アルバム感想『GREAT ACTIVITY』/ 水樹奈々

GREAT ACTIVITY(2007年限定製造盤)(DVD付)
『GREAT ACTIVITY』/ 水樹奈々
2007.11.14
★★★★★★★★★★

01. Bring it on! ★★★★★★★★★☆
02. Orchestral Fantasia ★★★★★★★★★☆
03. Promise on Christmas ★★★★★★★★☆☆
04. MASSIVE WONDERS ★★★★★★★★☆☆
05. Take a chance ★★★★★★★★☆☆
06. ファーストカレンダー ★★★★★★★★★☆
07. ラストシーン ★★★★★★★☆☆☆
08. SEVEN ★★★★★★★★☆☆
09. アオイイロ ★★★★★★★★★★
10. TRY AGAIN ★★★★★★☆☆☆☆
11. SECRET AMBITION ★★★★★★★★☆☆
12. Nostalgia ★★★★★★★★☆☆
13. Heart-shaped chant ★★★★★★★★★☆
14. chronicle of sky ★★★★★★★★★★
15. Sing Forever ★★★★★★★★★★

 

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 前作から約1年半ぶりとなる6thアルバム。

 

 今回もElements Gardenが主導権を握ってます。そして、「エレガ系」「エタブレ以降」と安易に括りたくなってしまうスケールでか美なヒロイックナンバーをはじめ、HR/HM系、トランシーなダンスナンバー、アイドルポップス、全く代わり映えしない矢吹ソングなど、エネルギッシュで煌びやかな顔ぶれが一堂に会すという アルバムにおける奈々さんのスタイルの定型が確立されたのはこの作品からになります。

 

 本作のリード曲である『Orchestral Fantasia』は水樹奈々作品の主戦力ポジションに就いた上松範康氏によるシンフォニックナンバー。てっきり『ETERNAL BLAZE』で完成形に辿り着いたと思いきや、それ以上に分厚く大仰大味なストリングスアレンジ、えれぇドラマティックな展開、起伏の激しさに吹っ飛ばされることなく歌いこなす奈々さんのボーカルが渾然一体となったこの楽曲の様相は、その完成形よりもさらに極まってしまった感があります。

 

 ほんで『Heart-shaped chant』も上松氏による楽曲で、『Orchestral Fantasia』に引けを取らないスケール感を有してます。明らかにリキ入りすぎな弦楽奏と上松美香氏によるアルパ演奏、そして歌謡チックなメロディをそんなボリューミーなオケに呑まれることなく歌い上げる奈々さんのボーカルとの合わせ技。こんな力業で繰り出されたクラシカルかつファンタジックな音世界が実に美しく そして力強い。以前にもましてエレガが肥大化してしまったこと、そしてこれ以降もスリム化せず この肥大っぷりがデフォになってしまったことを考えると、この2曲は奈々さんにおいてもエレガにおいても 良くも悪くもメルクマールとなった楽曲、といっても過言ではないです。水樹奈々っぽさ、Elements Gardenっぽさといったらコレ、みたいな。

 

 ヘヴィなギターリフで猛進する扇動的なロックナンバー『Bring it on!』、ほぼロートーンで歌うR&B下地の柔らかで温かなミドルスローナンバー『Promise on Christmas』、矢吹氏の手癖バリバリすぎな スレイヤーズなどを想わせる90s アニソンロック『MASSIVE WONDERS』、メロディはキャッチーでも始終通してほとんど起伏がない(奈々さんの喉的に)省エネトランスポップナンバー『Take a chance』、レディな装いのオシャレぶったポップナンバー『ファーストカレンダー』、極めてスタンダードな失恋バラード『ラストシーン』、奈々さん第三子である 戦国時代的な雰囲気の勇壮かつ妖艶なロックナンバー『SEVEN』、制服姿で学校内を駆け回るMVが強烈なインパクトを残す 萌え萌え爽快ガールズロックナンバー『アオイイロ』、矢吹氏提供による 90sから抜け出せる気配を全く感じないキラキラアイドルポップス『TRY AGAIN』退廃的な空気感を纏ったブレイブリーなロックナンバー『SECRET AMBITION』、エロゲっぽさハンパないセツナ系キラキラアップ『Nostalgia』、茅原実里感ハンパない 疾走感と飛翔感がうざったいレベルで満ち溢れたデジタルアップナンバー『chronicle of sky』、ボーカリスト水樹奈々によるマニフェストが詰め込まれたような(といっても奈々さん作詞じゃないけど)ハートフルなバラード『Sing Forever』と、まあ曲によっては流れありきのものもちょいちょいあったりしますが、ライブを通じて印象が向上したものもあったりして、総合的にはかなり好きなアルバムです。

 

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