SMAPに楽曲提供した豪華アーティストをまとめてみた

先日、ブルーノ・マーズが嵐に楽曲提供したことが話題になりましたが、そのニュースを切っ掛けに 改めてジャニーズへ楽曲提供したアーティストを調べてみたところ、いやあ案の定SMAPがめちゃくちゃ凄すぎた。
『世界に一つだけの花』でお馴染みの槇原敬之、『夜空ノムコウ』の作詞を手掛けたスガシカオを筆頭に、J-POP, J-ROCK, J-R&B/ HIP-HOP他、さらには海外の著名ミュージシャンと、多彩かつ濃厚な顔ぶれから楽曲を提供されており、そのキャスト一覧だけでも すこぶる壮観。
そこで今回は、SMAPに楽曲提供した豪華アーティストを20組に厳選してピックアップしてみたいと思います。SMAPというと007期(腕利きの海外ミュージシャンの演奏によるフュージョン系ナンバー)の楽曲ばかりが注目されがちですが、豪華アーティストの提供曲もそれらとはまた違った面白さが詰まっているので、この機会に是非掘り下げてみて欲しいです。

 

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◆スガシカオ

★ココニイルコト [SMAP011 ス (1997) 収録]
★夜空ノムコウ [27th Single (1998) 収録]
★リンゴジュース [27th Single (1998) 収録]

スガシカオ先生と言えば やはり『夜空ノムコウ』の作詞提供が有名ですが、実はそれよりも5ヵ月前に『ココニイルコト』なる楽曲(作詞・作曲・編曲)を提供していたのでした。にしても癒し系ミドルスロー『ココニイルコト』と脅し系ファンク『リンゴジュース』の落差が強烈。後者は曲だけ聴きゃ素直にカッコいいけど歌詞がサイコすぎて怖い。

 

 


◆佐藤伸治(フィッシュマンズ)

★それはただの気分さ [SMAP011 ス (1997) 収録]

フィッシュマンズの佐藤伸治氏が手掛けた 吾郎ちゃんソロ曲。これ、スタッフ側の発注じゃなく、吾郎ちゃん自身がオファーしたことで実現したらしいっすね。「俺、おかしくなっちゃいそう~」ってな感じの不健全な浮遊感に包まれたドリームポップであります。アンニュイな雰囲気を醸成する吾郎ちゃんのフェイクがめっちゃ良いな。

 

 

 


◆堀込高樹(キリンジ)

★idea [BIRDMAN SMAP013 (1999) 収録]
★愛の灯~君とメリークリスマス~ [S map~SMAP014 (2000) 収録]

いずれもキリンジの堀込高樹氏が提供(作曲)した楽曲で、素晴らしきメロディメイカーぶりが遺憾なく発揮されてます。
シャカリキなダンサブルアップ『idea』は、サタスマのOPやBGMで流れてもおかしくないほど 弾けたポップ感が最高。
んで『愛の灯~君とメリークリスマス~ 』は、作詞:北川悦吏子×作曲:堀込高樹×編曲:冨田恵一という とてつもない組み合わせによるフリーソウルナンバー。アットホームな距離感、贅沢さを感じさせないシャレオツぶり、ささやかでほのかに甘々な幸せムード。この「二人っきりのハッピークリスマス」感がなんともくすぐったい佳曲であります。

 

 

 


◆m-flo

★living large [BIRDMAN SMAP013 (1999) 収録]

リリース時期的にまだメジャーデビューして間もないm-floが作詞・作曲・編曲を手掛けたHIP-HOPナンバー。m-floの1stアルバムにして超名盤の『Planet Shining』に収録されていても違和感ないほどガッチガチなラップとシュガーレスなムードメイキングがとてつもなくカッコいい!にしてもm-floのプロデュースワークはほんと容赦ないな笑。この曲いちばんの見せ場である慎吾のラップなんて、SMAPの全ディスコグラフィーの中でも屈指の激ムズぶりだし。

 

 


◆エリック・クラプトン、竹内まりや、コバタケ

★友だちへ~Say What You Will~ [36th Single (2005) 収録]

