アルバム感想『じゃぱみゅ』/ きゃりーぱみゅぱみゅ


『じゃぱみゅ』/ きゃりーぱみゅぱみゅ
2018.9.26
★★★★★★★★★☆

01. バーチャルぱみゅぱみゅ
02. キズナミ ★★★★★★★★★☆
03. 原宿いやほい ★★★★★★★★★★
04. 音ノ国 ★★★★★★★★★☆
05. きみのみかた ★★★★★★★★★★
06. ちゃみ ちゃみ ちゃーみん ★★★★★★★★☆☆
07. 演歌ナトリウム ★★★★★★★★☆☆
08. 恋ノ花 ★★★★★★★☆☆☆
09. とどけぱんち ★★★★★★★★☆☆
10. 最&高 (Album Edit) ★★★★★★★★☆☆

 

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 オリジナルとしては4年2か月ぶりとなるアルバム。

 

 ということで、だいぶ久々の新作なのですが、きゃりーさん いい意味であんま変わってないっすね。メイクやファッションがナチュラル志向にシフトし、アーティスト活動においても奇抜さがやや控えめになったとか、ビジュアル的な変化はありましたけど、楽曲に関しては変に大人ぶったりすることなく、ヤスタカプロデュースの初期から継続している ポップでキュートでキッチュなキャラクター性を活かしたテクノ・エレクトロニカな作風を相変わらず貫いてるし、きゃりーちゃん自身もそのキャラクター性を全くぶらさずにパフォーマンスしております。

 

 かと言って、全盛期の単なるリプレイやパワーダウンに陥ったりなんてことはなく。繰り出されるサウンドは 一聴して即座にきゃりーぱみゅぱみゅだと分かる音世界でありつつも ちゃんと時代にフィットした音が鳴らされてるし、かつてのように15秒CMやカラオケを強く意識したような即効性はなくとも チョイスされるメロディや言葉のキャッチーさとかリズム感なんかもやっぱり秀逸。

 

 

 『キズナミ』はサザエさんのBGMみたいな前奏と歌メロが鬼pop激キャッチーだし、『原宿いやほい』はカラフルEDMを主軸としつつ アミューズメントパーク的な装飾とアニヲタやドルヲタさながらの掛け声をプラスした楽曲が問答無用で楽しげ。遊び心詰め込んでそう感漂うタイトルを冠したテクノポップ『演歌ナトリウム』は、言うほど演歌要素は強くない(一部のメロでこぶしを軽くきかせて歌うくらい)ものの、元素名を羅列しまくりラップするという無意味さとノリの良さが楽しい。

 

 

 和風メロにケバいテクノサウンドをあしらったアップナンバー『音ノ国』はきゃりーちゃん的に歌モノ寄りの楽曲ながら、歌唱力じゃなくキュートな声質と人懐っこい歌唱が活きた良曲。
 現代っぽさとレイター80sっぽさが混在したサウンドになんだか胸キュンしてまうエレポップ『とどけぱんち』も前曲と同様っすね。きゃりーちゃんのくっそ可愛いハイトーンボーカルに萌え萌えの佳曲であります。Perfumeでいう『I still love U』にちょっと近い感触のナンバーですな。

 

 

 

 ニュージャックスウィングのリズムと これまた現代っぽさとレイター80sっぽさが混在した音触りが癖になる『きみのみかた』、童話のようなファンタジックさと切なさを併せ持った四つ打ちエレポップ『ちゃみ ちゃみ ちゃーみん』、カーテンコールで流れるようなイメージの お祭り感溢れるテクノポップ『最&高』なんかもそうですけど、きゃりーぱみゅぱみゅならではという他ないエンタメ性に富んだ楽曲が勢揃い。
 capsuleのカバーである『恋ノ花』は和風ミドルポップで、流れで聴く分には悪くないけど、私的にはアルバムのアクセントって感じの楽曲。

 

 本作ならではの特徴を強いて挙げるならば 和風テイストやチップチューン的なアプローチがちょいちょい散見されるってな感じなんですけど、そういうサウンドのジャンル云々というより、きゃりー×ヤスタカコンビはまだまだ聴き手を飽きさせることなく 面白いこと演れるなってことを実感しました。ポップアイコン・きゃりーぱみゅぱみゅ健在って感じで。どことなく児童向けな印象が強かった前作に対し、今回は全盛期に近いレベルで老若男女そして国内だの海外だの種族だの一切問わず 夢詰め込めるくらいに頭からっぽでも楽しめるアルバム。時代の流れに合わせて全10曲約36分というコンパクトな収容も良いですな。

 

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