アルバム感想『濡れゆく私小説』 / indigo la End


『濡れゆく私小説』 / indigo la End
2019.10.9
★★★★★★★★☆☆

01. 花傘 ★★★★★★★★☆☆
02. 心の実 ★★★★★★★★☆☆
03. はにかんでしまった夏 ★★★★★★★★☆☆
04. 小粋なバイバイ ★★★★★★★☆☆☆
05. 通り恋 ★★★★★★★★☆☆
06. ほころびごっこ ★★★★★★★☆☆☆
07. ラッパーの涙 ★★★★★★★★★☆
08. 砂に紛れて ★★★★★★★☆☆☆
09. 秋雨の降り方がいじらしい ★★★★★★★★★☆
10. Midnight indigo love story ★★★★★★★☆☆☆
11. 結び様 ★★★★★★★★☆☆

 

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 約1年3ヵ月ぶりとなるメジャー5thアルバム。こちらが2019年11月時点での最新作となります。

 

 久々に歌謡曲をベースにした作品となってます。『はにかんでしまった夏』『砂に紛れて』といった 初期インディゴみたく歌謡メロと下北系ギターロックとを掛け合わせた楽曲も満を持して登場しているし、彼女の死を受け入れられず より恋しさが募った セツナの極みソング『花傘』、恋に奥手な草食男子の一人相撲ソング『ほころびごっこ』に関しては歌謡メロっていうかほとんど歌謡曲。

 

 

 『心の実』はニューミュージック的な感触のミドルナンバーで、前作で打ち出したファンクやフュージョンのアプローチを引き継ぎつつ、キーボードなどで80sな雰囲気を演出した佳曲であります。

 

 

 『秋雨の降り方がいじらしい』もウェットで感傷的な歌謡メロが光るミドルナンバーですが、前奏や間奏などで鳴らされるフレーズがJustin Timberlakeの『LoveStoned』を想起させる変態的なソレでビックリこきまろ。間奏なんてギターの音弄くって変態度が余計アップしちゃってるし。個人的にはこれが本作中でいちばん好きな曲ですね。

 

 

 『ラッパーの涙』は本作中で異彩を放つファンク・ヒップホップ系統のナンバー。冒頭での軽やかなドラミングがいきなり贅沢すぎるオカズだし、ファンキーなグルーヴとアーバンなムードと哀愁を帯びた歌メロとの取り合わせがまた絶品。ラップも中々イケてますね。なんかUVERworldのTAKUYAっぽい感じがしてかなり好きです。

 

 

 尽きることのない一途な想いを叫び続ける『通り恋』、配信ドラマ『僕はまだ君を愛さないことができる』主題歌の『結び様』はシンプル指向のバラード。特に後者の泣きメロに乗っかったタイアップ先ドラマに寄り添った歌詞ですよね。恋愛関係以上に長く居られる選択をしたこと以上に「好きにならなきゃよかった」という結論にたどり着いてしまったことがあまりにも悲しい。そして、こんな くすんだブルーの余韻を残したまま幕を下ろすあたりがインディゴらしい。

 

 

 バンドの大雑把なイメージを堅持しつつ自身の赴くままに好き放題やっていた前2作と違い、大衆に向けて丁寧に紡ぎ上げたような印象のアルバム。と言っても、ゴマすりしてるわけじゃなく、自身の個性や強みがしっかり活かされた形でアウトプットされてる感じだし、前2作での経験も少なからず反映されてるので、私的には好感が持てます。TikTokでバズった『夏夜のマジック』を気に入った人が次に聴く一枚として最適な一枚だとも思います。

 

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