。

 

 

 陽炎のような熱と揺らめきを有したミドルテンポのベースミュージック『NAKED LOVE』がこれまた色っぽい。というより艶かしい。つーか率直に言ってエロ。どえらいエロい。ファルセットを交えた官能的なボーカルにムラムラを禁じ得ないし、そもそもトラックが織り成す密室感と密着感がヤバい。灯りを暗めにしたラブホのベッドの上で広臣と絡まってる画を嫌でも連想してまうがな!

 

 

 先行シングルにもなった『OVERDOSE』は、過剰な愛ゆえに自暴自棄に陥った男のひび割れた心模様を歌ったミドルスロー曲。『Who Are You?』が本作における表サイドのハイライトだとすると、この曲は裏番長的な存在という感じがします。
 狂おしさが噴出したボーカルと、『ただ…逢いたくて』における「悲しい過去」「若すぎた日々の過ち」ばりに深い海に沈んだ感があるスペーシーなトラックが、愛しすぎて頭バグってしまったイケメンのダメっぷりを見事に具現化。クールでミステリアスなイケメンが演るからこそ映える演出ですよね。気持ちめちゃくちゃハートバラバラぶりを露呈したファルセットとか 特別ファンでない私ですら ものっそく そそられるし、これは 聴いてる腐女子達を底なし沼に沈めてしまう なかなか危険な佳曲じゃなかろうか。

 

 

 そこからのシンプルなピアノバラード『One Way Love』がまた良いんですわ。曲そのものも前曲からの流れも。淀みのない歌唱に心洗われること請け合いであります。

 

 前作と同様のコンセプトやサウンドアプローチを踏襲していながら、前作の続編にもアウトテイク集にもならず、ミステリアス演出に一点集中して深化を遂げた新作としてドロップしているのが純粋に素晴らしくもあり、彼のプロデュース能力の高さに箔をつけてます。全9曲と楽曲数はやや控えめですが、前作よりもこっちのほうが好み。

 

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