アルバム感想『MANISH』/ MANISH

MANISH
『MANISH』 / MANISH
1993.4.15
★★★★★★★★☆☆

1. 声にならないほどに愛しい ★★★★★★★★★★
2. いつか誰かに出逢うため ★★★★★★★☆☆☆
3. 素顔のままKISSしよう ★★★★★★★★☆☆
4. 君へのメロディー ★★★★★★★★☆☆
5. 恋人と呼べないDistance(130 Brand-New mix) ★★★★★★★★★☆
6. 素直になれない ★★★★★★★★★☆
7. DREAM AGAIN ★★★★★★★★★★

 

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 ビーイング系アーティストがチャートを荒らしまくってるさなかにデビューを果たした ミラクルロマンスな女性2人組ユニット・MANISHの1stアルバム。デビューからわずか4ヵ月弱でリリースされたアルバムですが、なんといきなりチャート3位を記録しちゃってます。しかもWANDSの大ヒットアルバム『時の扉』と同じ週のリリースで。

 

 彼女らより約1ヵ月早くデビューしたaccessにビーイングが対抗意識を燃やしたのかどうか、ボーカル・高橋美鈴さんとキーボード・西本麻里さんだけで構成されたユニットなんですが、内容としては ジャンジャン鳴っているキーボードにギンギン鳴っているギター、音がキラキラしているのに澱みを感じずにはいられないサウンドプロダクションと、全盛期ビーイングの要素がてんこ盛りのパワーポップがメインとなってます。これは彼女たち二人というよりサウンドプロデュースを務めた明石昌夫氏の手腕によるところが大きいですね。

 

 やっぱりブレイク作である『声にならないほどに愛しい』がずば抜けて良いっすね。突き抜けるような爽快疾走サウンドに哀愁が滲んだ歌メロ、WANDS上杉によるコーラス、適度に放たれるオケヒ、そしてやたらドラマティックなイントロと、まるでメロディックスピードメタルを よりにもよって典型的なビーイングサウンドに落とし込んでしまったかのような一曲なのであります。

 

声にならないほど愛しい
Manish
2002/10/25 ¥255

 

 シンセブラスが時代錯誤感をさらに助長させている『いつか誰かに出逢うため』、本作中でも特に突き抜けたスーパーアクティブナンバー『素顔のままKISSしよう』、本作唯一の純朴バラード『君へのメロディー』、アルバムテイクにしてようやく完成形にたどり着いた 爽やか切ないメロディアスアップ『恋人と呼べないDistance』、間奏のギターが超かこいいハードロック×アイドルポップス×ビーイングアレンジなアップナンバー『素直になれない』、ガールポップライクの爽快な溌溂ぶりと ほんの一滴のおセンチ感を携えた 明朗快活デジポップナンバー『DREAM AGAIN』と、1993年当時のヒットチャートど真ん中をゆく作風のナンバーが目白押し。デビューどころか結成してからまだ1年にも満たない状況の中でMANISHの基本スタイルがしっかり固まってます。

 

恋人と呼べないDistance
Manish
2002/10/25 ¥255

 

 ただねぇ、どの曲もカラオケウケしそうでCMやドラマ映えも良さげなものばかりなんですが、「ヒット曲ってこんな感じで作りゃいいんだろ?」とでも言いたげな感じのテンプレに倣った作りだし、流石に識別不可能レベルで似通ってはいないものの熱心なファン以外からすりゃ画一的に思えてしまう仕上がりだし、如何にもファクトリー的な量産スタイルの良いトコ悪いトコが思っきし表出しちゃってるんですよね。まあそういう効率の良い生産体制を組んでたからこそビーイングは立て続けにヒット曲を連発できたんですけど。

 

 なんて批判的なことを書いたりもしましたが、そういうコンビニエンスな音楽にだってその音楽ならではの旨味はあるし、美鈴さんのボーカルは 声質や歌唱法、パワフルさなどから大黒摩季に似てると言われたりしてるようですが、大黒摩季のような強烈なアクがない代わりに 青春まさかり感溢れる爽快感を備えた ワン&オンリーの存在ですから安易に邪険な扱いするなどあってはならないわけですよ。コンビニで専売してるスイーツとかたまにめっちゃ美味しいやつあるじゃないですか。言うなればそんな感じ。

 

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