アルバム感想『なんだこれくしょん』/ きゃりーぱみゅぱみゅ

なんだこれくしょん(初回限定盤)
『なんだこれくしょん』/ きゃりーぱみゅぱみゅ
2013.6.26
★★★★★★★★★☆

01. なんだこれくしょん ★★★★★★★☆☆☆
02. にんじゃりばんばん ★★★★★★★★☆☆
03. キミに100パーセント ★★★★★★★★★☆
04. Super Scooter Happy ★★★★★★★☆☆☆
05. インベーダーインベーダー ★★★★★★★★★☆
06. み ★★★★★★★★★☆
07. ファッションモンスター ★★★★★★★★☆☆
08. さいごのアイスクリーム ★★★★★★★★★☆
09. のりことのりお ★★★★★★★★★☆
10. ふりそでーしょん ★★★★★★★☆☆☆
11. くらくら ★★★★★★★★☆☆
12. おとななこども ★★★★★★★★★☆

 

スポンサーリンク




 

 約1年ぶりとなる2ndアルバム。

 

 アルバムに先駆けてリリースされたシングル曲達を聴いて、「おおっ、ぱみゅ子はまだまだやれそうじゃないか」なんて思ってましたけど、どうやらわたしは ぱみゅ子×ヤスタカのことを見縊っていたようです。前作で極まったと思われていたコマーシャルさをさらに極めにかかっており、今まで以上に豊かな楽曲の作風や遊び心で次々とリスナーを欺いていくような様が実に痛快。「まだまだやれそう」だの 前作レビューで「早くも限界が見えてきてしまった」だの失礼なこと言って申し訳なかったっす。むしろ過去2作以上に面白いことやってますよ今回。

 

 『なんだこれくしょん』は アルバムのイントロダクション的な役割を担っている半インスト。和太鼓+「ぱ~みゅぱ~みゅ♪」なる掛け声と 盆踊り風に幕を開けたかと思いきや 直後にアイリッシュな音世界に転じてパレードっぽくなるという、アルバムのアミューズメント感やハチャメチャぶりを象徴するかのような小品で幕開け。

 

 

 

 シングルとして既にリリースされている『にんじゃりばんばん』『ファッションモンスター』は、「きゃりーぱみゅぱみゅってどういうキャラクター?」という問いに対して それぞれ和風テクノポップとロッキッシュなテクノポップで回答を提示した良質ナンバーだし、「トレンド」「アナクロ」「ダサさ」「カッコよさ」が混在したトラックを「ダッダッダッダッインベイダァー♪」「わーうわーうわうイェーイイェーイ♪」なるマヌケかつ すこぶるキャッチーなフレーズを駆使してポップに聴かせる直近シングル『インベーダーインベーダー』、呪い染みた「み~みみみ~♪」連呼が聴き手の脳を蝕む 宗教風情のマヌケなポップナンバー『み』、天下の浅倉節を筆頭に コムテツっぽさやTWO-MIX感などをメロディやアレンジに詰め込んだ、90’sデジポップ意識バリバリな『さいごのアイスクリーム』、ダブステップ混じりの 活き活きしたリズムの上で、ノーテンキな雰囲気を醸し出すマヌケな音と「く~ふふふ~ふふふ~ふふふふふ♪」なんつー気の抜けたコーラスがふしぎなおどりを踊る『のりことのりお』、前作の系譜を継いだかのような児童書ポップス『くらくら』といった ぱみゅ子×ヤスタカのおふざけ精神が弾けた これらナンバーも威力絶大。

 

 『キミに100パーセント』は、これまでのぱみゅ子ナンバーにありそうでなかった 童心を抉る系の明るくキュートな一曲で 不覚にも瞳がうるうるしてしまいます。
 ある晴れた日の昼下がりを思わせる capsuleの同タイトル曲を原曲忠実にカバーした『Super Scooter Happy』、鍵盤とベースとコーラスがAORチックな聴き心地を齎した『おとななこども』では、過去2作にはなかったお洒落な側面を覗かせていて、どちらも絶品。はっちゃけた楽曲が多い中、それらに埋もれることなく、そしてアクセント機能に止まるでもなく、いちぱみゅ子ナンバーとしてちゃんと一人立ちしているのが何より素晴らしいですな。

 

 いやあホント参りました。過去2作をリアルタイムで聴いていて、かつ前作『ぱみゅぱみゅレボリューション』で頭打ちと思っていただけに、本作をひと通り聴いた時は完全にしてやられたって感じでした。今度こそコレが最高傑作でしょう。

 

スポンサーリンク




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です