2020年7月 楽曲レビュー #1

◆ 『Route 246』 / 乃木坂46

◆ 『Dreamed a Dream』 / 浜崎あゆみ

◆ 『1,000,000 TIMES feat. chelly (EGOIST)』 / MY FIRST STORY

◆ 『Say My Name』 / Dimitri Vegas&Like Mike vs Regard

◆ 『知らんけど feat. 寿君』 / TUBE

 

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『Route 246』 / 乃木坂46
2020.7.24

 いやあまさかの小室先生提供曲ですよ。復活早いなとか、30歳未満の人からしたら こんな話題ポカーンだろとか、いちいち茶々を入れたくなっちゃうんですけども、曲の仕上がりもまた 良くも悪くも予想通りすぎて爆笑すること不可避。2010年代仕様のEDMを踏襲してんのも予想通りなら、イントロやメロディや歌詞までも小室感ハンパないのもまさしく。中身空っぽなポジティブフレーズとかWOWWOW乱用とか どこまでも限りなく小室すぎるな、と思ったら作詞を手掛けてんのは秋元なんかい。この嫌味なまでに蔓延してる小室っぽさから察するに、秋元側が小室先生に「如何にも小室って感じのヤツを頼む」みたいなオーダーをしたんじゃないのかとか、歌詞もどうせまた秋元じゃなくゴーストライターが書いてんだろとか勘繰りたくなってまうし、小室先生的にもウォーミングアップ感覚で制作に臨んだんじゃないかとついつい邪推してしまうし、なんつーか全体的にお座なりなのよな。それはもうジャケ写からして明らかじゃないすか。光永亮太の『Always』をアイドルポップスとして解釈した的な懐メロアップ『I see…』は好きだけど、同じ懐メロでもこれは過度な小室感の押し売りが鼻についてどうもな。

 

 

 


『Dreamed a Dream』 / 浜崎あゆみ
2020.7.31

 こちらも小室先生プロデュース曲であります。が、2015年12月の『Winter diary』以来約4年半ぶりと さほど久々でもないし、そもそも2010年以降コンスタントに楽曲提供してたから、そこまで大騒ぎするほどのことでもないやんかと。ゆえに これといった驚きはないけども、小室っぽさもありつつ、それ以上にくっそ90年代すぎる聴感にこれまた爆笑。

 すいません小室先生、時は既に2020年ですよ。そして年号も令和に変わったんですよ。こんな現代っぽさを取り繕った音を鳴らしているのに90年代感のほうが圧倒的に前面に出ちゃってるとか正直どうなんだと。The 1975や米さんが意識的に80年代チックな音を鳴らしてるのとは訳が違うというか、小室先生の場合は 90年代の呪縛か何かのせいで どう足掻いても結局このサウンドに着地しちまってる感じがするんだよな。デ・オウだの何だのいくら入念に身体を洗っても払拭しきれない体臭みたいな感じで。でも個人的にこの曲は当たりでした。あゆの歌声と90sサウンドとの相性があまりにも嵌まりすぎていて。90年代とかavex王道とか、これから先もそんなんばっかになっちゃうと流石にげんなりですけど、ひとまずこの曲の素晴らしさに対しては素直に喜んどこうではないですか。

 

 

 


『1,000,000 TIMES feat. chelly (EGOIST)』 / MY FIRST STORY
2020.7.1

 タイアップ先であるデュエルマスターズを全く知らないし、そもそもカードゲームアプリってなんのこっちゃ?って感じではあるのですが、RPGやバトルアニメを想起させるヒロイックなハードロックサウンドには興奮を禁じ得ない。まあ今さっきサウンドって言いましたけど、この興奮の最たる要因はなんといっても、chellyのボーカルが単なるプラスアルファじゃなく、必要不可欠なピースとしてガッチリ嵌まってることだよな。奈々さんと西川くんが『革命デュアリズム』で魅せたように、Hiroとchellyが火花散らして掛け合ってるのが壮絶なドラマに繋がってるというか。サビ「あなたがいなきゃ始まらないよ 勝負をつけなきゃ終われないよ」のくだりとか、胸の隅にあった冒険心に火をつける名フレーズじゃないすか。これまた良きコラボやな。ニューアルバムにも期待が持てる。

 

 

 


『Say My Name』 / Dimitri Vegas&Like Mike vs Regard
2020.7.24

 皆さんご存知、デスティニーズチャイルドの代表曲の一つである『Say My Name』のカバーであります。あんなにクールでストイックなR&Bがこんな陽気で煌びやかなディスコに生まれ変わっちまうんかいと。明らかに同じメロディなのに(当然)もはやカバーに聴こえねーよってくらい完全なる別物で、なんというか、ゾンビマスクを被った途端に覚醒しだしやがった渡辺梨加のような変貌ぶり。これはめちゃくちゃ良いカバーですね。デスチャが歌う原曲を知らない人でも気軽に楽しめるナンバー。

 

 

 


『知らんけど feat. 寿君』 / TUBE
2020.7.8

 凄いです、誰もが予想だにしなかったムーンバートンに思っきし手を出していて マジびっくりこきまろ!ダンスミュージックや世界のトレンドに縁がなさそうな業歴35年の老舗バンドである あのチューブがですよ!しかも無理矢理トレンドに乗っかった感 皆無のナチュラルな取り入れ方をしているし、メランコリックな雰囲気を醸成しながらも そのリズム感と ちょっとしたおふざけなノリが効果的に作用して、湿っぽさとコミカルさの絶妙なバランスを生み出してる。ひょっとしたらメンバー全員ムーンバートンが何なのかを全く知らずに演っていたのかもしれんが笑、何にしてもコレは面白かった。

 まあアルバム全体的にはあまりにオーソドックスすぎて正直イマイチ嵌まれんかったけども、アルバムのタイトル曲にして盆踊りチックな『日本の夏からこんにちは』、30年以上やってて今までそのタイトル使ったことなかったんかい的な『夏が来る!』、聴いてるこっちが恥ずかしくなるくらいのキラメキを放つ『夏のDeja Vu』は良かったっすね。

 

 

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