2021年1月 楽曲レビュー #3

◆ 『ZEAL of proud』 / Roselia

◆ 『Angel』 / YOUYA

◆ 『Best Friend(feat. Doja Cat)』 / Saweetie

◆ 『Animal』 / BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE

◆ 『A Virtual World』 / Metalite

◆ 『Rivers』 / Epica

◆ 『Antidote(feat. Adekunle Gold)』 / Nao

◆ 『Perfake Perfect』 / 凛として時雨

◆ 『Link or Chains』 / 水樹奈々

 

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『ZEAL of proud』 / Roselia
2021.1.20

過去作『ONENESS』とはまた違った飛翔感あふれるメロスピ。
あっちは溜めに溜めてマイナスから這い上がってく感じだったけど、
今回はそこから大気圏すら突き抜けちまうんじゃねーかってくらい
パワフルにFly Awayしちゃってます。
カラダじゅうにひろがるパノラマとはまさにこのことだな。

ほんでカップリング『Blessing Chord』がまたえれぇことになってます。
「これって元々はガールズバンドのアプリゲームから始まったやつだよね?」
と思わず再確認したくなるほど、ファンタジックなRPG感ハンパない
シンフォニックメタルナンバー。
「いや、その手の楽曲も『Opera of the wasteland』で演ってたやん」って
思うかもしれませんが、
コーラスやシンセストリングスが醸し出すムードがあまりに大仰すぎて
否が応にも「ブフッ!」ってなっちまうんですよ。
このアップデートのされ方、奈々さんとほとんど同じじゃないすか。
そういや奈々さんの『アヴァロンの王冠』とうっすら雰囲気が似てるし。
いろんな意味でエレガらしいっちゃらしい、
ということで、どちらも優劣・甲乙つけがたし良曲でありました。

 

 


『Angel』 / YOUYA
2021.1.21

松下くんの歌を久々に聴きましたけど、いやあものっそく垢抜けてるやん!
元来持ち得ていた甘みを堅持しつつも少年性がいい感じに漂白され、
齢を積み重ねた分しっかり成人男性たる頼もしさが身についてきてますよね。
「アイドルの如く愛でる対象」から「結婚の対象」にシフトチェンジした感があるというか。
ラスサビ前の早口歌唱もめっちゃキレキレで
息切れや過度な体力消耗感が微塵もないスマートさに痺れちゃうし、
イマ仕様の空間的なR&Bサウンドもカッコいい。
「静」を象るトラックと、「動」を打ち出すボーカルとのコントラストが
クールでなおかつ仄かに熱い佳曲であります。

 

 


『Best Friend(feat. Doja Cat)』 / Saweetie
2021.1.7

これ、完全に「悪友」の歌だよな?
変態的でねちっこいヒップホップサウンドには
「ベストフレンド」なんてタイトルから連想されるような
甘酸っぱさなんかありゃしないし、
弄ばれた恨みを晴らすべくビッチビチの女共がグルになって
女癖悪し男を奈落の底に突き落とす的な
陰険なスメルがムンムン漂ってます。
令和版『トモダチ』(ケツメイシ)。

 

 


『Animal』 / BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE
2021.1.27

トラップを交えたスムーシーなR&Bサウンドだけでも驚きなのに、
こんな見るからにチャラい人らが
ムスクの香り漂うハーモニーで魅了してくるってことにMoreビックリ仰天。
よりによってパッと見いちばんガラ悪い男が
やたらスウィートなファルセットをかましてくるし、
ローヴォイスの人も、とっぽい感じがありつつ
スタイリッシュにクール&ワイルドを打ち出してるし、
EXILE TRIBEはなかなか侮れまへんな。

 

 


『A Virtual World』 / Metalite
2021.1.15

初めて聴いた海外メタルバンドですが、これくっそ面白いな。
ざっくり言うと、ユーロビートとメロスピが融合したも同然の音楽ですね。
骨格がしっかりメタルで上モノが思っきりフロア映えするチャラいユーロビート。
んで女性ボーカルの歌声がものっそくSUPER EUROBEATシリーズにありがちな雰囲気!ww
てかメロディもそれっぽさ半端ないし、メタル成分を完全に取っ払ったらモロSUPER EUROBEATやん。
2021年にもなって何故こんな音楽を演ろうとしてんのかよう分からんけど、私はめちゃくちゃ気に入った!
ユーロは好きだけどメタルにあまり馴染みがないという人は、
これをメタルの入り口として聴いてみるのもいいかも。

