◆『ユメミグサ』 / BLUE ENCOUNT
◆『愛は続くよどこまでも』 / moumoon
◆『Vivide』 / OZworld feat. 重盛さと美
◆『GAL-TRAP』 / 安斉かれん
◆『Holy feat. Chance The Rapper』 / Justin Beaver
◆『YDY』 / ゲスの極み乙女。
◆『Justice』 / 中島美嘉
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『ユメミグサ』 / BLUE ENCOUNT
2020.9.2
2000年代半ばあたりからよく耳にするようになった桜モチーフの郷愁ミドルナンバー…と、どうしてもそういう雑な括りをしちゃいたくなるトコなんですけども、これだけメロディが良ければ オーソドックスなスタイルも無問題。てゆーか、この曲に限って 歌い出しから締めまで始終 高橋優の姿がチラつきまくる。やたら温度が高い声とか言葉ひと文字ひと文字にありったけの情感を込めるように歌うスタイルとかが田邊と被るし、そういやビジュアルも遠くから見ればなんとなく似とる…!
『愛は続くよどこまでも』 / moumoon
2020.9.2
moumoonの新作聴くのは何気に久々だったのですけど、いい意味で相変わらずというか、質をしっかり維持したままイズムを貫徹してました。これまでのmoumoonの楽曲に備わっていた 柔らかさ、壮大さ、幻想性が一挙に集約されたミドルバラードで、普遍的なポップスの素振りをしときながら中身は何気に贅沢。以前よりも輪郭がハッキリとして力強さが程よく加味されたようなYUKAさんのボーカルもやっぱり美しいですな。
『Vivide』 / OZworld feat. 重盛さと美
2020.9.7
重盛さと美が自作動画で中毒的な訴求力を発揮した脱力系ラップがここでもしっかり活かされてます。トンチキ歌詞をクセのある手つきでなぞるOZworldとの相性も良いんですけど、それ以上にビターなHIP-HOPトラックと甘々ゆるゆるなフロウとのコントラストにそそられちゃうのよな。
これまでのような90s avexデジタルポップでもなけりゃ浜崎あゆみオマージュでもない、割かしトレンド寄りのチルい作風にちょいと驚き。タイトルにある「TRAP」って、音楽ジャンルのトラップのことだったんかい。悩める思春期ってな趣の歌詞に「ワタシのラブハート」だの「意外と言えん「ぴえん。」」なる ヘンテコなフレーズをぶち込んだり、MVでデッカいteddy bearをフィーチャーしたり(結局あゆオマージュやん)、どこに注力しとんねんと言いたくなる要素もチラホラあるけども、この手の路線も意外とアリだなと思った。そりゃ面白さという点では『FAKE NEWS REVOLUTION』『僕らは強くなれる。』のほうが間違いなく上だけど かれんちゃんの歌声に存外ハマってるし、何も30代狙いの懐メロナンバーに固執することはないですからね。
『Holy feat. Chance The Rapper』 / Justin Beaver
2020.9.18
トラックは音数が控えめだし、リズムもシンプル且つ ゆったりしていて心地良い響き。そして気負いのないボーカルも手伝って歌メロが人肌のように温かい。ぶっちゃけ何歌ってんのかサッパリ分からんのですけど、とにかく癒されます。心が浄化されるというより 安らぐと言ったほうが より正確かな。
ちゃんMARIがメインボーカルということもあって ゲス乙女を聴いてるという感じがしないんですけども、ベース、ドラム、ピアノが織り成すミニマルでカッチリとしたグルーヴにゲス乙女っぽさが窺えるし、その淡白さゆえに醸し出される仄かな憂いがじわじわと沁みてきて良い。派手さはないけど なんだかクセになる佳曲であります。
これぞサディスティック美嘉バンド!ゴスい香りがするロックサウンドをバックにSM嬢の素振りで立ち振る舞うこの姿こそ中島美嘉の真価。音だけでもカコいいけど、映像と併せて聴くとより強烈。
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