アルバム感想『Fantasy!拾壱』/ モーニング娘。

Fantasy!拾壱
『Fantasy!拾壱』/ モーニング娘。
2010.12.1
★★★★★★★★☆☆

01. 女と男のララバイゲーム (AL Ver.) ★★★★★★★★★☆
02. ブラボー! ★★★★★★★★☆☆
03. Fantasyが始まる ★★★★★★★☆☆☆
04. 女心となんとやら ★★★★★★★☆☆☆
05. 愛の炎 ★★★★★★★☆☆☆
06. I’m Lucky girl ★★★★★★★★☆☆
07. すんごいマイバースディ ★★★★★★★★☆☆
08. 1から10まで愛してほしい ★★★★★★★★☆☆
09. 愛しく苦しいこの夜に ★★★★★★★★★★
10. 電話でね ★★★★★★★☆☆☆
11. 青春コレクション ★★★★★★★★★☆☆

 

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 約8ヵ月半という短いインターバルでリリースされた11thアルバム。

 これは過去作で言うと、『4th「いきまっしょい!」』に近い感じとでも言うんでしょうか。明るく元気なポップスとかロックっぽいのとかイマドキのダンス系とかレゲエもどきとかおセンチものとか色々手をつけた、「これぞアイドルアルバム!」って感じの娯楽性/大衆性に長けたアルバム。『愛の第6感』『レインボー7』で炸裂していたつんく特有の灰汁だとか奇を衒ったアプローチが割かし少なめで、だいぶアイドルの王道に寄せたような感じがしますな。プラチナ期あたりから特に あれだけ他のアイドルユニットとの差別化を図ってサバイブしていたにもかかわらず、この手のアルバムをよりにもよってAKBの全盛期真っ只中である2010年末にドロップしたことに驚き!っていうか、キュートでウキウキな『すんごいマイバースディ』とか華やかで超楽しげなブラスポップ『1から10まで愛してほしい』とか ものっそく48Gの劇場公演曲っぽいっすね。

 

 タメを効果的に駆使した背徳的ゴシック歌謡『女と男のララバイゲーム』、バチバチっと火花飛ばしまくりな快活ロックナンバー『ブラボー!』、相変わらず道重ちゃんだけソロパートでエフェクトかけられてるのね あーかわいそうに的イマドキダンスナンバー『Fantasyが始まる』、ロッキッシュなレゲエ時々ロックンロールをアイドルポップスでコーティングしたほのぼのソング『女心となんとやら』、田中れいなソロの湿り気たっぷり歌謡ミドル『愛の炎』、つんくお気に入りのヒット音を乱用した90s全開の歌謡ダンスナンバー『I’m Lucky girl』、シンセブラスをフィーチャーした王道アイドルポップス『1から10まで愛してほしい』、高橋リーダーソロの夢見心地なミドルスロー曲『電話でね』、とびきり爽やかでなんだか切ない まさしく青春まさかりソングな『青春コレクション』など、楽曲の出来も押し並べて上々。

 

 その中でも 本作を以って卒業した亀井絵里がメインの『愛しく苦しいこの夜に』が図抜けて素晴らし過ぎる仕上がり!別マ系恋愛歌詞、それを引き立てる胸キュンおセンチメロとキラキラ眩しくて切ない少女漫画的アレンジ、亀井絵里のピュアなボーカル。これら全てが無駄なく活きた、数多あるモー娘ナンバーの中でも五本の指に入る名曲であります。

 

 『プラチナ9DISC』はR&B系が苦手な人には不向きなアルバムですけど、こちらはアイドルポップスが好きなら聴いてみる価値は十分にある一枚。お馴染みのつんく成分が薄めなので(Tr.1以外)、重度のつんくアレルギーとかでなければ多分イケるかと思います。

 

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