 

 


『Rivers』 / Epica
2021.1.22

シモーネ嬢の神聖なる美声に思わず平伏してしまう荘厳なバラードであります。
実はエピカの楽曲を聴くのもかなり久々だったりするんですが、
シモーネ嬢の歌唱があからさまに深みを増していて、
雲の上どころか完全に天界の存在になっちまった感があります。
ほんと、別に終盤のクワイアとかバンドアンサンブルとかいらねーよ、
ってくらいこの名唱に溺死したい(あったほうがより高まるけど)。
平歌でポッと出てくるビブラートがまたたまらんよな。
ふつくしすぎて聴いてるこっちの神経までビブラートしてまうわって話ですよ。
てか今月ニューアルバムが出るんか!楽しみすぎる!

 

 


『Antidote(feat. Adekunle Gold)』 / Nao
2021.1.7

マタニティ・オン・ザ・レイクなジャケ写はともかく、
ムーディーやドロドロに偏重しないスウィートなミドルトラックと、
「セックス」じゃなく「エッチ」と呼びたくなるような、
でも「いちゃいちゃ」とは言いたくないみたいな
二人のボーカルの甘い絡み合いが非常に良きです。
サビで「ど~ど〜♪」を連呼するくだりとか、
普通ならマヌケにしか聴こえないはずなのに、
キャッチーなリズム感も手伝って心地よさが
完全に優先されるマジカルは一体なにごと。
とにもかくにもこれは音だけを堪能したい曲。
歌い手の実像を見ると、なんか楽曲のイメージが崩れちまうのよな(失礼)。

 

 


『Perfake Perfect』 / 凛として時雨
2021.1.20

不穏さを漂わせたインダストリアルかつデカダンなハードロック、
ということで、1コーラス聴くかぎりだと雰囲気的には
お馴染みの時雨って感じがするナンバーなんですが、
中盤でのネジがボロボロ外れるかのようにパニクる様、
からの思っきしプッツンして放たれる衝動、
と同時に より一層溢れて止まないV系風情の感傷を
無防備なままモロに体感してしまっては、子宮の疼きを禁じ得ない!!
ぬおーーーっ!油断しとったわ〜〜!!
いつからか、どういうわけか、私は時雨のことを見縊っていたようです。
やっぱりこいつらは常軌を逸している。いやあ相変わらず時雨は時雨でしたわ。
老舗の殺し屋さながらの風格。

 

 


『Link or Chains』 / 水樹奈々
2021.1.10

これを聴いて思い浮かべたのはやっぱり『エゴアイディール』(アルバム『SMASHING ANTHEM』収録曲)。
ピアノとベースが主導権を握るフュージョン意識のサウンドアプローチはその曲以来となるわけですが、
この手のナンバーがバトル系アニメのテーマソングに起用されてることにまず驚き。
で、響きがなかなか洒落てますけど、これは別にオシャレを気取りたいわけじゃなく、
ミステリアスさを演出してるんですよね。
冒頭のアンサンブルが織りなす音色や変則的なリズムからしてそれはもう明らか。
てゆーか、ぶっちゃけサビだけ聴くと「なんや、いつもの奈々さんやがな」って感じがするんですけど、
通しで聴くと、クールを貫徹するわけでもなく情熱をむやみやたらに振りまくでもない
繊細な感情の変遷をメロ毎に歌唱で表現し、
ツギハギ感なく器用に泳ぎ切ってる様が
めちゃくちゃ華麗で鮮やかなんですよね。
それでいて声色の艶とはまた違った意味での色気を感じます。
その一連の素振りにムラムラしちゃうというか。
ただでさえ顔も脚も頭ん中も盛大にエロいくせして、
これ以上、興奮材料を用意してくれるなよと。
ということで、これはなかなか罪深い名曲。
ロックさながらの激しさやディストーションがなきゃイヤという人には不向きですけど、奈々さんが持つエロスや変態性を好んでる人にはきっと最高のご馳走。

 

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