アルバム感想『ハイパークラクション』 / ポルカドットスティングレイ


『ハイパークラクション』 / ポルカドットスティングレイ
2019.10.16
★★★★★★★★☆☆

01. バケノカワ ★★★★★★★★★☆
02. オトシマエ ★★★★★★★★☆☆
03. おやすみ ★★★★★★★★★☆
04. 阿吽 ★★★★★★★★☆☆
05. リスミー (かかってこいよ武道館 ver.) ★★★★★★★★☆☆
06. おはよう(あっさり) ★★★★★★★☆☆☆
07. おはよう(塩多め) ★★★★★★★★☆☆

 

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 こちらは3rdミニアルバムで、フィジカルとしては2ndフルアルバム以来約8ヵ月ぶりとなる作品。

 

 前作はポピュラーミュージックへと大きく舵を切ったのが特徴的なアルバムでしたが、今回はポピュラーだとかマイノリティだとかそんな区分けがどうでもよくなるほど全曲がポルカのオリジナリティとしてしっかり確立されたのがハッキリ窺える一枚に。

 

 既に配信でリリースされており、東京モード学園のCMでもお馴染みの『バケノカワ』は、ポルカ王道の裏打ちダンサブルロックをチャーミングに着付けしたナンバー。雫ちゃんのボーカルや ポンポンと軽やかに弾むキャッチーな歌メロのリズム、ドリーミーなアレンジが胸キュンを喚起する佳曲であります。

 

 続く『オトシマエ』は、ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019で初披露されたソリッドなロックナンバー。UVERworldばりに言葉詰め込みまくりな語り、当たり前のように組み込まれた変拍子、演奏陣に無理を強いるテクニカルな早弾き、間奏で巻き起こすディストーションの洪水やメッタ斬りプレーと、いつにもまして過激派要素がてんこ盛りですが、単なるノイズに終止することなくポップさを内包したロックナンバーに着地しているのが流石。

 

 『おやすみ』は、ニュージャックスウィング風のリズムで跳ねるミドルナンバー。前作収録の『ばけものだらけの街』で打ち出したブラック要素が形を変えて再登場。んで、甘めでクリーミーな味付けが施されてるのも特徴的ですかね。そして なんといっても、やや まったり気味な雰囲気の中で躍動的なプレーを繰り出すドラムがこの曲の要で、ダンサブルとは違うけど、ゆったりとカラダを揺らせるグルーヴがとても心地良い。てゆーか、歌詞に「話半分のあなたに一生をあげるよ」というフレーズがありますけど、これは前作収録の『話半分』のアフターストーリー的な内容なんか?

 

 本作のリード曲である『阿吽』は、ストレートかつエモーショナルなポップロックナンバー。こういう直球モノの楽曲もすっかり板についてきましたね。センチメントの淡い匙加減も実に絶妙で、聴き終えた後に甘酸っぱい余韻を残していきます。

 

 

 CDのみ収録の『おはよう (あっさり)』『おはよう (塩多め)』は、いわゆる余興ソングってやつです。同じ曲のバージョン違いで、前者が正規バージョンって感じなのかしらん?マーチングリズムの のほほんとしたミドルポップスで、ちょっと児童書ソング的な雰囲気もあります。そして、後者がバージョン2にして おそらく本番と思わしきテイク。雫ちゃんのみならず男性陣もボーカルに参加し、大真面目にふざけ倒しておきながら、ラストはバンドの矜持を示すかのようなプレーでカッコよく締め。おふざけ具合もだいぶエスカレートしてきましたな。CDだけにこの手の余興ソングを収録するスタイル、このまま定着していくかと思いますが、個人的には大いに支持したい。

 

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