超絶美人2人組ユニット・MANISHについて今さらながら語ってみた

 

 先月からU-NEXTでアニメ「スラムダンク」を観ていまして、いま湘北VS海南大付属のトコまで来てるんですけども、EDで流れてるMANISHの『煌めく瞬間に捕われて』を聴いたら ついついMANISHの他の楽曲にまで手が伸びてしまって、まさかのMANISHブームが密かに再来しているわけなんですよ。

 ということで今回は、かつてビーイングに在籍していた女性2人組ユニット・MANISHについて色々と語っていきたいと思います。

 

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★ MANISHとは

 まず、MANISHというのは、Vocal:高橋美鈴と、Keyboard:西本麻里によるロックユニット。まあロックといっても、ビーイングお手製のデジタルポップアレンジでコーティングされたポップロックとかパワーポップとかそういった類の作風なんですけど。

 

 

 

 それにしても、どうですか このお二人のビジュアル!左が美鈴さんで身長166cm、そして右が麻里さんで172cm!女性誌の専属モデルと言われてもなんの違和感もない美しさ、カッコよさ、スタイリッシュさ!「ビーイングファン≒面食い」というイメージが私の中にはあるのですが、その元凶、いやいや図式形成の礎となったのが美鈴さん、麻里さん、そして坂井泉水さん(ZARD)、宇徳敬子さん(Mi-Ke)だったわけですな。

 ちなみにMANISHというユニット名は、2人とも小さい頃から男の子っぽいと言われた事に由来するとのこと。「BOYISH」という案もあったそうですが、「男の子っぽい」というより「(大人の)男の人っぽい」という意味を持たせたくて「MANISH」にしたんだそうな(厳密には「MANNISH」が正しいスペルですけど)。

 

 MANISHの結成は1992年。ですが、それよりも前にお二人は 女性4人組アイドルグループ・DALI(ダリ)の一員として、1992年3月にシングル『ムーンライト伝説』でデビューしてます。そうです!かの有名な美少女戦士セーラームーンのOP曲!「ゴメンね~素直じゃなくって♪」で始まるあのゴッスいアニソンですよ。

 

 

 そんなとんでもない大役を果たしておきながらグループはすぐさま解散となり、そこから美鈴さんと麻里さんが選抜されてMANISH結成となったようです。それまでアイドルやってた子たちが急にロックユニットをやるようになった過程がイマイチよく分からんけど、それだけに、負けん気の強い女子(女性)的な美鈴さんのパワフルなボーカルと、他アーティストへの楽曲提供に着手しても良かったんじゃないのかって思っちゃうほどの麻里さんのコンポーズスキルは初期の段階から目を見張るものがありました。

 

★ MANISH メジャーデビュー

 ほんで1992年12月20日。『恋人と呼べないDistance』というシングル曲でめでたくメジャーデビュー!したわけですが、「納得のいく作品ではなかった」という理由から彼女たちの強い要望により早々と廃盤になったんだとか。さすが、「MANISH」と謳うだけあって、デビュー直後からさっそくハッキリとした男っぽい性格が現れてるじゃないすか。いくら納得がいかなかったといっても新人の身分でそんな談判なんかできるもんじゃないでしょ。しかもデビュー当初はまだ美鈴さん18歳、麻里さん19歳ですからね。いろんな意味で10代らしからぬすぎてシンプルに凄いという他ないっすわ。

 でも黒歴史化したかったのも分かるな。後にアルバムで再録されたんですけども、そのテイクと比べて美鈴さんのボーカルは明らかに本調子ではないし哀愁ミドルアップという軸こそ一貫してるものの、シングル版のは哀愁の色合いが濃いめでイントロとかなんか辛気臭し感じがするし、なんか試しに録ってみた的な音源が間違って流出しちまったみたいな感じがするんですよね。

 

 ちなみにカップリング曲は『ロマン作戦GO! and GO!』。いくら少女向けアニメの主題歌を歌っていたとはいえ、こんな声豚ホイホイアニメのキャラソンみたいなタイトルが冠されては黒歴史化を切望するのも無理はないなと同情したくなりますけども、曲自体はイロモノ感皆無で むしろMANISH王道の快活デジポップナンバーだったのが逆に驚き。音楽性自体は最初の時点でしっかり軸が固まってはいたということですね。そもそも大して売れてない作品なので中古で見つけるのはなかなか困難ですが、わざわざ購入せんでもニコ動に2曲ともアップされてるんで、こっちで聴けばいいと思います。

 

 

★ MANISH 初のヒット曲、そして初のテレビ出演

 1993年1月8日、前作から1か月足らずで2ndシングル『声にならないほどに愛しい』をリリース。作詞:上杉昇(WANDS)、作曲:織田哲郎、アレンジ:明石昌夫という黄金の布陣によるナンバーで、哀愁を交えた爽快なメロディを溌溂と歌い上げる美鈴さんのボーカルと、突き抜けるような疾走サウンドがすこぶる快感な名曲であります。チャート的にはベスト20入りすら叶わなかったものの、15週に渡るロングセラーの甲斐もあって20万枚に近いセールスを記録しました。