クラプトンが作詞作曲を、竹内まりやが日本語詞を、そしてコバタケが編曲を手掛けたことで当時 大きな話題「には」なりましたけど、曲の人気はぶっちゃけ当初から いまひとつだった印象が…。や、理由はなんとなく分かります。単純に地味な仕上がりだし、メロディアスだけど決してキャッチーではないし、もはや「隙間」ってレベルじゃ片付けられないくらいの余白がありまくりだし、そりゃベスト盤からハブられて当然だわなと言わざるを得ないのですが、私は当初からめちゃくちゃ気に入ってました。陽だまりのような穏やかさと温かさを演出したコバタケの管弦アレンジ、素晴らしいやんか!ということで、不遇すぎて気の毒なこの名曲を敢えてこの機会に猛プッシュしておきたい。クラプトンが歌う原曲もなかなか良きかな良きかな。

 

 

 


◆横山剣(クレイジーケンバンド)

★退屈な日曜日 [SAMPLE BANG! (2005) 収録]

クレイジーケンバンドの横山剣が手掛けた楽曲ですが、いくらなんでも コレは まんますぎんだろ!提供というより もはや譲渡やがな。

 

 

 


◆今井大介

★TOKIO [Pop Up! SMAP (2006) 収録]
★Everybody [Pop Up! SMAP (2006) 収録]
★弾丸ファイター [41th Single (2007) 収録]

これまでCHEMISTRY、倖田來未、AI、BoAちゃんなど、主にR&B方面のアーティストや楽曲に携わってますが、SMAPに関しては3曲ともややPOPS寄り。個人的に特に好きなのが『弾丸ファイター』。これもなんかファン人気がいまひとつな気がするけど、軽やかに弾むビート感と スマートかつスタイリッシュな装いがめちゃくちゃクールで、アレンジの勝利という感じがする曲なんですよね。ほんで、2コーラス目の「万歳三唱~♪」で中居くん達が阿波おどりするくだりに萌え萌え。

 

 

 


◆J. Y. Park

★White Message [42th Single (2008) 収録]
★Still U [super. modern. artistic. performance (2008) 収録]

TWICEや2PMの輩出、そして最近ではNiziUのプロデュースでお馴染みのJ.Y.Park氏!この方も今から12年も前に楽曲提供しとったんかい。全然気づかんかったわ…。
ホワイトデー意識のこそばゆいミドルR&B『White Message』は「サビ→Aメロ→サビ→ラップ→サビ→ラップ→サビ」という従来のJ-POPとは異なる簡素な展開が何気に新鮮。そして、もう1つの提供曲である 軽やかでキュートなミドルポップ『Still U』。この2曲に共通してるのは さりげないグルーヴ演出だな。間奏を一切設けない(最後までボイスワークで繋ぐ)流れと ラップの導入によるメリハリ形成の2点が 通し聴きした際に心地よいノリをもたらしてくれてるし、ラップそのものが足取り軽やかで肩肘張っていないこともポイント。派手な曲ではないけど、個人的には後者が特にお気に入り。

 

 

 


◆中田ヤスタカ

★ココロパズルリズム [super. modern. artistic. performance (2008) 収録]
★Amazing Discovery [53th Single (2014) 収録]

どの提供先アーティストに対してもというわけではないですが、少なくともSMAPに関しては 当時ヤスタカがPerfumeやCAPSULEで鳴らしてた音をそのまま持ち込んでる感じがするんですよね。『ココロパズルリズム』は、ブレイク街道まっしぐら期のPerfumeを連想させるテクノポップだし、『Amazing Discovery』は、ほぼ同時期に山Pへ提供した『Back to the dance floor』や、2015年初頭リリースのCAPSULE『WAVE RUNNER』に近い ヤスタカにしてはオーソドックス(だけど明らかにヤスタカだと判別できる的)なEDMと、SMAPの楽曲で当時のヤスタカの傾向がある程度汲み取れるのが面白いですな。

 

 

 


◆小室哲哉

★Trust [We are SMAP! (2010) 収録]
★グラマラス [45th Single (2010) 収録]

最近だと乃木坂46や浜崎あゆみへの楽曲提供で話題となった小室先生。当時、SMAPどころかジャニーズに楽曲提供することが初だというのも衝撃だったけど、その楽曲(『Trust』)自体も意外性があって正直驚かされた。手癖バリバリのサウンドメイキングが炸裂してるわけでも90s感ハンパないアプローチが仕込まれてるわけでもなく、でも些細ながら小室先生らしさ(Aメロの低音、サビのシンセ、おぼろ気に醸し出される地球規模のスケール感など)が垣間見える、いい感じにこっち側の安直な予想を裏切ったミドルポップ。そりゃまあ この時期AAAに提供してたような「avexにありがちなベタベタデジポップ」を提出したところで採用されるわけないよなと。その頃のAAAだと『PARADISE』『ダイジナコト』が中々良かった。

