Janne Da Arc デビュー20周年記念 BEST SELECTION20

ということで、気がつけばJanne Da Arcがメジャーデビューを果たしてからもう20年が経過してしまった。そんな記念すべき日を迎える前、2019年4月1日をもって彼らは解散。もう二度と5人揃って活動することはないだろうけど、私の青春を彩った彼らの素晴らしき音楽は令和になってからも生き続けるし、絶対に根絶させてはならないのだ。そんなこんなで、マイフェイバリットなJanne Da Arcの名曲を年代順にセレクトしてみました。なるべく時代に偏りが出ないよう心掛けてるつもり。

 

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◆ ICE

インディーズ時代、それもCDリリースをするだいぶ前から存在していた楽曲ですが、この時点で既にジャンヌっぽさやyasuっぽさがある程度出来上がっていたことがしかと伺えます。メロディとアンサンブルがスリリングなヴィジュアル系ハードロックナンバーで、真っ当にカッコいい仕上がりだというのに、イントロがモロにラルクの『Be destined』だったり、冒頭から「ふと目が覚めれば真っ白で 何もかもが豆腐に見えて」と悪しき滑舌で空耳アワーを繰り広げたりと、yasuの茶目っ気がさりげなく注入されてるのが特徴的であります。

 

◆ Hunting

こちらもインディーズ時代の楽曲で、メジャー進出以降も何かと出番が多かったヴィジュアル系ビートロック。イントロのキーボードの鳴りがものっそく90年代だし スーファミ時代のゲームのBGM感がマジ半端ないっす。ほんで、サビメロは何を歌ってんのか一字たりとも まともに聴きとれん。演奏陣が猛威をふるう終盤がこの曲随一の聴きどころ。

 

◆ Strange Voice

そして、こちらもインディーズ時代の楽曲。ヴィジュアル系と謳ってる割にゴシックテイストの楽曲が少ないジャンヌですが、そんな彼らの中でもヴィジュアル系たる耽美性が最も色濃く表れたのがこちら。演奏陣のフルスロットルプレーと yasuの悪しき滑舌による中二臭い語りが織り成す混沌とした音像は、出口のない悪夢へと引き摺り込んでいるかのよう。個人的にはこれがインディーズ時代の最高傑作ナンバー。

 

◆ Lunatic Gate

メジャー2ndシングル曲で、インディーズ時代から既に確立されていたジャンヌっぽさを より重厚かつソリッドなサウンドで昇華した退廃的なハードロックナンバーであります。歌詞はyasuお得意のエロティックものですが、ジャンヌと マドモアゼルな私達との関係性を敢えて変態的に描写してるとも解釈が出来るし、案外深みのある歌詞なのかもしれんな(考えすぎ)。

 

◆ Vanish

3rdシングルのカップリング曲ですが、メンバー的にはリード曲に持ってきたかったという自信作っぽいナンバー。ハードさ、ポップさ、メロディアスさ、飛翔感と、ザ・V系っぽいロックのフォーマットにまんま乗っかり それをハイレベルで仕立て上げたような初期の隠れ傑作であります。

 

◆ 桜

メロディアス系やバラード系を得意とするka-yuの真骨頂ともいうべき叙情的なミドルナンバー。メロウで儚げなメロディを歌い上げるハスキーなボーカルも良いし、桜の香りやノスタルジーを喚起する間奏のギターやピアノも絶品だし、桜の花びらが風に流され空を舞うようなイメージの終盤の展開も切なさをより掻き立てていて これまた秀逸。ハードでテクニカルだけではない エモーショナルサイドの強みを見せつけた名曲であります。

 

◆ differ

なしてこの手のミステリアスなミドルロックナンバーは カップリングでしか姿を見せないのか。90sのテレ東アニメのEDに起用されてもなんらおかしくないこの危うい雰囲気がたまらん。

 

◆ -救世主 メシア-

シングル曲ではないのでファン以外は知らんかもしれませんが、これは我々マドモアゼルな私達にとってアンセムのようなハードロックナンバーなのであります。ライブではヘドバンは必須、っていうか戦闘民族サイヤ人の血を騒がせるかの如しエッジーなリフを耳にした瞬間 壊れた赤べこばりに頭振っちまうこと もはや不可避の一曲なのだ。

 

◆ ナイフ

陰気でヒキコモリ気質というのがkiyoの手掛ける楽曲の特徴の一つでありますが、この曲はそれを最も深く突き詰めた おぞましきナンバー。「殺意にも似た愛情をかき集め とどめはいつでも刺せるわ」だの「髪に絡みつくあなたの指さえ潰したいくらい許せない」だの、冷ややかな狂気が蔓延したこんな曲をライブで演られたところで どう振る舞い どんな面して聴けってんだって話ですけども。

