アルバム感想『WANDS』/ WANDS

WANDS
『WANDS』/ WANDS
1992.6.17
★★★★★★★★☆☆

01. ふりむいて抱きしめて ★★★★★★★★★★
02. Cloudy Sky ★★★★★★★★★★
03. 寂しさは秋の色 ★★★★★★☆☆☆☆
04. もう自分しか愛せない ★★★★★★★★★★
05. Good Sensation ★★★★★★★★☆☆
06. この夢だけを… ★★★★★★★★☆☆

 

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 WANDSの1stアルバムにして 第一期WANDSがリリースした唯一のアルバム。

 

 当時キーボードの大島康祐が実権を握っていたこともあってか、全体的にロックテイストよりもブラックミュージック的な色合いのほうが強め。「90’sロック。未来形。」なんて触れ込みがあったんですけど、音触り的には当時のトレンドをピンポイントで押さえているような感じなので「タイムリー」といったほうが正確かも。なので今聴くとものっそく古臭く聴こえてしまいます。まあロックとブラックミュージックを混合させたり、J-POP畑で安室ちゃんやSMAPよりも幾分か早くブラックミュージックをポップに昇華したものを提示したという意味では J-POP的に未来形というのもあながち間違いではないですけどね。

 

 WANDSなりに解釈されたニュージャックスウィングサウンドにケバい恋模様リリックを乗せた 覇気のあるダンサブルなナンバー『ふりむいて抱きしめて』、今となっては時代錯誤なシンセと シャカリキで鋭いビートという大島成分がぎっしり詰まった シングル耐性バツグンのアップナンバー『もう自分しか愛せない』、そんな大島サウンドに柴崎のハードかつエモーショナルなギターサウンドが加勢するザッツ90’sなアップナンバー『Cloudy Sky』、ゴツゴツした重厚ニュージャックスウィングナンバー『Good Sensation』と、アップナンバーに関してはいずれも「洗練」や「先鋭」とは無縁ながら後のWANDSよりも癖のあるサウンドを展開していて面白い。これがミニアルバム一枚こっきりで終わってしまったのはちょっと惜しいなあ。

 

 逆に『寂しさは秋の色』はビーイング王道のバラードって感じの仕上がりで可もなく不可もなくな印象。おまけにアルバムの中でも相当浮いちゃってて ありゃまあ。しかし、当時の上杉の年齢が(本人曰く「光GENJIよりも若い!」)19歳であることを考えると ちょっとスゴいなこの歌詞は。後の『このまま君だけを奪い去りたい』然り『愛を語るより口づけをかわそう』然り、なんでこんな職業作家みたいな歌詞がこうもポンポンと書けんねんと。

 

 『この夢だけを…』も同じくバラードですけど、こちらではアンビエント的なアプローチを試みていたり 緩急のついた展開を魅せていたりと、なかなか面白味のある仕上がりに。

 

 

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