 

 

 


◆相対性理論

★GAIAにおねがい [We are SMAP! (2010) 収録]

いやもうクレイジーケン兄さんに続き これも まんますぎます。どこをどう切り取っても相対性理論でしかない音世界じゃないすか。そして、それをSMAP全員じゃなく慎吾・剛・吾郎の3人(つまり新しい地図)で歌うという このキャスティングがほんと絶妙。なんか上手く言えないけど、3人の歌が楽曲にめちゃくちゃ嵌まってんのよね。

 

 

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◆山口一郎(サカナクション)

★Magic Time [We are SMAP! (2010) 収録]
★Moment [48th Single (2012) 収録]

どちらもサカナクションのボーカル・山口一郎氏が作詞作曲を手掛けたナンバー。
『Magic Time』は、サカナクションリスナーの中でも「っぽい」と「っぽくない」と意見がぱっくり分かれてるのが面白いなと思ってるのですが、個人的には メロディはサカナクションっぽいというか 一郎氏が歌ってる画が自ずと浮かんでくる曲。
そして、シングル曲に起用され、オリンピックのテーマソングとして2度も起用された『Moment』は、めちゃくちゃサカナクションっぽい四つ打ちポップナンバー。なんというか、『明日から』(サカナクションのアルバム『kikUUiki』収録)をさらにポップ&エモーショナル化させて、(特に間奏の)バッキバキのサウンドアプローチを抑えたような感じがする仕上がりですな。ベスト盤どころかどのアルバムにも収録されてないけど、これは晩期SMAPを代表する名曲。…と言いつつベスト盤では見事にスルーされましたけど。

 

 

 


◆石野卓球(電気グルーヴ)

★SMAPのポジティブダンス [We are SMAP! (2010) 収録]

これはSMAP版クルクルミラクルだよね?どうせなら作詞も卓球に手掛けて欲しかったわ。

 

 

 


◆RIP SLYME

★Going Over [We are SMAP! (2010) 収録]

中居くんの地元の後輩であるSU、そして中居くんの地元の友達の弟であるFUMIYAが在籍するHIP-HOPユニット・RIP SLYMEが満を持して提供した楽曲。デモ音源を聴いた影響なのかどうか、皆の歌いっぷりがめちゃくちゃRIPっぽいな笑。特に中居くんのPESっぽさと「カモーン!」の癖の強さが異常。逆に剛はRIPメンバーの誰とも似ておらず、草食系の素振りで断固として我を貫き通しているのが耳を惹きます。

 

 

 


◆LOVE PSYCHEDELICO

★No Way Out [We are SMAP! (2010) 収録]
★This is love [45th Single (2010) 収録]

『No Way Out』は慎吾ソロ曲で、『This is love』はシングル曲にしてマイケルジャクソン『Black Or White』のオマージュもといパクリジナルソング。どちらもアコギ主軸のシンプルなアレンジでお届けする 軽快かつグルーヴィーなダンスナンバー。これらに近しい作風のSMAP楽曲って後先みても意外とないし、SMAPの着こなし様も実にカッコいい。そういった意味でもほんとナイスな人選。

 

 

 


◆志摩遼平(ドレスコーズ)、ROY(THE BAWDIES)

★I Wanna Be Your Man [GIFT of SMAP (2012) 収録]

アルバムリリース当初 最も意外すぎた発注先だと思ってたけど、今改めて確認してもやっぱこの組み合わせが意外性も濃度もハンパじゃねーなと。曲だけ抽出してみると、BAWDIES直系の古き良きロックンロールって感じですけど、こんなに渋いバンドのボーカル2人が楽曲提供してんのに、曲の仕上がりがやたらチャーミングなのがオモロイな。

 

 

 


◆椎名林檎

★真夏の脱獄者 [GIFT of SMAP (2012) 収録]
★華麗なる逆襲 [54th Single (2015) 収録]

誰がどう考えても超豪傑なタッグであることに間違いないけど、その話題性に見合った提供ナンバーの名曲ぶりと、晩期SMAPにおいて「ダンディズム」という新たな魅力を開拓した功績の2点を踏まえると、改めてSMAPの音楽史で大袈裟なくらい太字で記しておきたい共演だったなと思うわけですよ。『華麗なる逆襲』カッコよすぎて泣けてくる……!!

