アルバム感想『WONDERLAND』 / Novelbright


『WONDERLAND』 / Novelbright
2020.5.27
★★★★★★★☆☆☆

01. ランナーズハイ ★★★★★★★★☆☆
02. Believers ★★★★★★★☆☆☆
03. 君色ノート ★★★★★★★☆☆☆
04. Photo album ★★★★★★☆☆☆☆
05. おはようワールド ★★★★★★★★★☆
06. ENVY ★★★★★★★☆☆☆
07. 夜空に舞う鷹のように ★★★★★★☆☆☆☆
08. 夢花火 ★★★★★★★☆☆☆
09. スタートライン ★★★★★★☆☆☆☆
10. candle ★★★★★★★★☆☆
11. Prologue ~Before the dawn~
12. 時を刻む詩 ★★★★★★★★☆☆

 

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 2020年、立て続けの楽曲配信リリースを経て 遂にドロップされた、キャリア初となる1stフルアルバム。

 

 なんというか、全体的に「真面目君」って感じがするアルバムですな。数多の企業が起用したくなるようなキャッチーで通気性の良い歌メロと淀みのないサウンドはとても耳当たりが良いし、B’zで言うところの「逆境にくじけるな」的な内容を普遍的なフレーズで綴った歌詞も 純粋な中高生あたりには響きそうな感じはしますけど、個人的にはどうも訴求力や中毒性に乏しくて あまりド嵌まりは出来ず。そして、この一枚を通して「王道J-POP」と「人畜無害のJ-POP」は紙一重だなということを実感させられたりもしました。前作よりは良いけど、私的には後者寄りなんですよね。

 

 メロディはどの曲も漏れなくポップだけど、どっかで聴いたような気がする ありきたりなものが多いし、演奏は下手じゃないし 特別テクニカルなプレーを求めてるわけじゃないけど 鼓膜をそそるような要素もほとんどないし、トータル的に限りなく「人畜無害」に近い鳴りなんですよ。
 それでも、磐石の爽快疾走アップナンバー『ランナーズハイ』、闇を抜け出した際に感じる解放感や清々しさが従来のノーブラの楽曲よりも際立ってるミドルアップ『時を刻む詩』は割りと好きなんですけどね。

 

 

 

 ほんで、アレンジもそういう感じなんですよね。味の薄いシュークリーム食ってるような気分になるというか。『スタートライン』ではトロピカルハウスを取り込もうとしてる感じがあって 上手くいけば他の疾走ポップロックとの差別化が実現できたかもしれないのに、とってつけたような鳴らし方に終止しちゃってんのが本当もったいない。ただ、どの曲も前作に比べて ピアノやストリングスがあまり出しゃばってない(若しくは登場すらしない)ので、思わずげんなりしちゃう曲はなかったな。

 

 あとはボーカル。前作、前々作もそうだったけど 私的には割りとアリなんですよね。やっぱり歌唱力の高さと 楽曲が欲するキーの高さに対しての十分すぎる耐性は強力な武器だし、湿っぽいバラード曲『candle』のサビとか、聴いてるだけで喉が擦り切れそうになる 切なさ演出の敢えて突き抜けない高音ボーカルが地味に特徴的で なおかつ楽曲の印象を決定づける役割も果たしてますからね。と言いつつ、ボーカリストとして そこまでキャラ立ちした歌声とも言いがたいしな、ってのもありまして、このアルバムに関してはどうしても「流し聴きするには悪くない」という位置にとどまっちゃうんですよね。歌声ひとつで底上げすんのも限度があるで、みたいな。

 

 アルバムの総合的な印象として「限りなく人畜無害に近い」なんてことを言いましたけど、ちょっと羽目を外したようなダンサブルロック『おはようワールド』はかなり良かった。ファンキーなギターサウンドや躍動的なピアノサウンドが良い感じだし、これまた上機嫌に跳ねる歌メロもなんだかダンサブルだし、口笛の取り入れ方がこれまでと違って至極 効果的なのもなかなかポイントが高い。まあこういう裏打ちダンスロックのブームはもうとっくに過ぎてるんですけどね笑、いいものはいいんだと。作風がトレンディだろうが時代錯誤だろうが関係ねーんだと。

 そして哀愁バラード『夢花火』がなんかLDHっぽい笑。ATSUSHIとTAKAHIROが歌えば普通にEXILEの曲だと錯覚しそう。

 

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