アルバム感想『LOVE before we DIE』 / moumoon

LOVE before we DIE
『LOVE before we DIE』 / moumoon
2014.1.29
★★★★★★★★★☆

01. エメラルドの丘 ★★★★★★★★☆☆
02. I Say You Say I Love You ★★★★★★★★★☆
03. Baby Goodbye ★★★★★★★★★★
04. Will you? ★★★★★★★★☆☆
05. Yesterday today and Tomorrow(無気力同盟ショボンヌ) ★★★★★★★★★☆
06. Butterfly Boyfriend ★★★★★★★★☆☆
07. IN THE END ★★★★★★★★★☆
08. memento ★★★★★★★★☆☆
09. Everyday ★★★★★★★★☆☆
10. LOVE before we DIE ★★★★★★★★★☆
11. Lovin’ You -Bonus track- ★★★★★★★★★★
12. memories -Bonus track- ★★★★★★★★★★

 

スポンサーリンク




 

 moumoonの5thフルアルバムです。ちょうど1年ぶりのリリースだそうで。ていうかジャケ写が怖すぎ。ソレなんつー「さんかれあ」だっていう。

 今回いちばん特徴的なのが歌詞ですね。「IN THE END」とか「memento」とか「LOVE before we DIE」とか タイトルにもなんとなく表れてますけど、ほとんどの楽曲でYUKAさんの死生観が投影されています。「死生観」って言うとなんか重い感じがしますけど、死を意識することで生の充実をはかるというか、要するに「悔いのないよう精一杯生きてみたい、愛してみたい」といった感じのことを歌っているわけです。

 

 テーマがテーマなんで 『memento』のように雰囲気が重々しい曲もありますが、瑞々しく軽快なポップソング『エメラルドの丘』、純愛少女漫画的な歌詞に胸キュンなミドルナンバー『I Say You Say I Love You』、UKロック仕様のロストラブソング『Baby Goodbye』、moumoonがたまーにやる 音像は柔らかめながらスケール感がなんだかやけに壮大なミドルバラード系の最新版『Will you?』、変わりたい願望はあっても変われなさそうな感じがする ユル~い歌唱とサウンドが茶目っ気たっぷりで萌える『Yesterday today and Tomorrow(無気力同盟ショボンヌ)』、どこか艶っぽくてファンタジックなエレポップ『Butterfly Boyfriend』、「なんでもないようなことが幸せだったと思う」的 ベース牽引の軽快かつキュートなロックナンバー『IN THE END』、何気ない日常の愛しさを謳った穏やかスローバラード『Everyday』、『ネバイナフ』(前作収録曲)とはまた趣が異なる コズミックなサウンドと凛とした歌唱で本編を締めるカッケエ曲『LOVE before we DIE』など、サウンドにしても詞の表現にしてもアプローチの仕方は多彩。それでいて、楽曲のクオリティや 吸引力と説得力を兼備したYUKAさんの歌唱は本作でも健在。メッセージ性とエンタメ性の両方をバッチリ押さえたラインナップだと思います。

 

 

 あと、恋愛絡みの歌詞の中でも、「私を揺らすせりふはいつでも甘く優しい どうなっちゃっても知らないよ」とか「ハグしたいハグしたい」「あなたとひとつになりたい」とか『IN THE END』前半のやつとか、歌い手が歌い手なら…というか大抵の場合 少なからずヤラシサとか性的な匂いを喚起させるもんだと思うんですけど、YUKAさんが歌ってもそういうのが全くないのがなんか凄い。それが必ずしもいいこととは言いませんけど、ここではいずれもマーガレットコミックのようなピュアな世界をイメージさせていて私的には好印象。サウンドが醸し出す雰囲気ともマッチしてますしね。

 

 んでCD ONLY盤にはボーナストラックとして『Lovin’ You』(原曲:ミニー・リパートン)『memories』(原曲:大槻真希)というタイアップ付きのカバー曲が収録されているんですが、どちらも素晴らし過ぎて胸がいっぱい。

 前者は、YUKAさんのフェミニン度マックスな美しすぎる歌唱と ザ・ムームーンなオシャレで木目細やかなアレンジでもはや恍惚するほかない仕上がり。完全にmoumoonのモノになっちゃったなって感じ。原曲は歌は素敵なんだけどアレンジがどうもなあって感じだったんで。

 原曲が既に感涙モノの名曲だった後者は、如何にもガールズロックなアレンジからUKロック風へと変化はあったものの基本的には原曲忠実モノ。でも原曲以上に泣けました。童心抉られまくりで。あと、moumoonでは有り得ないタイプの歌メロだったので聴き心地が凄く新鮮でしたね。

 

 前作のレビューで「数あるmoumoonの作品の中でもこれがいちばん好き」って書いたような気がするんですけど、ジャスト1年で更新してしまいましたね。傑作です。嗚呼これまたなんて素晴らしいアルバムだこと。

 

スポンサーリンク




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です