アルバム感想『Cheer!』/ MANISH

Cheer!
『Cheer!』 / MANISH
1996.8.5
★★★★★★★★★★

01. 煌めく瞬間に捕われて ★★★★★★★★★★
02. イラナイ ★★★★★★★★★☆
03. 風 ★★★★★★★★★★
04. 眩しいくらいに…(Album Version) ★★★★★★★★★☆
05. せつない自由 ★★★★★★★★☆☆
06. この一瞬という永遠の中で… ★★★★★★★★☆☆
07. True Heart ★★★★★★★★★☆
08. 気まぐれな空 ★★★★★★★★★☆
09. 翼を探してる ★★★★★★★★★★
10. さよならLazy Days ★★★★★★★★★★
11. 君の空になりたい ★★★★★★★★★☆

 

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 約1年10ヵ月ぶりとなるMANISHの3rdアルバム。

 

 「今どきあんなキラキラ澱んだデジタルポップスなんて流行んねーよ」というのを承知していたのかどうか、それまでの明石昌夫氏専任アレンジ体制を一旦崩し、後にGARNET CROWのメンバーとなる古井弘人氏を中心としたアレンジ体制に切り替え、さらには多くの楽曲で生演奏テイクを採用したことで、これまでの典型的ビーイングサウンドとは違う 洒落っ気と身軽さを獲得したポップサウンドをバリバリ展開するようになりました。

 

 そういや「自由をテーマに制作した」みたいなことをインタビューで言ってましたからね。やっぱり二人にとっても流行り云々以前にあの不自由極まりないビーイングアレンジが窮屈で仕方なかったんだろうな。ガールポップを演ってもハードロックを演っても、結局ビーイング特有のキラキラ澱んだ感にイメージが収束しちまうし。いい判断だと思いますよ。おかげで楽曲の表情がより豊かになったし、WANDSやT-BOLANの転機作みたく雰囲気が重くなるどころか 寧ろ今まで以上に開放的になったし、根幹を崩さず 以前よりもグレードが上がった楽曲をバンバン繰り出してるし、もういいことづくめじゃないですか。

 

 ビーイングメイドなアレンジながら これまでとはどこか聴き心地が異なる 清々しさと情熱と感傷が絵の具の如く混ざり合ったミドルポップ『煌めく瞬間に捕われて』、クールなマイナーロック『イラナイ』、本作の象徴的存在ともいうべき爽快かつ足取り軽やかなポップロックナンバー『風』、クールなのかキャピキャピなのかよくわからん原曲を上手いこと軽快なモータウン調ポップロックにシフトチェンジさせた『眩しいくらいに…(Album Version)』、虚無的なムードに包まれた淡いミドルバラード『せつない自由』、脱・ビーイングアレンジ宣言をしたアーシーな滑走ポップロック『この一瞬という永遠の中で…』、完全生演奏でジャズに挑んだ(実は明石昌夫がアレンジを担当してるんですけど)本作随一のお洒落ミドルナンバー『True Heart』、いい意味で普遍的なカラッと系陽性ポップス『気まぐれな空』、まったり切ない空気感に耽っていたくなるミドルスロー『翼を探してる』、パワフルな歌唱と骨のあるバンドサウンドで魅せる渾身のロッカバラード『さよならLazy Days』、生まれたままの姿で光合成をしたくなるほど気持ち良いサマーポップス『君の空になりたい』と、不朽の名曲佳曲だらけの超豪傑ラインナップ。

 


Manish
1998/10/28 ¥255

 

君の空になりたい
Manish
2002/10/25 ¥255

 

 MANISHの最高傑作であり、掛け値なしの名盤であります。惜しむらくは、MANISHオリジナル作品としては結果的にこれが最後になっちまったということ。いやいやまだ第2章が始まったばっかやんけ。しかも美鈴さん当時22歳、麻里さん当時23歳とお二人ともまだまだ若いのに。嗚呼なんてこった!パンナコッタ!そんなの やなこった!!

 

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