アルバム感想『Privacy』 / 松井珠理奈


『Privacy』 / 松井珠理奈
2019.10.5
★★★★★★★☆☆☆

1. ソファーとクッション ★★★★★★★★☆☆
2. monochrome ★★★★★★★★☆☆
3. あなたの手 ★★★★★★★☆☆☆
4. 愛してる ★★★★★★☆☆☆☆
5. KMTダンス ★★★★★★★★☆☆
6. Stay with me ★★★★★★★☆☆☆
7. YOLO ★★★★★★★☆☆☆
8. チューよりkiss ★★★★★★★★☆☆
9. あの日交わした約束 ★★★★★★☆☆☆☆

 

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 本日 SKE48からの卒業を発表した松井珠理奈のソロデビューアルバム。

 

 いきなりですけど、さすがに珠理奈ちゃん気の毒すぎやしませんか?SKE48不動のエースで しかも2018年の選抜総選挙でめでたく1位の座に就くほど人気のあるメンバーですよ。そんな彼女が晴れてソロデビューを果たしたってのに、ビックリするくらい話題になってないじゃないすか!あまりに空気過ぎて私も珠理奈のソロデビューを昨年末くらいにようやく知ったんですけど、そもそも運営がプロモーションに注力しなさすぎやっちゅうねんって話ですよ。

 

 ぶっちゃけ珠理奈がソロデビューすることになった経緯とか全く知らんのですけど、全曲 珠理奈が作詞してるんすね。これはちょっと意外。シンガーソングライターとしてソロ活動を始めた山本彩ちゃんを除くと、珠理奈が48G史上初なんじゃないすかね、デビュー作から自分で作詞を手掛けるのって。まあでも作詞能力は正直アチャーって感じっす。ああ如何にもアイドルが書くような歌詞だなって感じで、まあ概ね予想通り。

 

 そして楽曲の方向性としては アイドルが演るJ-POPまんまって感じで これまた予想通り。なので普段から48Gなどのアイドルポップスを好んで聴いてる人でも気軽に聴けるんじゃなかろうかと。

 

 んで歌はというと、別段上手くはないけど絶望的にド下手ってわけでもないです。でもミドル/バラード系になるとピッチが危うくなったり高音が出し辛そうだったりと ちょいちょい粗が出てきちゃう感じ。あと、声質がちょっと無機質ですね。なので、歌謡/ポップスよりもクラブ寄りのダンスナンバーのほうが適性高いんじゃないかなと思います。

 

 …って言ってはみたものの、実際に蓋を開けてみたら、なんと初っ端から4曲目までミドル/バラードナンバーを畳み掛けてきやがる!

 冒頭の『ソファーとクッション』はボサノバタッチのミドルナンバーで、タイトルから連想される通りの安らぎムードに包まれてます。これ以降の楽曲にも言えることですけど、ぶっちゃけ歌唱における表現力が乏しいので ちょっとのっぺりとした印象があるんですよね。まあ私は珠理奈の声が比較的好みなのでさほど大きな問題ではないんですけど。一曲目としては意外な作風でしたが、割かし好感触でした。

 

 続く『monochrome』は、90s J-POP感丸出しのベッタベタなバラード。ていうか明らかにJ-POPバカを狙い撃ちしてるやん!先ほど挙げた歌唱における弱点がここで噴出してしまっているのですが、「まあ歌ってんのはアイドルだし…」と割り切れる度量があるなら、大抵のJ-POP好きの人は気に入るんではないかと思います。個人的にも割と好きな曲。

 

 

 『あなたの手』はピアノメインのしっとりスローバラード。ここでも歌唱面で粗が出てしまってるし表現力不足が足枷になっちまってますけど、メロディは良い感じだし、珠理奈の声は割かし可愛げなんでまあ許容範囲。

 『愛してる』はピアノと ずっしりした打ち込みリズムで構成された まったりミドルスロー。前曲と同様の理由でまあ許容範囲。

 

 そして『KMTダンス』、ここでようやくダンスナンバーのお出ましです。タイトルの「KMT」とは「かまって」を意味するそうで、歌い出しから「かまってダンス♪かまってダンス♪かまって~かまって~かまってダンス♪」とウザさを遺憾なく発揮。やっぱり珠理奈の歌声はこの手のダンスナンバーのほうが相性良いよなと改めて思ったわけですが、今度は逆に今までさほどきにならなかったサウンドのチープさが悪目立ちするようになってもうた。まあ48Gもこの手のダンスナンバーは大方こんな感じの音触りだし、期待するだけ無駄だよなと割り切るしかないのかも。もうちょっとクラブ寄りの音作りをしてくれたら より面白くなると思うんだけど、珠理奈がうざかわいいからまあ許容範囲。

 

 

 『YOLO』も同じくダンスナンバーですが、こちらでは強気な一面を表に出してるということと、どういうわけかシンセベースがブーストしてんのがちょっとした特徴。

 『Stay with me』はミドルテンポのエセR&Bナンバー。途中で珠理奈自身によるラップが登場するのですが、これが案外アリ。つってもやっぱり上手くはないんですけど、歌唱時と違ってこれといった粗も特に出ていないんでまあええんちゃうかっていう、そういう感じ。

 『チューよりkiss』は珠理奈の女子の一面がクローズアップされたアイドルポップス。珠理奈がうざかわいいから私的にはアリです。

 そして『あの日交わした約束』。イントロのエモーショナルなギターでスタジアムロック的な雰囲気を醸し出しておきながら、歌パートに入ると普通の女性アイドルポップスに転じるという チョイとズッコケなミドルナンバー。まあ悪くはないですけどね、本当に盤石のアイドルポップスなんで。

 

 どの曲も作りとしてはファクトリー的なこなれ感があるのですが、メロディもアレンジも手抜きって感じはしなかったかな。なんとなしに聴いてみましたけど、思ってたより良かった。繰り返しになるけど、48Gの曲が好きなら聴いて損はない一枚です。

 

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