 そしてリリース日と同日にテレビ初出演、しかもそれがいきなりミュージックステーションときたもんだから凄い。さらに驚きなのが、その回にWANDSと織田哲郎も出演しており、「声愛」関係者が一堂に会していたことですね。まあだからといってその3組が番組内で絡むなんてことは一切なかったんですけども。上杉と織田哲郎が絡むのもここから19年も先の話だしね(Animelo Summer Live 2012)。んでこの時のタモさんとのトークで明かされたのが、前述のユニット名の由来と、美鈴さんと麻里さんが出会ってこの日(1993.1.8)でちょうど1年だということ。つまり1992年1月8日が初めましての日だったわけですか。全然知らかなったんですけどそんなこと。

 

声にならないほど愛しい
Manish
2002/10/25 ¥255

 

 また、カップリングには、美鈴さんが作詞を、麻里さんが作曲を手掛けた(要するに初の自作曲)『DREAM AGAIN』が収録されてます。カップリングにしてMANISHの代名詞であり象徴であり、といった感じの明朗快活デジポップナンバーで、「MANISHってどんな感じの音楽やってんの?」と問われればコレ1曲である程度説明がついちゃうほど(雑)。

 これ以降も多くの楽曲で二人ともそれぞれ作詞作曲を手掛けているのですが、完全自作曲は音源化されてるものに限れば僅か10曲しかないんですよね。それがシングル曲として起用されたのは6枚目『だけど止められない』が最初ということでちょい遅め…と言いつつ、この時点ではまだデビューして1年も経過していないんですけど。

 

Dream Again
Manish
1998/10/28 ¥255

 

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★ MANISHの注目すべき楽曲たち

 ということで、この後もシングルやアルバムを1つ1つ取り上げていくと情報量がえらいことになっちまうんで、ここではMANISHを語る上で特に注目しておきたいシングル曲とカップリング曲に絞って綴っていきたいと思います。アルバムに関しては↓コチラを参照でよろ。

◆ 1st Album『MANISH』(レビューはこちら)
◆ 2nd Album『INDIVIDUAL』(レビューはこちら)
◆ 3rd Album『Cheer!』(レビューはこちら)

 

◆ いつでも いまでも いつかは

 『だけど止められない』と両A面となったナンバーで、こちらも作曲は麻里さんが手掛けたもの。
 負けん気の強い女性がナイーブ男に捧げる応援ソング的な内容ゆえに、草食系男子からは特にウケが良さそう(偏見)。まあ歌詞を抜きにしても、キラメキと温かみを有したミドルポップサウンドはいい意味でビーイングの王道を踏襲した手堅い仕上がりでなかなか好感触。

 

いつでも いまでも いつかは
Manish
2002/10/25 ¥255

 

◆ もう誰の目も気にしない

 麻里さん自作曲で、シングルとしては初にして唯一のバラードであります。
 繊細さと実直さと心強さとが同居した歌メロが絶品で、なんかマーガレット系少女コミックの終盤あたりのシーンに嵌まりそうな感じがしますね。初のベスト10入り(5位)を果たし、当時としては2番手となるヒット作になるなど、目立ったタイアップがない中でなかなかの健闘ぶりを見せてることからすると、この曲自体はもちろん、麻里さんが手掛けるバラード曲は本当にファンからのウケが良かったんでしょうな。

 ちなみにカップリングの『Oh! My Life』はスポーティーな青春まさかりアップ。「Yeah!」だの「Go!」だの あからさまな応援ソング要素の掛け声をサビに挿入してるのが何気に特徴的。3rdシングル『素顔のままKISSしよう』にもそういう掛け声がありましたけど、それとはまたちょっと違った取り込み方。

 

もう誰の目も気にしない
Manish
2002/10/25 ¥255

 

◆ 涙見せたくない

 9thシングル『走り出せLonely Night』のカップリングのみに収録された完全自作曲。
 なんと まさかのニュージャックスウィング系のナンバーです!WANDSでいう『ふりむいて抱きしめて』とか『時の扉』とか ああいう系のノリで、それをMANISH史上1,2を争うレベルのハードロックサウンドでコーティングした異色作であります。てっきり大島こうすけがアレンジを務めてんのかなと思ったけど、なんや結局この曲も明石昌夫が手掛けてんのかいな。強気な女性の強がりな素振りを表現した美鈴さんのボーカルがドンピシャ嵌まってるし、王道ナンバーとイメージが乖離していながらも歌詞のテーマがユニット名の由来である「男っぽい(負けん気の強い)女性」にフィットしているし、そういう意味では裏MANISHを象徴する隠れ名曲と言ってもいいかもしれませんね。