 

 

 


◆津野米咲(赤い公園)

★Joy!! [50th Single (2013) 収録]

赤い公園のギタリストにしてバンドのブレーンでもある津野米咲が作詞作曲を手掛け、さらには記念すべき50枚目のシングルに起用されたナンバーであります。
菅野よう子がアレンジを担当してることもあり、赤い公園のような雑多性や変則さはありませんが、そこに依存せずとも持ち前のソングライティングスキルを遺憾なく発揮してます。そしてこれは『世界に一つだけの花』『Triangle』とはまた異なる、日本屈指のエンターテイナー視点でのメッセージソング。といっても重厚さや敷居の高さなどは微塵も感じさせない、サタスマ的な親近感(パパママの代わりに 赤ちゃんを預かる中居くんや 朝ごはんを作る慎吾ママとか そういうイメージ)で以て描写されてるのが良いっすな。これこそ晩期SMAPを代表する名曲でしょ。

 

 

 


TK(凛として時雨)

★掌の世界 [50th Single (2013) 収録]
★Dramatic Starlight [Mr. S (2014) 収録]

2曲とも 凛として時雨のボーカル・TKが作曲を手掛けたナンバー。時雨というと、殺傷力に長けたサウンド、トチ狂った展開、インダストリアルな歌声にふなっしーを想起させる絶叫などが真っ先に浮かぶ特徴かと思いますが、国民的アイドルにそんなもん提供するわけないやんかと。絢爛な都会の夜の中(裏側)に埋もれた不穏さや歪さを切り裂くクールかつソリッドな情熱が投影されたサイバーなアップナンバーで、時雨の多くの楽曲に通底するそんな概念がこの2曲にもしっかり継承されてます。

 

 

 


◆川谷絵音(ゲスの極み乙女。、indigo la End、etc.)

★アマノジャク [Mr. S (2014) 収録]
★好きよ [Mr. S (2014) 収録]
★愛が止まるまでは [55th Single (2015) 収録]

3曲ともゲスの極み乙女。の人気や知名度がぐんと上がり始めた頃~ブレイク街道まっしぐらな時期(不倫騒動が起こる前)に提供したもの。
『アマノジャク』『愛が止まるまでは』は、ゲス極のパブリックイメージとして認識されてそうな ピアノを筆頭にアンサンブルが躍動するアップナンバーで、『好きよ』は女性目線の しみったれたミドルスロー。どちらも川谷絵音ならではの楽曲でありながら、SMAPが歌えばSMAPの曲としてしっかり成立するという 双方の凄さを改めて実感できる素晴らしきタッグであります。

 

 

 


◆MIYAVI

★Top Of The World [53th Single (2014) 収録]
★Otherside [55th Single (2015) 収録]

最後に取り上げるのは、世界を股にかけるサムライギタリスト・MIYAVIが提供した楽曲。
『Top Of The World』は作曲のみを担当しており、作詞をいしわたり淳治が、編曲をCMJKが手掛けた、エネルギッシュなEDMナンバーであります。この曲の凄さといったら、サビ直前の「Here We Goーーーーーー!!!!↑↑↑↑↑」で突如大幅にキーが高くなることと、全パートの大半を7拍子で進行する曲者なリズムワーク。MIYAVIもほんと容赦ない男ですわ。そして、2サビを経ての束の間の間奏が 胸がすくほどのカッコよさ&気持ち良さ。より一層 飛翔感を煽るビートと MIYAVIのチャキチャキなギターサウンドに高ぶりを禁じ得ないキラーパートで、個人的にはここがいちばんの聴きどころ。晩期ナンバーの中でもかなり気に入ってるのに、どのアルバムにも収録されないこの冷遇っぷり&異端児ぶり。どうしてくれよう!

そして、結果的にラストシングルとなった『Otherside』は、『Top Of The World』とは打って変わり、当時のMIYAVIっぽさ全開のダンサブルなロックナンバー。前回は間奏でしかMIYAVIのギターの出番がありませんでしたが、今回は全編に渡ってMIYAVIのエッジーなギタープレーが炸裂。MIYAVIの当時の最新アルバム『THE OTHERS』に通ずる作風なので、この曲のノリが気に入った人はMIYAVIのアルバムも是非!

 

 

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