アルバム感想『Future Pop』/ Perfume


『Future Pop』/ Perfume
2018.8.15
★★★★★★★★☆☆

01. Start-Up
02. Future Pop ★★★★★★★★☆☆
03. If you wanna ★★★★★★★★☆☆
04. TOKYO GIRL ★★★★★★★★☆☆
05. FUSION ★★★★★★★☆☆☆
06. Tiny Baby ★★★★★★★☆☆☆
07. Let Me Know ★★★★★★★★★☆
08. 超来輪 ★★★★★★★☆☆☆
09. 無限未来 ★★★★★★★★★☆
10. 宝石の雨 ★★★★★★★★★★
11. 天空 ★★★★★★★☆☆☆
12. Eveyday ★★★★★★★★☆☆

 

スポンサーリンク




 

 約2年4ヵ月ぶりとなるアルバム。

 

 『Future Pop』というシンプルながら大それたタイトルを冠していますが、確かに未来というか現在のトレンドを思わせるアプローチがいくつか散見されます。

 未来を連想させる楽曲や 未来に向けてのメッセージを込めた楽曲があるというのもそうだし、現在のトレンドの一つであるフューチャーベースを導入している楽曲が数曲存在するというのもまた然り。

 あとはApple MusicやSpotifyといったストリーミングサービスの普及を意識して作られているのも大きなポイント。これまでよりも音数を少なくしたり(Spotifyに入れて音圧が下がっても、音数が多い曲より少ない曲のほうが音量が保たれるため)、一曲一曲の尺をこれまでよりも短くし、トータルも全12曲ながら約42分と極めてコンパクトに収めていたり(尺が短いほうが途中で飛ばされることなく再生される回数を稼ぎやすい)などがそうですね。…って、すいません、これ完全にw-inds.の受け売りです。アルバムのインタビューで彼らがそう語ってたんで、おそらくパフュもそんな感じなんだろうなと。

 

 タイトル曲であるドラムンベース導入のアップナンバー『Future Pop』は、サウンド自体はトレンドとも最先端とも違いますが、未来への期待に胸を膨らませて衝動的に飛び出した的な疾走感と、目の前の景色が一気に開けていくような感覚が快感。

 

 

 『If you wanna』『Let Me Know』『無限未来』はドロップ(サビ)でフューチャーベースを取り込んだナンバーで、前述の『Future Pop』と同様にドロップで目映い情景がウワァッと広がるような錯覚を喚起させるアプローチが実に鮮やか。

 

 

 

 

 個人的にクリティカルヒットだったのが『宝石の雨』。トロピカルハウス的なアプローチを交えつつファンキーで小気味良いビートを敷いたサウンドと 晴れやかな歌メロに心弾むダンスポップで、パフュの全楽曲の中でも特に好きな曲であります。

 

 その他、オリエンタルなダンスポップ『TOKYO GIRL』、シンプルなサウンドで構築されたグルーヴィーなナンバー『FUSION』、キュートさ押しのエレポップ『Tiny Baby』、語感重視のチャイナ風エレポップ『超来輪』、フューチャリスティックなハウスナンバー『天空』、毎日の積み重ねが未来に繋がるという普遍的にして示唆に富んだメッセージが込められた 雄大な音世界を描くトロピカルハウス『Everyday』と、時代に寄り添いつつ パフュが元来持ちうる武器を有効に駆使した楽曲が収められておりば。

 

 

 

 様々な観点から現在の世界のトレンドを意識したと言えど、そこにまんま乗っかるわけじゃなく、パフュがパフュであることを尊重し、日本を拠点に鳴らしてることを踏まえてアウトプットされてるので、「Future Pop」というタイトルや「フューチャーベース」という日本ではまだ耳馴染みの薄いカテゴリーで敬遠するのは勿体ないです。だいたいフューチャーベースを取り入れてる曲って3つしかないし、音数や尺の長さが控えめであることを考えれば むしろこれまでのパフュの作品の中ではいちばん聴きやすいアルバムなんじゃないのか、って気が。かと言って、分かりやすさや聴きやすさに過度な重きを置いてるヌル~いアルバムでもないので、その点はご心配なく。ムチャなイメチェンに走らず、でも現状維持を打ち破り今までとは違うパフュへと進歩したことが窺える好盤。パフュの全作品の中でもかなり好きな一枚かも。

 

スポンサーリンク




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です