 

 

◆ 煌めく瞬間に捕われて

 10thシングルにしてMANISH最大のヒットとなった名曲であります。冒頭でも記載した通り『スラムダンク』の3代目EDテーマとなった楽曲なので、MANISHを知らない人でもこの曲だけは聴き覚えがあるという人も多いんじゃないでしょうか。

 清々しさと情熱と感傷が絵の具の如く混ざり合ったミドルポップサウンドは、それまでのビーイング全盛期仕様のアレンジでありながらも それらとはどこか異なる聴き心地。癒しとはちょっと違うんですけども、浄化を伴ってマインドの奥底から炭酸の泡みたくシュワアァァッとエナジーが沸き上がってくるかのような、そういうイメージ。いやあ掛け値なしに名曲っすわこりゃ。

 チャートアクションとしては最高6位、累計40万枚以上のセールスを記録。ミリオンセラーが28作も誕生した1995年の中ではどうしても霞んでしまいがちだし、過去曲回顧系の番組でも取り上げられる機会が極めて少ないのがアレですけど(CDTVライブラリーで数秒流れたのを2回見たことがあるけど)、一応年間ベスト100にはランクインしてるし、アニメ版において特に熱い 県大会決勝リーグ編を支えた楽曲でもあるし、ヒット曲 兼 代表曲として誇れるナンバーじゃなかろうかと思うわけです。

 にしても、アイドル時代にセーラームーンのOP曲を歌っておいて、アーティストに転向してからスラムダンクのED曲を担当するってなかなか凄い経歴やな。90年代前半におけるテレ朝土曜19時台のアニメ枠を制した美女二人衆。アニサマよ、今からでも遅くない!美鈴さんと麻里さんを招いて『ムーンライト伝説』と『煌めく瞬間に捕われて』の豪華二本立てを実現させるんや!誰もが望みながら実現を信じなかった 上杉昇の『世界が終るまでは…』披露を現実のものにしたアニサマならヤれるヤれる(適当)。

 

煌めく瞬間に捕われて
Manish
1998/10/28 ¥255

 

◆ 眩しいくらいに…

 『煌めく瞬間に捕われて』と両A面扱いとなってる楽曲で、こちらは美鈴さん作詞、麻里さん作曲という完全自作ナンバー。そして、両A面2曲目という中途半端な立ち位置に居ながらMステで披露されたことがあるという意外な経歴があったりします。

 MANISHらしいっちゃ らしい曲ながら、この手のクールかつスリリングな疾走マイナーアップというのはMANISHではほんの僅かしか存在しないんですよね。かなりカッコいい曲なんですけども、これはメロディ的にも詞の内容的にも3rdアルバムに収録されてるモータウンサウンド風アレンジのほうが絶対合ってる。というかそっちのほうが自然な仕上がり。

 

眩しいくらいに…
Manish
2002/10/25 ¥255

 

◆ It’s so Natural

 こちらは結果的にラストシングルとなった『君の空になりたい』のカップリングで、またしても完全自作曲。
 実は上記のシングル『煌めく瞬間に捕らわれて』を以て、ビーイング全盛期感ハンパないデジタルポップサウンドとはおさらばしたのですが、個人的にはその方向転換後の楽曲の代表格的存在がこの曲だと思ってます。当時のトレンドをなぞるのではなく、時代に左右されない普遍性を備えたポップサウンドは今聴いても素直に良いし、MANISHの根底にある爽快なポジティビティが軽やかなタッチでしっかり活かされてるのも素晴らしい。3rdアルバム『Cheer!』ではそのナイスなシフトチェンジが全編に渡ってプラスに作用してるので本当にオススメ。

 

It’s So Natural
Manish
2002/10/25 ¥255

 

 てな感じで、MANISHについてアレやコレやと語ってきましたが如何でしょうか。これからMANISHを聴いてみようとお考えの方はベスト盤『MANISH BEST Escalation』もしくは『complete of MANISH at the BEING studio』のいずれかを手に取るといいと思います。オリアル未収録曲を多く取り揃えてるという意味で後者のほうがいいなとは思いますが、ぶっちゃけどっちを手に取っても無問題。前者には晩期(路線変更後)のシングル2作が収録されてないんですけども、ちゃんと路線変更後の有能なアルバム曲・カップリング曲を計3曲押さえてるんで、どちらを選択してもMANISH全時代の音楽をおさらいすることが可能です。

 にしても、このご時世にサブスク解禁されてない(今後も解禁されそうにない)ってのが実に厄介やな…。しかもiTunesでDL配信されてるのは前述のベスト盤2作だけなんで、オリアルに手を出すとなるとCDを購入する必要があります。

 

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