華原朋美 アルバムレビュー簡易版 #1

トモちゃんこと華原朋美のアルバムレビューを簡易版でお送りします。
今回は『One Fine Day』『Love Again』『NAKED』の3作。

 

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『One Fine Day』/ 華原朋美
1999.11.25
※※※※※※※※※※

01. Don’t Wanna Escape (D-Z Hyper Remix)
02. A Broken Wing
03. Future
04. True Mind
05. my family
06. Only Once Generation
07. Blue Sky
08. be honest (Rearrange Version)
09. as A person (as A….)
10. Don’t Wanna Escape
11. as A person (Classic Version)

 

 小室先生の手を離れてから初となるオリジナルアルバム。

 99年1月に活動休止、6月に復帰会見、7月に復帰第一弾シングル発売、んで前作よりほぼジャスト1年後にアルバム発売と、「何をそんな生き急いでんだ!?」って言いたくなるくらいの早いペースでここまで漕ぎ着けてきましたが、ぶっちゃけメンタルが全然追いついてないっす。ジャケ写やブックレットに掲載されている虚ろな目をした写真を見ればそれは明らかだし、歌声も全くといっていいほど感情も込められてないし生気も感じられない。もはやボーカルディレクションではどうすることもできない域にまで達しちゃってます。

 

 んで楽曲はエイベックス所属の作家陣が手掛けており、MAX松浦氏がプロデュースに携わっています。そして作詞は全てトモちゃん本人の手によるもの。ということで、如何にもこの時期のエイベックスっぽい無難で耳当たりの良い楽曲が揃っていますが、トモちゃんの覇気がないボーカルが全てを台無しにしてしまうゆえ まともに聴けたもんじゃない。ポジティブシンキンな曲が割と多めですけど、トモちゃんのこの歌声ではどれも胸が痛くなるよりほかないし、小室先生との別れを歌った『as A person』もなかなか重くて重くて。いっそのこと「傷ついたなんて思わない!ありがとうなんて絶対言わない!」ってパワフルに歌っちゃえば痛快だったんですけどね。ていうか「多分どんな人だって人として人なりに人だから」って歌詞が強烈。

 

 歌以外は良くも悪くも普通ゆえ、これを怪盤と称するのはちょっと違う感じがするんですけども、前作に続き本作もヤバいです。

 

 


『Love Again』/ 華原朋美
2001.11.21
★★★★★★★☆☆☆

01.We Wanna Reach Back ★★★★★★★★☆☆
02.Free Mind ★★★★★★★☆☆☆
03.Waiting For Your Smile ★★★★★★★★★☆
04.Regrets ★★★★★★★★☆☆
05.Love Destiny ★★★★★★☆☆☆☆
06.Never Say Never -Japanese Version- ★★★★★★★☆☆☆
07.Love Again ★★★★★★★★☆☆
08.Goin’ to The Music ★★★★★★★☆☆☆
09.Driving To Freedom ★★★★★★★☆☆☆
10.Precious -Album Version- ★★★★★★☆☆☆☆
11.Your Face ★★★★★★★★☆☆
12.あなたのかけら -Album Version- ★★★★★★☆☆☆☆

 

 前作より約2年ぶりにリリースされた5thアルバム。

 再度の休養、そして電波少年の全米デビュー企画を経て本当の意味での復活を果たしたトモちゃん。前2作での覇気がないボーカルから一転、歌唱力は見事に回復し、全盛期にあった可憐なイメージとは打って変わって 自信と力強さが備わっているのが特徴的です。

 

 そして楽曲の方向性もだいぶ変わり、2001年当時のトレンドに倣ったR&Bや打ち込みダンスポップを中心としたラインナップになっておりば。さらに言うと、無難という印象しかなかった前作よりも幾分 質が向上してます。

 

 私的には、クールかつエッジーなR&B『We Wanna Reach Back』、まるで葉山拓亮が手掛けたかのようなダンスポップ『regrets』、メロウ&スロウなR&B『Love Again』、妖しげな夜の匂い漂うアーバンポップ『Your Face』あたりが好きです。

 

 そして、怪盤『nine cubes』収録曲と同タイトルを掲げた哀愁歌謡ダンスポップ『Waiting For Your Smile』は村下孝蔵の『初恋』のメロディを引用してしまった いわゆるパクリジナルナンバーであります。まさか『初恋』リバイバルブームの先取りっすか?実際リバイバルが起こるのは2007,8年あたりなんですけども、何にせよこれが確信犯なのか無意識なのかはイマイチよくわからん。これもかなり好きな曲。

 

 歌唱力は前作より格段にアップしてはいますが、今回の楽曲を歌いこなせているかというと 安易にそうとは言い難いのが正直なトコ。なんか全体的に力みがちで もうちょっと肩の力抜きなよと言いたくなっちゃいます。表現力に関してはまだまだ改善の余地がある、といった感じですね。

 

 


『NAKED』/ 華原朋美
2005.6.29
★★★★★★★☆☆☆

01. 好きは世界一長い言葉 ★★★★★★★☆☆☆
02. 涙の続き ★★★★★★☆☆☆☆
03. あなたがいれば ★★★★★★★★★☆
04. 哀しみの向こう ★★★★★★★★☆☆
05. Summer Vacation ★★★★★★★☆☆☆
06. 愛のうた ★★★★★★★★☆☆
07. たったひとつの約束 ★★★★★★★★☆☆
08. ほうき星 ★★★★★★★★☆☆
09. しあわせの道 ★★★★★★★☆☆☆
10. ベン ★★★★★★★☆☆☆

 

 デビュー10周年のタイミングでリリースされた本作は 前作から約3年半ぶりとなるオリジナルアルバムで、2019年現在でもオリジナルとしてはこれが最新作(!)となります。

 

 またしても作風は前回と大きく変わり、ピアノやストリングスを用いたミドル/バラードが中心となってます。そしてトモちゃんのボーカルは、前作の力みがちな歌い方が矯正され、柔軟な表現力もしっかり身についたようで、この3年半の間でまた着実に進歩しました。

 

 月9ドラマ「東京湾景」主題歌の日本語カバーであるドラマティックで麗しいバラード『あなたがいれば』、ダイアナロスの『IF WE HOLD ON TOGETHER』の日本語カバー『哀しみの向こう』、幻想性を纏った壮大バラード『愛のうた』、穏やかな歌唱が安らぎをもたらすミドルナンバー『たったひとつの約束』、郷愁漂うバラード『ほうき星』が特に良いです。楽曲そのものが良いのはもちろんですけど、それ以上にトモちゃんのボーカルによってさらに引き上げされてるのが大きな要因。未だ断ち切れずにいる小室先生への想いを秋元が代筆したような『涙の続き』は やっぱり歌詞があまりにもアレで若干これは抵抗があるんですけども。

 

 一方、本作では数少ないミドルアップ『好きは世界一長い言葉』『Summer Vacation』はアレンジのチープさがネックになっちゃってますが、バラード多き本作の中では一応アクセントとして有用してます。

 

 一曲一曲は好印象だし、バラードばっかと言えど似たり寄ったりに陥ってないトコも良いけど、それでも満足とは言い難いかな。トモちゃんの歌唱を活かせるアップナンバーが少しでもあったらなあ。

 

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