アルバム感想『NEW CHAPTER #2:THE TRUTH OF LOVE』/ 東方神起


『NEW CHAPTER #2:THE TRUTH OF LOVE』/ 東方神起
2018.12.26
★★★★★★★★★★

01.Truth ★★★★★★★★★★
02.Sooner Than Later (feat.The Quiett) ★★★★★★★★★★
03.Jelly Love ★★★★★★★★★☆
04.Morning Sun ★★★★★★★★★☆
05.City Lights (feat.TAEYONG) ★★★★★★★★★★
06.Beautiful Stranger ★★★★★★★★☆☆
07.Circle ★★★★★★★★☆☆

 

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 韓国におけるオリジナル作品としては約9ヵ月ぶりとなるアルバム。ただし、『RISE AS GOD』同様、”正規第○集” というカウントではなく、デビュー15周年記念のスペシャルアルバムという括りをしているようです。

 

 今回も音数控えめにサウンドが構築されていますが、楽曲の方向性は単純に前作の延長や続編という感じではなく、これまでにはなかったアダルティな魅力をスマートかつスタイリッシュに打ち出してきています。それにより、トラックもボーカルワークもまたまた凄いことになってます。特に後者は、単なるスキルアップとも未開拓の境地に踏み込んだともちょっと違う 微細なアプローチの変化によって これまでにありそうでなかった新たな魅力を発揮しています。

 

 そんな魅力を初っ端から堂々とお披露目しちゃってます。リード曲である『Truth』は、ジャジーなテイストを含有したスタイリッシュなファンクナンバー。最たる聴きどころはなんといっても二人が雅やかに振る舞う シルキーなファルセットでしょ。これがなかなかセクシーなんですが、ひとえにセクシーといっても、エロティックだとか官能的とか謳うのも違うし、いわゆる男のワイルドな色気と呼称するのも違う、上品で柔らかな感触を有したジェントルマンなセクシーさを漂わせていて、男っぽくないけど男じゃないと出し得ないこの微妙なラインを確信犯的に醸成しているのがほんとに凄い。なかなか出せるもんじゃないでしょ、このセクシーさは。

 


 ボーカル面では『Truth』がベストですけど、楽曲の面白さとしては『Sooner Than Later』に軍配が上がります。トレンドとレトロが交錯し、メロウさもファンキーさも呑み込んだR&B/HIP-HOPトラックは、醸し出されるミステリアスさも相乗して くそカッコよすぎる。The Quiettのラップや二人のボーカルも滑らかなグルーヴを織り成してして良きかな。

 

 そして、今回も各自のソロ曲が設けられています。

 『City Lights』はユンホのソロ楽曲で、ここではラッパーとして、東方神起と同じ事務所に所属するNCTのテヨンがフィーチャーされています。スモーキーなアーバントラックとユンホのファルセットが溶け合うように絡むこの甘い響きに思わず酩酊。テヨンによる とっぽい感じのラップがこれまた良いっすな。ムーディーな音空間をいい感じに引っ掻き回していて。

 

 一方『Beautiful Stranger』がチャンミンのソロ楽曲でして、彼自身が作詞を手掛けています。光を目指して暗闇の中いばらの道を裸足で一歩一歩あゆんでいるかのような画が浮かんでくるスローバラードで、痛みを伴いながらもなお それに屈しない美しさと力強さを滲ませた歌唱が絶品であります。

 

 それ以外にも、感情の高ぶりを表すフェイクが木霊する密室的なR&B/HIP-HOP『Jelly Love』、眩く開放的ながら どこか芳醇な香りも漂うコンテンポラリーなポップス『Morning Sun』、ピースフルな雄大バラード『Circle』と、やはりどの曲も革新的ではないけど明らかに今までと様相が異なるインテリジェンスな風格を纏っています。

 

 前作とはまた違った凄みを見せつけてきたアルバムです。それでいて単なるスペックのひけらかしではなく、ちゃんと娯楽性を装備しているのがまた素晴らしいっすな。

 

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