 

◆ Plastic

これまでの作品に比べ、驚異的なまでに薄味でまろみを帯びたアルバム『GAIA』に収録されてる楽曲。そんな作品の中でも特に味が薄く作りが簡素なのがこの曲。歌詞は大雑把に言ってマイナスからプラスへ促すような仄かにポジティブ志向な内容なのに、なしてこんな虚無感を喚起するようなアレンジなのでしょうか。しかし、それが生半可に感傷的なメロディと上手いこと噛み合っていて 個人的にはかなり好きな曲。いくら「ここから歩き出そう」とか歌われても 全然前向きにはなれやしませんが、いいものはいいんだと。

 

◆ MOTHER BRAIN

ゴリゴリなリフで押すサウンドとか まるでサビのような訴求力を有したBメロとか ものっそくカッコいいのに、肝心のサビがほとんど聴き取れないという アチャーな現象をものともしないこの隠れ名曲感はなんだ一体。

 

◆ マリアの爪痕

これまで散々ヤリ尽くしてきたジャンヌ鉄板のエロ系ハードロックを 敢えてシンプルかつ分かりやすくしたかのような作風。ですが、だからといって薄味になるなんてことはなく、むしろギターソロとかバチクソかっこよすぎてコレ最高!

 

◆ ヴァンパイア

ジャンヌの代名詞といっても過言ではない、男も濡らすV系歌謡ハードロック。この曲聴いて全くそそられない人はハッキリ言ってジャンヌダルクに向いてません。とっとと諦めて下さい。シャープなリフが牽引するハードな演奏、耽美で切ない歌メロ、そしてラスサビでyasuが目の前に居るファンに抱きつくというライブでの過激なサービスなど、マドモアゼルイチコロな要素がてんこ盛りのアンセムそのⅡでございます。

 

◆ MEDICAL BODY

ジャンヌのナンバーには、リズム隊がグイグイ引っ張る類の曲もあまり多くはないのですが、強いて言うならこの曲がそれにあたるのかしらん。敢えて外したのか結果的にここに着地しちまったのかよう分からん洗練されてなさといい、地を這うグルーヴともバウンシーでダンサブルなグルーヴとも異なる このどっちつかず感といい、このハリボテぶりはなんだか癖になる。「傷だらけ血まみれの美しきMEDICAL BODY」なる歌詞に合わせて このように仕立てたのだとしたら大したもんです。

 

◆ Hysteric Moon

私自身、以前から散々言ってきたし、各所でもちょいちょい言われてることですけど、明らかにGLAY『月に祈る』にインスパイアされたパクリジナルナンバーです。いやいやラルクだけじゃないんかと。GLAYにまで手を染めるんかいと。『EDEN~君がいない~』のサビメロをGLAY(『BEAUTIFUL DREAMER』)にパクられた腹いせかいと。そんなパクリジナル要素と単なるストーカーの身勝手な思いをなんとなく美化して綴った歌詞で構成された楽曲が何故ここまで痺れるほどにカッコいいのか。私的にジャンヌでいちばん好きな楽曲がコレ。

 

◆ ROMANCE

これ聴いてショムニが頭から離れない人は来るところを間違ってます。とっととSURFACEのところへお行きなさい。

 

◆ ACID BREATH

この時期ともなると、かつてのようなヴィジュアル系っぽさはもはや無いに等しいのですが、ハードとポップとメロディアスさの巧みな取り合わせはここでも健在。ラスサビの入りが鳥肌ものレベルでカッコよかったり、最初サビだと思っていたCメロが実はまだ平歌だったり、そのCメロがラルクの『Blurry Eyes』チックだったりと、随所にあるフックが耳を惹く後期の名曲であります。

 

◆ Mr. Trouble Maker

凄いっすね、この血の気の多さ。この曲のプレー中、保徳は何度 暇なハイエナに中指を立て親指を下に向けたんでしょうか。初っ端から迸る性急なビートといい、シンフォニックなアプローチをかけた間奏といい、端から端まで実にスリリング。最後のオリジナルアルバム『JOKER』の中でも特に好きな曲。

 

◆ 風にのって

いわゆる「お涙頂戴、とうっ!」(違)ってやつです。初めて聴いた時、見事に泣かされました。完全なる私の負け。大敗。K.O.

 

◆ Destination

『振り向けば…』だの『HEAVEN』だの、すっかりJ-POPサイドに傾倒した晩期の中でも(その2曲ともかなり好みではあるんですけど)、これは「ヴィジュアル系の最終兵器」と謳われたバンドの矜持をしかと見せつけた力作ではなかろうか。そして、今改めてこの曲を聴くとサビメロと歌詞に思わず胸が熱くなるな……。


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