アルバム感想『TODAY IS ANOTHER DAY』/ ZARD

TODAY IS ANOTHER DAY
『TODAY IS ANOTHER DAY』/ ZARD
1996.7.8
★★★★★★★★★★

01. マイ フレンド ★★★★★★★★★★
02. 君がいたから ★★★★★★★★☆☆
03. サヨナラは今もこの胸に居ます ★★★★★★★★★☆
04. LOVE ~眠れずに君の横顔ずっと見ていた~ ★★★★★★★★☆☆
05. DAN DAN 心魅かれてく ★★★★★★☆☆☆☆
06. 眠り ★★★★★★★★☆☆
07. 心を開いて ★★★★★★★★★☆
08. 突然 ★★★★★★★☆☆☆
09. 今日も ★★★★★★★★★★
10. Today is another day ★★★★★★★★★☆
11. 愛が見えない ★★★★★★★★★★
12. 見つめていたいね ★★★★★★★★☆☆

 

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 泉水さんセルフプロデュースによる7thアルバム。

 

 シングル曲やカップリング、セルフカバーがやたら多く、まっさらな新曲が僅か3曲のみという、所謂オリアル詐欺をやらかしてしまっているのですが、楽曲自体はこれまで以上に粒揃いで 充実度は過去6作よりも上。純粋に詞曲が良いのはもちろん、青春まさかり的な印象を残す爽やか切ないミドルナンバー『Today is another day』で特に顕著ですが キラキラアレンジがやや控えめになり アーシーなバンド感が加味されたことも少なからず有用しています。つっても楽曲提供しているのは当然ながら漏れなくビーイング在籍の作家ばっかなので、「路線変更」と称するほどの大きな変化は起こってないっす。

 

 あと、本作ならではの特徴としては、「マンネリ化した恋人たち」を題材にした歌詞が多めということ。制作にあたり あらかじめそういったテーマを設けていたのか、単に泉水さんの実生活が投影された結果なのか ぶっちゃけよう分からん。が、例えば本作で数少ない新曲の一つであるマイナーミドル『今日も』は そんな男女の冷めかけた関係を描写した歌詞と楽曲とが上手くマッチしており、それでいてZARDのパブリックイメージを崩さずしっかり堅持している隠れ名曲で、さり気なくではあるものの 一応こんな曲も演れるのよというアピールをしたかったのかな、みたいな。

 

 夕暮れミドルバラード『見つめていたいね』も大まかなテーマはやはり「マンネリ化した恋人たち」。不意に登場する「3Gのキーパー」なるフレーズは、CD付属のライナーノーツを見ないと何のことやらサッパリって感じですが、決して内輪向けの歌詞ではないので、そこはあんま気にしなくていいかなって。

 

 FIELD OF VIEWのカバーである『君がいたから』『DAN DAN 心魅かれてく』『突然』は、ぶっちゃけどれもFOVテイクのほうがいいっす。てか、原曲と違いアコースティックアレンジが施された『君がいたから』はともかく、『DAN DAN 心魅かれてく』『突然』のカバーにわざわざ着手した意味がイマイチよくわからん。アルバム完成のための数合わせなのか、単に泉水さんが歌いたかっただけなのか、いずれにしてもこれらの楽曲は浅岡雄也のボーカルでええがなって思っちゃいます。『DAN DAN 心魅かれてく』とか、歌ってる泉水さんも聴いてる私も酸欠気味でなんか苦しくなっちゃうし。

 

 Barbieのカバーである『LOVE ~眠れずに君の横顔ずっと見ていた~』はいいと思います。なんか楽しげで可愛らしくて。っていうか原曲がどんなんなのか全然知らんから比較とかしようがないですけど。

 

 その他、情熱的でドラマティックでくっそエモい疾走アップ『マイ フレンド』、タイトルからして いじらしさとイタイタしさが表出してしまっている 少女漫画風情のミドルナンバー『サヨナラは今もこの胸に居ます』、泉水さん自身が癒しを求めていたがゆえに制作されたのかと思いたくなる 泉水さん作詞曲の穏やかミドル『眠り』、ZARDっぽさ・ポカリスエット感に満ち満ちた爽快ミドルナンバー『心を開いて』、クールな色気を仄かに纏った爽快な歌謡アップナンバー『愛が見えない』などなど…

 

 曲配置に関しては疑問に思う節がありますけど(中盤~後半あたり)、純粋に楽曲の出来という点ではZARDの全作品の中でも1,2を争うほどのもの。ということで個人的にはかなり好きな作品です。

 

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