アルバム感想『INDIVIDUAL』/ MANISH

INDIVIDUAL
『INDIVIDUAL』 / MANISH
1994.10.24
★★★★★★★★★☆

01. だけど止められない(Album Version) ★★★★★★★★★☆
02. 走り出せLonely Night ★★★★★★★★☆☆
03. 明日のStory ★★★★★★★★★☆
04. ゆずれない瞬間 ★★★★★★★★★★
05. My Boy ★★★★★★★★★★
06. もう誰の目も気にしない ★★★★★★★★☆☆
07. 眠らない街に流されて ★★★★★★★★☆☆
08. 君が欲しい 全部欲しい(Album Version) ★★★★★★★☆☆☆
09. いつでも君に会いたかった ★★★★★★★☆☆☆
10. ずっと見つめていたかった ★★★★★★★★☆☆
11. eternal ★★★★★★★★★☆

 

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 約1年半ぶりとなるMANISHの2ndアルバム。マッキー(槇原敬之)だのLUNA SEAだの強豪とリリースが被ってしまったものの そんな中でも5位にランクインし、最終的にアルバムとして最大のヒットを記録した作品です。

 

 ベクトルは前作と変わっちゃいませんが、サウンドプロダクションが向上したことなどが関係して前作よりもだいぶ洗練された仕上がりになったことと、ミドル/バラード系の楽曲が増えたことが大きな相違点ですね。これはシングルとして初のバラード作品となった『もう誰の目も気にしない』がセールス的に好記録を打ち出したことが影響してのことなのかしらん?

 

もう誰の目も気にしない
Manish
2002/10/25 ¥255

 

 特に栗林誠一郎お手製の一撃必殺ウォーキングミドルポップス『ゆずれない瞬間』や、完全自作でお届けする 光と闇のコントラストに魅せられること請け合いの変拍子ロックバラード『My Boy』といった中盤の楽曲が素晴らしい出来ですな。きっと美鈴さんや麻里さん的にもここがいちばんの聞かせどころだと思ってるんじゃないでしょうか。

 

ゆずれない瞬間
Manish
2002/10/25 ¥255

 

 初夏の夕暮れ時を想わせる 眩しくどこか憂いがかったミドルナンバー『君が欲しい 全部欲しい』、前作で既に完成されたMANISHらしさをより確固たるものにした『眠らない街に流されて』は前作に収録されていてもさほど違和感ない作風。

 

 シリアスかつスリリングなロックナンバー『だけど止められない』、男勝りな勇ましさがクローズアップされた疾走ハードロック『走り出せLonely Night』、呆れちまうくらいのポジティビティに満ちたガールポップ『明日のStory』といったシングル化済みのアップナンバーはどれも良いです。これはこれで好きな曲ですけども、アレンジ次第でもっと違う魅力が発揮される可能性を秘めているのに結局お馴染みのビーイングサウンドに収束しちまってるのが惜しいなとも思ったり。統一感はあるけど画一的でもあるというのは前作同様。

 

明日のStory
Manish
1998/10/28 ¥255

 

 終盤は、ビーイング特有の湿っぽさが滲み出たウェットなミドルバラード『いつでも君に会いたかった』、2サビへの入りが異様なまでに仰々しいスローバラード『ずっと見つめていたかった』、スローモーションで回想シーンが流れるようなイメージのドラマティックなスローバラード『eternal』といったロストラブバラード3連チャン。

 各曲の音触りや、ZARDのアルバム『HOLD ME』を想起させる大仰な演出と、そこまでするかってくらいにビーイングアプローチが極まっちゃってます。テンプレを使い回したファクトリー的量産スタイルもここまで徹底されるともうアッパレという他ないですな。
 …なんて皮肉めいた物言いしちゃってますけど、『eternal』は本当に良いバラード。美鈴さんのボーカルがデビュー当初よりも明らかに大人びていて それが楽曲の魅力に直結してる。

 

 やれることは一通りやり切った、ってなくらい 前作以上に典型的ビーイングサウンドを突き詰めたアルバム。そんな中でも麻里さんのメロディセンスをより一層 活かしたり前作にはなかったアプローチに着手したりと様々な工夫が功を奏してるのが良いですな。

 

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