アルバム感想『THE MUSEUM Ⅱ』/ 水樹奈々

THE MUSEUM II(BD付)
『THE MUSEUM Ⅱ』/ 水樹奈々
2011.11.23
★★★★★★★★★★

01. SECRET AMBITION ★★★★★★★★☆☆
02. MASSIVE WONDERS ★★★★★★★★☆☆
03. Astrogation ★★★★★★★★★★
04. Trickster ★★★★★★★★★★
05. 深愛 ★★★★★★★★★★
06. 夢幻 ★★★★★★★★★☆
07. PHANTOM MINDS ★★★★★★★★★☆
08. Silent Bible ★★★★★★★★★★
09. SCARLET KNIGHT ★★★★★★★★★☆
10. POP MASTER ★★★★★★★★☆☆
11. 純潔パラドックス ★★★★★★★★★☆
12. Pray ★★★★★★★★★★
13. COSMIC LOVE ★★★★★★★★★☆
14. DISCOTHEQUE ★★★★★★★★★☆
15. 迷宮バタフライ ―diverse― ★★★★★★★★★★
16. ROMANCERS’ NEO ★★★★★★★★★★
17. SUPER GENERATION ―MUSEUM STYLE― ★★★★★★★★★☆

 

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 奈々さんのベスト盤第二弾。CDデビュー10周年を総括するという意味合いもあれば来る東京ドーム公演の予習盤というのもあり、その他既出シングルの枚数とか『COSMIC LOVE』『DISCOTHEQUE』が時効とか なんやかんや色々考えると、リリースのタイミングが本当に絶妙っていうか、もうここしかないってトコでバンと出してきて、アイドルマスター章夫プロデューサーの鋭いジャッジメントにはひたすら感心するばかり。

 

 

 収録内容は、90s アニソンを踏襲した『SECRET AMBITION』『MASSIVE WONDERS』、トランスを軸にエレガ王道のストリングスアレンジを施したアップナンバー『Astrogation』、キュートさと甘々感をたっぷり詰めた疾走ポップナンバー『COSMIC LOVE』、シンプルかつ骨太なロックナンバー『Trickster』、これまでのナナソンにありそうでなかったドラマティックな懐メロ歌謡バラード『深愛』、真珠夫人ばりにドロドロした リミッター外れすぎ歌謡ロック『夢幻』、リリカルなのはというより なんとなくFate(なのはのおともだちではなく、聖杯戦争のフェイト)のイメージが浮かぶスタイリッシュ様式美ロック『PHANTOM MINDS』、人気が如何せん中途半端な上にライブでのオーディエンスのノリがビックリするくらいにイマイチだけどこれマジで超ギガント名曲『Silent Bible』、”エタブレ以降” 路線を光の方向に突き詰めた王道エレガナンバー『SCARLET KNIGHT』、奈々さんの第六子であるスポーティーなポップロック『POP MASTER』、くのいち的ブレイブリーさが味の妖艶な歌謡ロック『純潔パラドックス』といった『THE MUSEUM』以降のシングルA面曲12曲(うち4曲がアルバム初収録)+人気も存在感もA面曲以上に凄まじいカップリング2曲(『Pray』『DISCOTHEQUE』)+ほしな歌唄名義のキャラソンのリメイク版+新曲+第一子のフルオーケストラバージョンと、なんかすげー豪華。『THE MUSEUM』以上にファンに対する配慮が行き届いたラインナップですけど、ライト層にとっては隙がなさすぎて逆に重く感じるかも。

 

 どこにも表記されてませんが、全曲リマスタリングされてます。よりクリアになった印象の曲もあれば響きが丸くなったものもあるし、マイルド化した『COSMIC LOVE』なんて、シングル版があからさまに音割れしていただけに ミックスも変わったんじゃね?ってくらいの変貌ぶりを魅せております。んで問題なのは、一応A面扱いの『空時計』が未だにアルバム未収録であることだ!あー、かわいそうに(他人事)。あの曲結構好きなのに。

 

 『迷宮バタフライ ―diverse―』は、リズムをより強固にし、サウンドをよりシャープに研ぎ澄ませディストーションも加味したデジロック仕様で、イメチェンというよりは雰囲気はそのままに純粋なるグレードアップを果たしたってなって印象。カッコええ!つーかサウンドメイキング張り切りすぎ。藤田淳平のやる気モチベーション爆発みたいな。もうこれで何回目でしょうね、キャラソンを本人名義でリメイクするのは。

 

  新曲『ROMANCERS’ NEO』は なのは関連のナンバーだけあって実にブレイブリーな仕上がり。ムードメイキングの役割を担っているアコギを下地にし、ヒット音やストリングスなどを闇雲のようで緻密に絡めたスリリングなトラック然り、高低の動きが激しく、『Heart-shaped chant』ばりにDパートで凄まじい盛り上がりを魅せる歌メロ然り、骨付きカルビの如し噛み応えがあります。風貌としてはぶっちゃけ全然新鮮味なんかないすけど、数多ある同系統のナンバーの中でもこれはかなりの力作なんではないかなと。

 

 『SUPER GENERATION ―MUSEUM STYLE―』では、今年初めに行われたライブでの経験を活かしたフルオーケストラアレンジを導入。爽やかで活発な少女のイメージだった奈々さんの第一子が、ウェディングドレスが似合う綺麗な女性になったみたいな(??)感じで、むしろピアノロック的な原曲よりこっちのほうがメロディとの相性がいいんじゃないかと思ったほど。

 

 

 DVDには、昨年末に行われた座長公演の模様と『POP MASTER』のMVが収録されてます。『POP MASTER』のMVは、冒頭のインタビューのくだりが上手いっすね。インタビューの対象が女性と外国人ばっかで、ファンの中心であるはずのアキバ系の男性にまったく触れていないトコとか。あと、ライブシーンでナナネット会員では最年長と思われる60代の人生の先輩や最年少と思われる少女がちょいちょいクローズアップされてるのもなんか良さげ。安心できるっていうか、全体的にやはりアキバ系の男性が多いので、そういうのがないと視覚的に相当キツいというか(え)。

 

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