2021年2月 楽曲レビュー #1

◆『こうえんデビュー』 / ヤバイTシャツ屋さん

◆『ドラマチックに乾杯』 / 山本彩

◆『WINDS OF TRANSYLVANIA』 / LOVEBITES

◆『Big feat. Gunna』 / Rita Ora

◆『Anonymous feat. WONK』 / 香取慎吾

 

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『こうえんデビュー』 / ヤバイTシャツ屋さん
2021.2.10

まっさらな新曲と1曲目のリミックスをコンパイルしたシングルなのですが、
相変わらずタイトルが意味プーすぎる。

『くそ現代っ子ごみかす20代』は、もはや鉄板となって久しい
「とにかくツタツタ走りまくるメロコアサウンド」「平歌は早口×押韻の畳み掛け」
「ありぼぼのキンキン声乱用」の3大要素をまるっと取り込んだナンバー。
やってることはいつもとほとんど変わりないのにマンネリ感なく聴けちゃうってのは何気に凄いことだな。
面白いしノリもいいし、これといって悪口言うトコなんか何もあれへんがな、って感じで。
演奏のキレや骨太さ、ありぼぼボーカルのキンキンぶりが昨年のアルバム以上に研磨されてきてることも
少ならからず関係してそう。

『Bluetooth Love』は、まんま『ロッキンポ殺し』期のホルモン笑。
って、去年のアルバムにもこの手の楽曲あったやんか。
ほんでこれ、恋愛やチョメチョメをBluetoothに置き換えて歌ってるように見受けられるのだけど、
この人らが歌うとただ単にBluetoothのことを歌ってるだけに聴こえるな。
プラトニックっていうとまたちょっとイメージ違うけど、
この曲に限らずヤバTの曲って人情味はしっかり滲み出てるけど
どういうわけか性や恋愛の匂いを微塵も感じないのよね。

『2月29日』は、至極オーソドックスなミドルスロー曲で普通にエエ曲やんかと思ってたら、
終盤のコーラスで「うぅるぅ~〜〜♪」とか歌ってて思わず絶句。
「2月29日」だけに「うるう」。なんや、結局これをやりたかっただけやん!

 

 


『ドラマチックに乾杯』 / 山本彩
2021.2.15

来週フィジカルでリリースされるシングルからの先行配信。
「考えてみれば、この手のビッグバンドアレンジって今まで演ってなかったよな」
と思っちゃうくらいフレッシュさもあるし、歌声とサウンドとの相性もバッチリ。
なんか、とまっちゃんの『Q&Aリサイタル!』とか思い出す作風ですな。
っていうか、この子の声、どんなサウンドとも相性バツグンやがな。
ハードロックも歌謡曲もアーランビーも、あとフュージョンもか。
なんなんだこの 嘴平伊之助の身体ばりの並外れた柔軟性ときたら。
ほんで、演奏にめちゃくちゃ覇気があるのもいいな。
ベースがやたら上機嫌に動き回ってるし、
ブラスサウンドは華やかだけどケバさはなく、
純粋に活発さや賑やかさを演出してるのがプラスでしかない。

これって、もしや久々の亀田師匠プロデュース曲なんじゃないのか?
と思ってクレジットを確認しようとするも、作詞曲以外まだ何も公開されとらん!なんでや!
カップリングの『oasis』なんて、まだ音源すら公開されてない中、
井上竜馬(SHE’S)がプロデュースを、編曲・演奏をSHE’Sが務めてることだけは明かされてるってのに。
「井上竜馬って長濱ねるとアレした人でしょ?」とか言ってはならない。

あとは『ぼくはおもちゃ』っていう、NHKみんなのうたで先月まで流れてた曲。あれもいいよね。
てかオンエア期間が2020年12月〜2021年1月までなのに、未だ配信ですら解禁されてないのヤバくね?
何をやってるユニバーサル・シグマよ。同レーベルのポルカドットスティングレイの時と仕事ぶりが全然違うやん。

 

 


『WINDS OF TRANSYLVANIA』 / LOVEBITES
2021.2.12

アニメ「ぶらどらぶ」OP曲であるシンフォニックメタルナンバー…ということですが、あいにくアニメ未見のため、そこに絡めた話は何も出来んのです申し訳ない。

イントロ初聴の際に、「あれ、もしかしてLOVEBITESも黒木メイサ嬢みたく
ベートーヴェンの『運命』を元ネタにしてんのか?」と勘繰りたくなる一幕がありましたが、
そこから先制攻撃のチャンスと言わんばかりに
スラッシーなプレーをフルスイングでかましてきて、
いきなり圧倒されちゃいます。
その後も、ブレイクダウンで明確に大きくメリハリをつけるわけでも
響良牙ばりにただひたすら真っ直ぐ突っ走るわけでもなく、
パワーやテンポを弛緩させないまま間奏で複数のセクションを設けて
手に汗握るドラマを打ち出してるのが見事だし、
ボーカルも初っ端からフルパワーで臨んでるはずなのに
終盤で敵の最終奥義を跳ね返すかのようなハイトーンをぶちかましてきてるのがまた凄絶モノ。
アニメのオープニング曲なのに雰囲気はもろクライマックスじゃないすか。
めっさカッコいい!だが聴いてるだけで息切れしてまう。

 

 


『Big feat. Gunna』 / Rita Ora
2021.2.11

Gunna以外にも、David GuettaやらImanbekなども参加したリタ・オラの新曲。
まあぶっちゃけ何遍聴いてもDavid Guettaっぽさなんてカケラも感じられなかったのですけど、
かつて流行した『恋のマカレナ』ばりのウルトラ級なキャッチーさや、
アジアンテイスト由来の絶妙なダサさが癖になっちまいます。
ランバダ→マカレナ→アセレへ→マイアヒ→ガンナムスタイル→…
と、久しく途絶えていたこのダサキャッチーな系譜が、
リタ・オラ達の手によって再構築されることになるのであろうか!?(大袈裟)

 

 


『Anonymous feat. WONK』 / 香取慎吾
2021.2.1

最初聴いた時、慎吾がどのパート歌ってんのかサッパリ分からんかった。
それくらい慎吾のボーカルワークが去年に比べて格段にアップしてるというか、
もはや異次元に首つっこんじゃったって感じ。アクセルべったり踏んで。
大味で単細胞すぎるパワフルマッチョな力強さじゃなく、
傷だらけになっても尚、得体のしれない深き闇に屈することなく前進し続けるみたいな
精神面での強さとか慈悲深さとか、そういうもんが引き出されてるような印象なんですよね。
あと、楽曲全体における「緊張」と「弛緩」の行き来がとにかく凄まじい。
たった3分ちょいの間で「激動」を強く印象づけるかのような怒涛の展開を繰り広げてるし、
スリリングで重苦しいハードエッジなパートと、神秘性やミステリアスさを漂わせた静寂パートによるこのコントラストがなんとも壮絶で鳥肌モノ。
川谷絵音っぽく言えば「魅力がすごいよ」ってやつだなこりゃ(雑)。

 

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