2020年8月 楽曲レビュー #2

◆『センチメートル』 / the peggies

◆『Feels In My Body』 / Icona Pop

◆『d.s.t.m.』 / MORISAKI WIN

◆『a.m.3:21』 / yama

◆『恋のミラージュ』 / 新井ひとみ

◆『はなうた』 / FLOWER FLOWER

◆『誰がその鐘を鳴らすのか?』 / 欅坂46

 

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『センチメートル』 / the peggies
2020.8.26

選ばれし者じゃない一般ピーポー目線の片想い歌詞はもちろん、部屋着っぽいボーカルと いつも以上に「シンプル」もとい「素朴」といった印象を受ける演奏・アレンジが 庶民派な雰囲気をより一層 際立ててます。胸の高鳴りを表したようなBメロにしてもそうだけど、この人たちは「仄かな くすぐったさ」を喚起させるのが何気に上手いな。「仄かさ」この匙加減がポイント。マーガレットコミックの読み切り漫画を読んだ気分になるおセンチポップロックであります。

 

 

 


『Feels In My Body』 / Icona Pop
2020.8.7

いつぞやのSOULHEADを思い出さずにはいられないビジュアルはともかく(余計)、音だけ聴くといい意味で相変わらずのイケイケなダンスポップで めっさお気に。明らかにアイコナポップのほうが先だけど、どういうわけか北欧版chelmico感が半端ない。

 

 

 


『d.s.t.m.』 / MORISAKI WIN
2020.8.12

ファンキーなカッティングギターが冴えるダンストラックも然ることながら、それを足取り軽やかに乗りこなす森崎くんの歌いっぷりが良いな。見た目に違わぬ 爽やかだけどコクのあるボーカルが絶品なり。他のEP(『PARADE』)収録曲もスバラ!

 

 

 


『a.m.3:21』 / yama
2020.8.12

今年リリースされた3曲とも かなり気に入ってるのですが、この曲もそれらに引けを取らない佳曲。ボーカルが醸し出す 大人の女性たる気品と色香を纏った 程よいスモーキーさとかチャキチャキなグルーヴとかも相変わらず好感触だし、上下に遊泳するベースが気持ち良いとか左右で鳴り合うツインギターと 躍動するピアノの絡みがなんだか変態的とか、歌の出番がない時も聴きどころを絶やさないディスコティックなサウンドも最高っす。

 

 

 


『恋のミラージュ』 / 新井ひとみ
2020.8.8

メロディラインや音色のチョイス、ムードメイキングに至るまで徹底的に80sを意識してるトコとか、20歳を過ぎた今でもまだ残る青さと精一杯の色っぽさが混ざった背伸び感あるボーカルとか、なんだか そそられちまいますな。良き80sリバイバル系シティポップ。てゆーか東京女子流のセンターの子はもう22歳になったんかい。なんというか、びっくら古今和歌集、って感じ(?)。ベースがやたらファンキーに弾けまくるリミックスバージョン(Night Tempo “Romantic Romance” Remix)もなかなか良いぞ!

 

 

 


『はなうた』 / FLOWER FLOWER
2020.8.12

これは一体何事ざますか!?ものっそく お日さまの香りがするポップソングやんか!後期のYUI名義の楽曲でもたまに登場していた作風ですが、あれから10年ほど経過した現在でもyuiのキュートさは健在だし、柔らかな雰囲気や明朗さはむしろ今のほうがナチュラルに打ち出せてる感じがします。演奏陣もソリッドさや変態性を抑制しながらも 単なる軟化に陥らないフレキシブルな仕事ぶりをサラッと発揮してるし、カップリングも含めて今回限りの道草かもしれないけど、ポピュラーもオルタナも何でも演れちゃう振れ幅の広さをまざまざと見せつけてきましたな。お子様にもぜひすすめてあげたい佳曲であります。

 

 

 


『誰がその鐘を鳴らすのか?』 / 欅坂46
2020.8.21

欅坂の実質的なラストナンバーであることを抜きに聴くと、欅坂らしさを踏襲した純粋に良い曲だと思うし、ラストであることを踏まえて聴けば、綴られた歌詞は 平手ちゃん不在の欅坂に対する手向けともとれるし、これまでの楽曲に比肩するほどキレキレでありながら なんとも むごい。メンバーに全く興味がなければ、この結末すらも「欅坂らしい」とか「美しきアート」とか呑気なこと言って片付けられたかもしれないけど、それはそれで嫌だな、秋元の手のひらで転がされてるみたいで。自我を貫徹するという意味での強さ、何しでかすか分からない&いつ壊れてしまうか分からないという意味での危うさ、従来のアイドルとは異なる意味合いの儚さ。そんな諸刃の剣を振り翳していた”僕”を清算したこのナンバーは、終幕を飾る一曲としてこの上ない秀作。

 

 

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