アルバム感想『DAHLIA』/ X JAPAN

DAHLIA
『DAHLIA』/ X JAPAN
1996.11.4
★★★★★★★★★★

01. DAHLIA ★★★★★★★★★★
02. SCARS ★★★★★★★★★☆
03. Longing ~跡切れたmelody~ ★★★★★★★☆☆☆
04. Rusty Nail ★★★★★★★★★★
05. White Poem Ⅰ ★★★★★★★★★★
06. CRUCIFY MY LOVE ★★★★★★★★★★
07. Tears ★★★★★★★★★★
08. WRIGGLE ★★★★★★★★☆☆
09. DRAIN ★★★★★★★★★☆
10. Forever Love (Acoustic Version) ★★★★★★★★★★

 

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 オリジナルアルバムとしては『Jealousy』以来約5年4ヵ月ぶりのリリースとなった作品。

 

 本意でない(はず)とはいえ、結果的にはシングル曲過多&YOSHIKIバラード過多なラインナップになっちまってます。『BLUE BLOOD』あたりから彼らのことを追っていればガッカリしていたと思いますけど、彼らのことを知ってまだ日が浅かった頃にこのアルバムを聴いたので、私的には「シングル曲過多」も「バラード過多」もさほど問題ではありませんでした。当初は「X=バラードバンド」だと思ってたくらいなんで(本作発売当時は『Forever Love』『CRUCIFY MY LOVE』『SCARS』しか知らなかった)。

 

 そんなバラードバンドというイメージを一時的に決定付けた『CRUCIFY MY LOVE』は感涙モノの一曲。悲壮的なメロディと ピアノ&ストリングスのみの演奏がふつくしすぎて とても切ない名バラードであります。Xのくせに4分半という程よいサイズに収まってるのもいいです。

 

 

 『Tears』もまた佳曲で、全盛期バラード『ENDLESS RAIN』『Say Anything』よりもずっと良い曲なのに、尺(というかアウトロ)が長すぎるのが難点。どう考えても10分もいらんやんかと。いつまで涙流しとんねん早よ止まれそして乾けやって話ですよ。

 

 あと、『Forever Love』。ここではAcoustic Versionが収録されてますが、これが意外と良い。Acousticと謳っているものの実際はストリングスのみをバックにしたアレンジが施されており、これが楽曲の持つ悲壮感を原曲以上に引き立てています。

 

 

 久々にYOSHIKI的様式美が存分に炸裂したドラマティックな大作メロスピ『DAHLIA』、ブリッジにおける「赤い手首を抱きしめて泣いた夜を終わらせて」以降の劇的な展開が華麗すぎて鳥肌モノなメロスピナンバー『Rusty Nail』、美しくも物悲しい旋律と幻想的な音空間に思わず酩酊してしまう半インスト的な『White Poem Ⅰ』はどれも素晴らしい出来。かっこよすぎる。

 

 

 『SCARS』『DRAIN』『WRIGGLE』(インスト)といったHIDE手腕のインダストリアル系ロックナンバーは、これまでのXとはまた違ったカッコよさが。TOSHIのボーカルがデジデジな音に呑まれちゃってる感があって、そこがちょっとな、って思ったりもするけど。ていうか『DRAIN』Bメロの「Dry Out」が何度聴いても「ドライヤー」にしか聴こえん。

 

 ということで、かつて在った過激さは鳴りを潜めてしまいましたけど、個人的にかなり好きな一枚です。アルバムとしてのまとまりというか流れに関していえば、案外これがいちばん良いのではないかと思います。

 

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